歴代の愛車たち


●サニー

●ファミリア
●コロナGT
●マークU(GX71)
●ビスタ
●アコード
●アコードワゴン(CB9)

●シャリオグランディス
●ムーブ

●ポルテ
●ハイゼットトラック
●オデッセイ(RA9)
●MR2(SW20)

コロナ4ドア1600GT(中古車)
車輌型式:E−AT141−TSMQF
●購入年月 昭和61年5月
●売買年月 昭和62年10月

第1章 購入

前車ファミリアが、2ドアで不便を感じているときに、偶然出会ってしまったコロナ。当時は、ツインカムターボ車がやっと市場に出回るなど、国産車ハイパワー戦争の幕切れだった。しかし、私は過給器が好きになれない。本来持っているエンジンのキャパシティにむりやり過給器でガソリンを「押し込む」という雰囲気に違和感があったためである。そのためあくまで「自然吸気派」である。コロナは、レビンなどと比べて大きなボディに1600ccであるので、ずば抜けて速いわけではないが、希少車と言うことでとても惹かれた。また、この型はほとんどがファミリー系であったのも購入意欲をそそられた。
中古車を買うことに、抵抗は全くなかった。雑誌で「事故車の見分け方」を徹底的に研究した成果が出た。なお、希少車(不人気車)と言うことで、購入価格も安かった。

第2章 コロナとともに

さて、中古車センターから家までの100kmの距離が、楽しくて仕方ない。これもひとえに、TWINCAM16のなせる技か。3000rpmまでは、大したことはないが、そこからトップエンドまで、「スカッ」と回るエンジンはそれまで未経験のものであった。
友人たちは、大喜びであった。乗り降りが楽だと(そりゃ、当たり前)よくドライブに行った。このクルマ、見た目は決して速そうでないので、クルマに詳しくない友人に運転させたとき「なんじゃ〜この加速は〜」と、たいへん驚いてくれた。たとえるなら、サラリーマンスタイルのおっさんが、100mを8秒台で走り抜けたような、そんな驚きだったのかもしれない。
従兄弟からKENWOODのフルコンポを格安で譲ってもらい、背面イルミのスピーカーで気分良く走れた。しかし、このクルマも快適装備は一切ない。パワステ、パワーウインドウはないし、(エアコンはさすがに付いていたが)なにより集中ドアロックがないのは4枚ドアとしてたいへん不便であった。また、やはり友人から譲ってもらった純正アルミがワンサイズ太いもので、ハンドルの重さは想像を絶するものであった。風邪をひいて医者に行く際には、ほんとうに辛いものがあった。
しかし、健康体で峠などに行くと、気分良く走れたものだ。エンジン音も室内に適当に入り込むし、FRで素直に曲がるところなど、今でも心に残っている。また、4AGは、燃費性能にも優れていた。当時としては重いボディの4枚を、12〜13km/l走らせるのは立派であった。
しかし、快適装備が・・・・。世間は、白のソアラが人気者である。
第3章 別れ
元々、角張ったスタイリングが好きな私は、この車についてもスタイリングには不満はなかった。ファミリーグレードとはどこか違う雰囲気があり、羊の皮をかぶったオオカミ的要素は、満足していた。しかし、出会いは、偶然(どこかで聞いたフレーズ)。近所の中古車センターに、偶然快適装備の塊を見かける。白のマークU。TWINCAM24である。友人がクレスタTWINCAM24に乗っていたので、素性は知っていたが、彼曰く「遅いで〜」。
今のクルマが走りにかけてはある程度のレベルのため、「遅い」と言う言葉に抵抗があった。しかし「ちょっとだけ」と言う気持ちで見に行ったのが間違い。なんと、5F車ではないか!価格も、このクラスの5Fを買う人はいないのだろう。かなりこなれている。
ATなら遅いけど、MTならいくらか良いのでは、と思い、何より快適装備に心はぐらぐら。
この近所のトヨタ系中古車センターにコロナを引き取ってもらうことにする。22歳の秋であった。

主要諸元
全長 4575mm
全幅 1660mm
全高 1395mm

ホイールベース 2500mm
車両重量 1100kg

10モード燃費 12.6km/L
エンジン形式 4A−GEU(直4DOHC)
最高出力 130/6600 最大トルク 15.2/5200


次の愛車マークUのページへ
TOPページ| セレナ |管理釣り場歴代愛車チャボの部屋がんのう