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■ サスペンションキット(GPスポーツ:車高調整機能付き) |
純正ダンパーにスプリングとマウントを付けるだけ。料金もリーズナブルで車高も自由自在。おまけに乗り心地は純正と変わらず!ということで、これを付けることにしました。
サスペンション交換というと、アライメントが狂ったり、そうなるとタイヤの偏摩耗やら車体への影響やら、おまけに車高が変わることによる日常の使い勝手低下(コンビニの車止めに近づけない)などなど、考えるときりがなく、なかなか交換に踏み切れなかったんです。
今回は、勉強の意味も込めて、自分で取付にチャレンジしました! |
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取り付けしたのは、このサス。G−MASTERのSUS PLUSというもの。
純正のダンパーにサスを交換、そのついでにマウントを交換し、車高調整機能をつける!
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■取付説明書
簡単そうに見える・・・・・自分で付けようか?
うん、自分で付けてしまえ!
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■リアサスペンション取付説明図
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さらに簡単そうに見える!やるしかない! |
交換作業(フロント) |
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さて、面倒なフロントから・・・・と思ってボンネットを開けてビックリ。セレナはフロントのアッパーマウント部分が見えない!Aピラーの・・・・そう、まさにダッシュボードの下辺りに位置しています。
そのため、ワイパー部分のカバーから取り外すことに。 |
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こういうピンが上の写真の赤丸の位置に見えるので、これを外してプラスチック製カバーを外すのですが、その前にワイパーを取ります。
付け根のカバーを外すと、17mmくらいのネジが出てくるので、それを外す・・・と・・・取れるはずなのに。取れない!
さすが4年近く乗ったクルマです。力ずくで引っ張って外します。(これからの作業工程、ボルト・ナットの類の締め付けの固さに、作業が全て難航します・・・・) |
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すると、雨水が流れる鉄製のカバーにワイパーユニットが付いた物が出てきます。
パワステオイルタンクかな(?)もこれにくっついている(写真左)のでこれも外す。
ネジは全て外すと10個くらいになる。全て10mmのボルトです。
ちなみに、ワイパーユニットの配線、かなり邪魔です。これもピンを欠かないように慎重に・・・慎重に外します。4年の歳月を経たクルマには、それなりの配慮が必要。 |
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こうすることで、フロントのアッパーマウントがやっと見えます!
(赤丸部分)ここのボルト(13mmだったかな?)3カ所を外します。ここは作業工程上は最初に外さない方が良かったです。実は、サスペンション側のマウントに、車体側からボルトを差し込む作りになっています。サスのアッパーマウントにボルトが飛び出しているものだと思っていました。これにはビックリ! |
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やっと現れてくれたサスのマウント部分。最近のクルマ、整備がたいへんそうですね。
ここの赤丸部に見えるセンターのボルト(サスペンションが飛び出さないように付いているマウントを固定している)は、グルグル回ってしまう。理由は、ショックのセンターがそう言う構造だから。
よく考えれば、当たり前。
エアのインパクトドライバーで衝撃を与えながら外しました! |
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じつは、最初に出てこないと行けない部分。
もっとも最初に手を付けた方が良いのがここかもしれません。
○部分のボルト、18mmなんていう中途半端なサイズ。これには閉口。ホームセンターに飛び、プラグ交換用ボックスレンチを購入。工具がなかなかないサイズです。
おまけに、締め付けがものすごく固い!インパクトレンチが悲鳴を上げます。下の四角部分の2カ所は21mmですが、これも半端なく固いです。
下の21mmは、タイヤ交換用レンチに延長棒で何とかしました。
行程的には、○ボルトは緩めるだけで一番最後まで残しておいた方が良いです。そうすることにより、四角部の21mmボルトが抜けやすくなります。
ここのボルト外しだけで、2時間を要してしまった(ボルトをナメないように、注意しながらやったものですから)
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下にジャッキをかいながら(ブレーキなどが脱落しないように)上の写真の四角部分のボルトを外し、アッパーマウント部分のボルトを外し、上の写真の○部分のボルトを、あらかじめ緩めておいてから外す。
慣れればなんてことはない作業で・・・・もう片方は、20分程度で難なく取り外せました。
これでスカッとサスペンションが外れました。
ちなみに、ブレーキホースやABSセンサーのコードは、あらかじめ外しておくのは基本中の基本! |
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さて、外れたサスを分解して、新しいのを付けるんだけど、スプリングコンプレッサーは必需品です。
また、どこに何が付いているのか、よく確認してから外さないと「あれ?こんなもの、どこに付いていたんだ?」と言うことになる。
ここでは、インパクトレンチが大活躍。コンプレッサーは、これがないと作業時間がものすごく長くなります。 |
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これが新しくアッパーマウント部分に付く。
ネジが切ってあり、車高調整はここでするようだ。 |
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サスの下側。
バネが回らないようにこんな感じになってる。ここに付いているゴムクッションが、最初は上に付いていると思って組み付けたら、ダメだこりゃ。で、外して組んで・・・なんていう目にあう。 |
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![](CIMG4793.JPG) |
悩みながらの作業は続く。
何をやるのも初めてばかりで、時間ばかりが過ぎていきます。
運転席側から始めたのですが、試行錯誤の運転席側に比べ、勝手の分かった助手席側の作業の早いこと!
ちなみに、車高は中間位置くらいに決めました。5cmくらいは車高が落ちるかもしれません。 |
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試行錯誤の末、何とか組み付けられた! |
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リアは簡単・・・・・でもなかった! |
![](CIMG4806.JPG) |
この写真は、リアサスペンション付近を後ろ側から撮影している。
すでにマウントとサスは付いている状態の写真だけど、様子は分かるので載せてみました。
赤い矢印部分のダンパーを止めているネジを運転席側、助手席側ともに外すだけで、簡単にバネの離脱が可能です。
・・・・・と書くのは簡単。ここも18mmなんですね。ここも例に漏れず、異様に固いです。ここでボックスを2個、肉割れさせてしまった。
ちなみに、慣れない作業のため、リアのみで3時間を要してしまいました。 |
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![](CIMG4803.JPG) |
![](CIMG4809.JPG) |
これがリアの車高調整をするマウントです。
下側にボルトで止めてくっつけます。 |
そしてバネを入れてダンパーを付ける。
ダンパーを付ける際には、ジャッキが活躍します。
ジャッキでサスユニットを上に上げながら位置調整するんですね。(上の写真参照) |
■あとがき
自分でもできるじゃん!と思って始めたサス交換。結果、出来るには出来たんですが、数年経ったクルマのボルトをナメてかかったのが間違いでした。
ボルトを痛めないように外すのに、あれやこれやの手を使い、それに要した時間がほとんどです。
朝の8時に始めた作業が終了したのは午後5時。お手伝いないしの1人作業です。
勝手が分かったので、今度やるときは半日で出来る気がします(でももう、当分やりたくないデス) |
![](CIMG4819.JPG)
これが、お亡くなりになった18mmボックスレンチです。ボルトの固さに絶えきれず、肉割れしてます。 |
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ロードインプレッション |
さて、装着後に実際に走った感想を。
純正ダンパーに装着することを前提にした製品で、マッチングは申し分ないと感じた。車高が下がった分、ロール量が減り、その影響でコーナリングは若干だが良い方向に改善されている。しかし、乗り心地は全くと言って良いほど、犠牲にされていない。但し、石畳のような路面の場合は、ゴツゴツ感が若干、増している。
問題の車高調整機能は、多分、あまり使うことはないと思うが、リアについては調整が難しい。調整リングとロックリングが、スプリングに巻き付かれており、調整工具でうまく調整できない。
フロントについても、セレナの場合はワイパーユニット&雨樋を外さなければ調整できない。だが、このノーマルの乗り心地を持つサスが、車高調整できるという点がよい。更に、価格もリーズナブルだ。
ワタシの場合は、車高は中程の位置(多分、2cmくらいダウンしている)で固定したが、コンビニの車止めもさほど気にならない。もしヤバかったら、まだ上げることが出来るという余裕が嬉し。
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こちらがローダウン後の写真 |
![](KC381696.jpg)
これはノーマルの時の写真です。 |
![](TS3K0043.jpg) |
ローダウン後も車止めにも問題なく突っ込めます。比較のダイハツタントはノーマル車高。
こっちのほうが、よほどぶつかりそうです。 |
END |