歴代の愛車たち
●サニー
●ファミリア
●コロナＧＴ
●マークⅡ（ＧＸ７１）
●ビスタ
●アコード
●アコードワゴン（ＣＢ９）
●シャリオグランディス
●ムーブ
●ポルテ
●ハイゼットトラック
●オデッセイ（ＲＡ９）
●ＭＲ２（ＳＷ２０）
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| アコードワゴン（ＣＢ９）：新車 |
| 車輌型式：ホンダオブアメリカ・Ｅ－ＣＢ９ |
●購入年月 平成５年３月
●売買年月 平成１１年３月 |
第１章 購入
前車ＣＡ３型アコードが不調のため、寄ったディーラーで出会ってしまったＵＳワゴン。雑誌で以前より惚れていたこのスタイルがいよいよ自分のものになるかと思うと、気持ちがはやった。新車は２台目であった。セールスマンにも、競合車種がないことを告げる。いよいよ交渉。モデル末期といえどなかなか渋い。今回は、色はボルドーレッド、グレードは２．２ｉ（サンルーフ付きね）と決まっていたので、値引きの額次第であった。総支払総額を決めて、交渉を行った。
前車もホンダ車と言うことで、下取り価格には満足した。値引きが今ひとつ。３０万円より、上乗せされない。最後の駆け引きに出た。「フォグランプ、サービスで」と。
しかし、もうこのクルマが最終の陸揚げ車。これを買わないと、次がないことを知っているセールスマンも、なかなか強気だった。しかし、最後はフォグサービスにしてもらった。しかし、納得のいく値引きではなかった。
ガソリン満タンサービスも、セールスマンに泣かれてこちらが諦めてしまった。
注文書を書いてから、納車まで１ヶ月の予定だったが、５日くらい経ったときに「丁度、１台、回せそうです」といきなりその３日後くらいに納車になった。私ははめられたのだろうか？
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第２章 ＵＳワゴンとともに
納得のいく値引きではなかったものの、クルマは大満足であった。何しろ、雑誌で初めて見て以来、４年越しの恋であった。実車を目の前にしても、震えが止まらなかった。こんなことは初めてである。納車翌日、いつもより２時間も早く目が覚めた。そして、その２時間を、クルマを眺めて過ごした。
早速やったことは、ポリマー加工である。クルマを持ち込んだとき「こんなに塗装の良い車は初めて見ました。大事に乗ってください」と言われた。嘘でも、嬉しかった。内装、外装とも極力、綺麗に保っていた。雨の翌日は、洗車が日課になった。
このクルマは、寝ているリヤゲートのために、荷室はさほど広くなかった。しかし、カーゴネットが標準であるため、４人分の２～３泊分のスキーの荷物程度なら、余裕で飲み込んだ。後席の広さは、前車以下であった。また、リヤサスの出っ張りが大きく、荷室も狭い上に、車内泊には向いていなかった。エンジンは、ホンダ車の通で良く回った。トルクも比較的厚く、重いクルマを良く引っ張ってくれた。但し、燃費に関しては、６～８ｋｍ／ｌ程度であった。
３年を経た頃から、ドレスアップに目覚め、１６インチ（乗り心地も考えて）のＧスクエアブレイクに、タナベのサステックを組み込んだ。コーナーの踏ん張りが増したうえにスタイリッシュになった分、コンビニの車止めにも神経を使う羽目になる。また、ちょっとした段差でも、思い切り神経質にならざるを得なかった。
スタイリッシュさにおいては、ワゴンの王様レガシーをも凌ぐと自負していた。このクルマには、不満はなかった。しかし、このクルマの時に、結婚、２人の子供の出産と、人生における大きな変化を迎えることになった。
子供が産まれると、生活が全く変化する。クルマのなかで寝てしまうし、ちょっと退屈になると、お母さんを呼んでうるさい。その度に、一旦止まって、子供の面倒を見たりしたが、なかなかたいへん。妻の実家の両親＆我が家の家族が１台の車で出掛けることも出来ない。そこで、７人くらい乗れる車が必要になってきた。
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第３章 別れ
１９９９年１２月に、ホンダオデッセイがフルモデルチェンジを迎えるという。今のセールスマンとの関係も良好だ。私の心は、オデッセイのフルモデルチェンジを待つことになっていた。ところが、グランディスも気になっていた。ＧＤＩエンジンが新しい。ＭＭＣＳも、多機能で楽しそう。「一度、見に行こう」と言う気持ちで、三菱ディーラーへ。
ギャラン店では、１７万円の値引きを提示してきた。次に、カープラザ店へ。ここでは、一声で２３万円の値引きだ。マイナーチェンジでツインサンルーフも付けられるようになったし、何より角張ったスタイルが心に残った。シートアレンジも、よく考えられていた。しかし、フロントグリルのデザインが、どうしても気に入らなかった。「あれさえ何とかなれば、買うのに」という気持ちに、いつしか変わっていた。そんなある日、コンビニで１台のグランディスを見かける。ちょっと顔が違う。かっこいい。そのグリルが気になった。後を追いかけ、そのクルマがラリーアートのグリルを装着していることを知る。
早速、ギャラン店に確認。「ラリーアートのグリルは付けて納車できますよね」答は、もちろんＯＫだった。入れ替わりに、カープラザ店からも電話。同じ答だった。この頃から、両社からの電話が頻繁に掛かってくるようになる。そりゃそうだ、２代前のＵＳワゴンのオーナーだもんな。
しかし、アコードにも大きな不満のないままに、買い換えを後押しするものに今ひとつ欠けていた。そこで、購入条件を自分なりに考えた。
「よし、下取り車のアップ込みで、値引き４０万円超えたら買おう」
そこで、最後の賭けに出た。ギャラン店では「その条件では無理ですが、向こう３年間のオイル交換無料と言うことで」と総値引き３６万円を提示してきた。一方、カープラザ店は「その条件では・・・・・」と言いながらも、最後は「ラリーアートグリルをサービスで付けます！」と言ってきた。無料の部品＆下取り車のアップ合計が、４３万円を超えた。
長年連れ添った思い出のＵＳワゴンとの別れが決まったのである。余裕さえあれば、下取りに出さずに取っておきたかった車である。 |
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