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『世界一旨い日本酒 熟成と燗で飲る本物の酒』 古川修 著  
 この本は、簡単に言うと、日本酒を本当においしく飲む方法を紹介しています。
 そして、その方法に見合うには、きちんと作られた酒であることが前提とのことで、きちんとした酒造りを行う蔵元や銘柄を紹介しています。

 以下に、簡単にその方法など本の内容を書いてみます。

 おいしく飲む方法ですが、吟醸でも生酒でも常温で保管する。すると、熟成が進みおいしくなるそうです。
 それを、少なくとも常温、できれば燗で飲む。最高においしいそうです。
 ただし、常温で保管しておいしくなるには、しっかりと作られた酒であることが大前提です。
 なお、しっかり作られた酒は、燗冷まし(燗を付けたものが冷めたもの)で飲んでもおいしいそうです。
 ふたを開けて、数ヶ月、数年熟成させる。時がたつと、信じられないくらいおいしくなるそうです。
 香りが高い吟醸酒は、この方法には向かないらしく、こうした酒は熟成に向いておらず、燗をしても味が崩れるそうです。
 吟醸酒でも、香りが少なく、味がしっかりした吟醸酒はいいそうで、しかも純米吟醸がいいそうです。

 では、しっかりした造りとはどういうことかというと、
 ・適切な原料米の選定、原料米の処理
 ・適切な麹造り  ・頑強な酵母を育てる酒母造り
 ・適切なもろみ管理  ・手間隙掛けて日本酒を作ること  以上が、行われていることだそうです。
 次に、しっかりした造りかどうかを見分ける方法ですが、
 ・燗をしてみる   常温よりバランスがよくなるか(おいしいくなるか)をみるそうです。もちろん、おいしくなればしっかりした造りと言える。
 ・燗冷まし   燗冷ましとは、燗したものが冷えることですが、それを飲んでみて、さらに味のバランスがよくなるかをみる。
          もちろん、おいしくなればしっかりした造りと言える。
 ・ふたを開けて1日置き、翌日に飲んでみる。   空気と触れることで、味のりがよくなり、飲みやすくなっていればしっかりした造り。 

 
『カラー版 極上の純米酒ガイド』   上原浩 監修  
 実は、この本にも、『世界一旨い日本酒 ・・・』と同じようなことが書いてあるんです。
 簡単に内容を書きます。
 生産者がしっかりした「純米酒」を造り、それを燗して飲むという日本酒本来のあり方を見直すことが、結果的に日本酒の未来を切り開く。
 と、言うことで、監修者が望ましいと思う純米酒とは
 ・成熟によって、良くなる酒であること。
 ・燗にして映える酒
 で、こちらの本では、まじめに純米酒作りに取り組んでいる蔵元を紹介している。
 このように、「世界一」と同じこと(成熟により良くなる、燗にして飲む、しっかり造る)が書いてあります。
 ※この本では純米酒が良いということですが、「世界一」は純米酒だけに限っていません。