タイヤ

タイヤはカートのセッティングをする上で最も重要な部分です。
 路面と接する唯一のアイテムですのであたりまえなんですけどね^^

 タイヤのセッティングと言っても空気圧の調整くらいしかできることはないのですが、これが重要なポイントになります。
 一度でもカートに乗られたことがある方ならお分かりかと思いますがスタートしてすぐの、
 温まっていないタイヤはほとんどグリップしません。

 タイヤは走行中の路面との摩擦により発熱してトレッド表面のコンパウンドがある一定の温度になったとき最大限のグリ ップを発揮できるようになっています。

 しかし、ただタイヤを温めればいいのかと言いますと答えはNOです。
 タイヤが一番グリップする時の表面温度の幅(上下幅)は狭く、その温度を超えてしまうと逆に「熱だれ」という状態にな りグリップは低下し始めます。タイヤのオーバーヒートとも言われます。

 レースなどで決まった周回数を走る場合、一番グリップする状態をレースディスタンスにおいて、どのあたりに持っていく かということが重要になります。
 周回数の多いレースほど低めの空気圧でスタートすることになりますね。

 でもこれが、TT(タイムトライアル)の場合は逆になります。
 ピットアウトして次の周回でタイムを出さなくてはならないような場合は、空気圧を高めにして早く発熱させる必要があり ます。

 よく分からないうちは1.0k/cm2で決めて走り込んでみましょう。
 そして、ピットインしたらすぐに4本とも空気圧を測定します。
 4本とも同じように空気圧が揃っていればシャーシのセッティングはまずまずだということになります。

 が、前後や左右で大きく違うようであればセッティングを見直す必要があります。
 空気圧を測定するよりアバウトな方法ですがですが、
 タイヤを手で触ってみて温度の上がり具合をチェックする方法もあります。

 前輪と後輪との温度差、左右の温度差でその後のセッティング材料になります。
 確認するくせをつけましょう。



タイヤ保管時の注意

 タイヤは生ものです。できたて(作りたて)のタイヤと製造から何年も経ったタイヤとでは性能(賞味期限!?) は随分違います。経年変化によりタイヤは油分が抜けてどんどん劣化(硬化)していくということです。
 でもそれを最低限食い止める方法はあります。ラップでタイヤを包んで保管する方法です

 食品用のラップでは強度不足ですので荷物用のストレッチフィルムというものを使います。
 走行後、なるべく早くエアーを抜いてラップを巻きます、保管場所は直射日光を避け
 温度、湿度の上がらないところに保管しましょう。


フレーム タイヤ シート キャブレター 速く走るためには

トップへ
トップへ
戻る
戻る