歴代の愛車たち


●サニー

●ファミリア
●コロナGT
●マークU(GX71)
●ビスタ
●アコード
●アコードワゴン(CB9)

●シャリオグランディス
●ムーブ

●ポルテ
●ハイゼットトラック
●オデッセイ(RA9)
●MR2(SW20)

ファミリア3ドアH/B XGi(新車)
車名・型式 マツダ・E・BD1051
●購入年月 昭和59年2月
●売買年月 昭和61年5月

第1章 購入

さて、サニーカリフォルニアが、好条件で売却でき、しかも中古車と違い、自分でオプションも選べるとあって、憧れであり自分の理想にかなったクルマ購入で、交渉段階からウキウキの状態。オプションもサンルーフ、フロアマット、エアコンなど、決まっていたし、今度こそ本物の「コンポ」を付けることで交渉を開始。カローラUや、パルサーなどを競合させ(といっても、全く買う気なし)交渉に入る。しかし、ファミリア一本で行っていることがばればれで、結局、最後は「貴社以外からは買う気がありませんので、そのつもりで引いてください!」と交渉した。購入条件はよく覚えていないが、160万円は切ったと思う。
このクルマ、パワステのオプションは選べない(XGは選べるのに)し、ドアミラーは電動式でないしで、結局ドアミラー解禁後なのにフエンダーミラー車にし、色も赤ファミリア全盛にあえてシルバーにした。
内装は渋めのブラック&レッドシルバーストライプであった。

第2章 ファミリアとともに

さて、惚れ込んで買った車は、購入後5日目に1000km点検に出す羽目になる。納車日に友人の家に行って、いきなり「慣らし運転だ!」と納車日の深夜、埼玉県内1周をする。
オドメータは納車日にすでに560kmを差していた。新車の臭いも、タバコの臭いに変わり、心なしかクルマもホコリっぽく、初めての新車の感想は「こんなもんか」と言う感じである。このクルマは、がさつなエンジンで、加速時のエンジン音は「うるさい」し、高速道路ではオーディオの音量は確実に大きくしなければならず、乗り心地は固くゴツゴツしており、「男のクルマ」という印象が強かった。しかし、このクルマでスキーに行ったときは、4人分の荷物を飲み込んだのには驚いた。また、サンルーフ付きの有難みを味わいたくて、夏になると海に行った。後席の友人は、リクライニングするリヤシートがとても気に入っていた。夏場に乗るのに、エアコンも有り難かった。前車カリフォルニアは、梅雨時期に窓の曇り防止のために、ヒーターをたいて走ったのだが、それから見ると奇跡とも、天国ともいえる快適さだった。
初めて、アルミとタイヤを購入。60も入れた。「タイヤが薄く見える」ことが、こんなにかっこいいものだと、初めて知った。
しかし、この時期は友人を乗せることが多く、いつも助手席シートを倒して後ろに人を乗せなければならず、友人の910ブルターボが羨ましく思えた。そんな折りに、親戚のおばさんたちを乗せて、150kmのドライブに出掛ける機会があった。「やっぱり、こういうクルマは不便だね〜」とか言われながら走っていたとき、偶然、中古車センターに白の「コロナ」が並んでいるのが見えた。コロナは、私を呼んでいるような気がした。

第3章 別れ

出会いは、偶然。一瞬見たコロナにすっかり心を奪われてしまった。
もともと、「羊の皮をかぶった狼」的なセダンに憧れており、見るからに速そうなクルマより魅力的に見えた。「あんなクルマで走りたい」という気持ちが、次第に強くなっていった。しかし、いかんせん一瞬見ただけ。確かにツインカム系ではあったが、ターボ車か、16バルブ車かも分からない。時間も過ぎるし、「もう、売れたかも」という気持ちで、半分は諦めていた。しかし、天は私に味方した。
もう一度通ったその道で、再びコロナに出会った。今日は、時間にも余裕がある。迷わず試乗した。TWINCAM16だった。その加速にすっかり魅せられた。希少のFRコロナでもある。
ファミリアは、その中古車センターに下取りに出すことになった。下取りの日は、キレイに洗車し、100km離れた中古車センターに自分で届けに行った。中古車センターに置いてくるとき、ファミリアが小さくなって悲しそうにしているように見えた。たった2年でも、機械に対してこんなに愛着が沸くものだと、初めて知った。

主要諸元
全長 3955mm
全幅 1630mm
全高 1375mm

ホイールベース 2365mm
車両重量 830kg

10モード燃費 15.4km/L
エンジン形式 E5型
 4気筒OHC 1490cc

最高出力 95/5800
最大トルク 12.6/4000

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