歴代の愛車たち


●サニー

●ファミリア
●コロナGT
●マークU(GX71)
●ビスタ
●アコード
●アコードワゴン(CB9)

●シャリオグランディス
●ムーブ

●ポルテ
●ハイゼットトラック
●オデッセイ(RA9)
●MR2(SW20)

ポルテ:新車
車輌型式:CBA-NNP10−AGSGK(C)
●購入年月 平成17年7月

第1章 購入

 ムーブに飽きたわけではなかったが、さすがに8年も乗ると、いろいろとガタも出てきた。まず、フロアマットがぼろぼろになってきた。特に、リア席足下のケーブル類が通っている所など、子どもが乗り降りで何度も踏むせいか、薄くなってワイヤーが露出しそう。また、ナットの頭もマットが擦れて、露出しているような状態。さらに、外装ではルーフレールの色が落ち、シルバーになってきていた。
 さらに、始動のたび、エアコンONのたびに「カラカラ」と異音が発生。まあ、これは触媒でも取り替えれば直るだろうけど、妻は不安だったらしい。
 子どもも3人になったし、夫婦と子どもで乗るには4人乗りの軽ではきついものもある、と言うわけで、クルマの購入の検討に入った。
 実は、オレがそろそろ走りに振ったクルマが欲しくなってきており、「妻の車をミニバンにして、中古の2シーターを買おうか?」と企んでいたのだ。しかし、それなら妻にオデッセイを乗ってもらえばいいや、と思い、乗ってもらったけど「これじゃ、スーパーの駐車場には行けない」と言う。結局、ミニバンは妻には無理か?と言うことで、最初の候補は「フィット」。
 試乗もしてみたけど、妻のドラポジでは「ダッシュボードが高い」らしくて、沈み込んじゃうのが嫌だという。次に「エアウエイブ」これも基本はフィットだし、値段も高くて候補から外れる。そんな折、また軽だけど「アトレーワゴン」のFMCがあり、行ってみたけどなかなかイイ。しかし、FRのアトレーでは我が家ではちと大変。4WDにすると、結構なお値段となる。しかし、ディスチャージヘッドランプや、イージークロージャーも付くし、装備も良いしで、妻はかなり気に入ってしまった。しかし6人家族の我が家、最後は、4人乗りと言うことで脱落。
 このクルマ、見積もりまで出してもらったお陰で、すっかり購入モードになっていたのだが、オレがお断りを入れたお陰で、妻はすっかり意気消沈していた。

第2章 さて、購入は突然

 意気消沈している妻は、結局ムーヴを車検して、悪いところは直して乗っていこう、と言う気持ちになっていた。しかし、オレばかりクルマを買っていて、妻は9年目になろうとする軽。可愛そうだな〜、という気持ちもあってか、買い物に出かけたついでに、トヨタのお店に寄ってみることにした。
 実は、以前にセガレと2人で行ってみて「ポルテ」に試乗、セガレが電動スライドドアを思いの外、気に入っていたのでまあ、軽い気持ちで妻を連れて行ってみた。
 妻は、実は角張ったクルマが好きで、ポルテのスタイリングは気に入るはずがない。しかし、トヨタのお店にあったのは、昔乗っていた「カローラU」と同じレッドで、割とスタイリングに違和感を抱かなかったのと、セールス氏もポルテオーナーで、子持ちでポルテに乗る便利さの説明を受けてすっかりその気になってしまった。
 しか〜し、いかにしても普通車、軽を乗るつもりもあった俺たちに、その購入価格が希望に合うはずはないと思い、参考までに出してもらった見積もりを見てビックリ、アトレーワゴンを買うのとほとんど価格的には変わらないのである。
 こうなると、一気に現実味を帯びてきて、セールス氏の「明日、伺っていいですか?」の問にも思わずOKサインを出してしまって、しかも次の日、契約となってしまった。
 なにやら、トントン拍子に事が運んでしまって、あれよあれよという間に納車を迎えてしまった。オプションは、メーカーOPがディスチャージヘッドランプ、CDデッキ、ディーラーOPがフードメッキモール、スポーツグリル、リアスポ、クリアテール、ラゲージリッドトレイ、収納ボックスなど。購入価格は、某「月間自家用車」の値引き情報の平均額を遙かに上回っているので、まあ、良しとしましょ。

 その後、純正ホイールキャップはイマイチカッコ悪いので、ヤフオクで物色中に、ist純正のハイグロスアルミの新車外し品を発見、トヨタのアルミだと、純正ナットも買わないとと思ったら、ナット付きとのこと、希望落札価格で落として、現在はトヨタ純正15インチになっています。

 妻を見ていると、このクルマ、運転席側のドアがいらないのではないかと言うほど、助手席側からの乗り降りで用が足りてしまうらしい。車外から、子どもを抱いたままリア席のベビーシートに座らせ、そのまま運転席に異動、降りるときには、傘を差したまま降りられるというおまけ付き。カッコは膨らんだ餅のようにプクッとしていてイマイチだが、その機能性には頭が下がります。
第3章 別れ

このクルマも実に気に入っていたのだが、あることをきっかけに乗るのに抵抗が出来てしまった。それはある日のこと。
妻が買い物のため、路上駐車をしていた。もちろん、路上駐車禁止区域ではないのだが、そこへ傘を差した自転車の主婦が、ポルテのリアに思い切り突っ込んだのだ。ポルテのリアハッチとバンパーは凹み、修理費が相当かかってしまった。
ここまではまぁ、不運な事故と思うが問題はこの後。
この主婦、いきなりキレて怒りだした。路上駐車している方が悪いとか、自分はお金がないとか。そんなことはどうでもいいから、修理代を出す気はないのかと食い下がったが、逆切れされて罵声を浴びせられる始末。挙句にストーカーのように妻の後をつけるような行動にまで出てきた。
妻の顔を覚えているわけではなく、ポルテを目印に付け回す感じがしたため、仕方なくこのクルマを売ることにした。10年乗ったので下取り価格はタダ同然。仕方ないが、取り返しのつかないことになるよりマシなので、泣く泣く手放した。
でも、お陰で付け回されることもなくなったようだ。
どこに災難が潜んでいるのか分からないが、この女借金がかなりあり、常に取り立て屋に追い回されている様子。裁判を起こしても金がとれる見込みもないことから、泣き寝入りとなった。
主要諸元
全長 3990mm 
全幅 1690mm 
全高 1720mm

ホイールベース 2600mm 
車両重量 1090kg

エンジン形式 1.3VVT−i 2NZ−FE
最高出力 64(87)/6000 
最大トルク 121(12.3)/4400

10モード燃費 16.4km/L



●すばらしいところ

 このクルマで最もスゴイのは、室内空間。このボディサイズでこんな芸当が出来るのはこのクルマ以外にはない!
 トヨタの営業が「ハイエースから乗り換えた方もいた」と言っていたが、この乗り降りのしやすさは、本当にスゴイ!国産車ナンバーワンでしょう!
●イマイチなところ

 そして、ちょっと理解の苦しむのがこのAピラーの死角。右コーナーではその行き先が全く見えない。よって、顔を動かしてサイドウインドー越しに見るか、助手席側に顔を倒してフロントウインドゥ越しに見るしかない。
 おそらく女性ドライバーが多いこのクルマのこれは、とても重大な欠点だ。コーナーで前からポルテが来たら、ポルテオーナーにはあなたの車は見えていないはずだ!
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