からだの科学の特別号の「人間ドック」、「がん検診」や通常号そして私の体験や他の医学書、理学書などでの勉強したことから記述しています。
間違ってはいないと思いますがより正確なことは医師や日本評論社「からだの科学」などの医学書等で確認してください。このページを始めたのは医師が検査の具体的な目的、方法、その結果の解釈の仕方を詳しく説明しないからです。こちらから聞かなくても説明をきっちりしてほしい。

煙草をなくそう         放射線治療  アメリカの例を見るとがん治療にもっと放射線治療を早い段階から利用するほうがよい場合が多くある。
                                アメリカでは、がん治療において患者が痛みを我慢しなくてはならない理由は何処にも無いとの理念の下、モルヒネが必要量処方されているそうです。不十分な痛み止めで患者が苦しんでいる場合、それは医者の勉強不足によるものであると認識されています。WHOより1986年にこれに関する本が出ています。

Japan Council for Quality Health Care - 財団法人日本医療機能評価機構 このホームページに第三者の評価を受けた認定病院の一覧があります。ただ、アンケートのよりますと、この評価に対する一番の抵抗勢力は医師のようです。認定病院のうち、大阪の八尾総合病院は「からだの科学」に医療事故に対する先進的な取り組みで出ていました。 医療事故調査会ホームページ  Dr. Mori's New Medical World(ホームページ)

人間ドッグやガンなどの検査の種類と方法  徐々に増やしていきたいと思います。2000/11/03開始
臨床検査の基準値については「からだの科学」No211 の p95 からの「臨床検査の基準値」にある考え方を参考にしてください。

骨シンチ

核医学:検査方法と症例集   
 骨シンチは、Tcリン酸化物を静脈注射で体内に入れ、この物質が骨の新生の盛んなところに吸着することを利用しています。骨における腫瘍はほとんど逃さず見つけることができるのですが、骨折などでも吸着が起こるので偽陽性のことも多く、解析で骨がおれる検査だそうです。詳しくは、核医学のホームページで確認してください。核種はTc(人工元素)でこれのガンマ崩壊(半減期約6時間)によるγ線をガンマカメラで撮影します。放射性同位体も使いようで、利益のほうが多い例です。

胃カメラ 胃の内部をカメラで見る方法です。医者と患者の相性で苦しさがものすごく違います。概してタイミングの取り方が悪かったときは苦しいですね。サンプルを取って生検できます。治療も内視鏡でだいぶ行われるようになりました。放射線は浴びませんが、胃の外側は分からないことがあります。 
CT  コンピュータートモグラフィー(断層写真)でX線で体を輪切りにするような感じで照射し、コンピューターで濃淡を解析し、映像化したものです。スパイラルCT(ヘリカルCT)と呼ばれる新しい撮影方法があり、以前の方法より、より小さい腫瘍を見つけることができるようになりました。血管造影剤を併用することもあります。平均的な被爆量がこちらのページにあります。
MRI 核磁気共鳴装置を使用して体の内部を調べる。主に体の中の水素原子に強い磁力をかけ、その様子を読み取ることで調べているので放射線被爆はない。血管造影剤を併用することもあります。セキMRI診断ネット 
超音波(エコー) 超音波の直進性や反射の良さを利用して体の内部を調べる方法です。放射線被爆はありません。大腸鏡みたいなリスクもありません。内臓脂肪が沢山付いていると観察できないそうです。ただ、霜降り程度というか少しだけ脂肪が肝臓についているとき、腫瘍には脂肪がない場合が多いので見つかりやすくなるそうです。主治医がはっきり言いました。放射線被爆はない。腹部エコー、心エコー、乳房検査などがある。
大腸鏡(直腸・S状結腸内視鏡) 胃カメラと同じ仕組みで大腸用の内視鏡を肛門から挿入して大腸などの様子を調べたり、サンプルを取ったり、治療に使われたりする。ただ、胃カメラより高い頻度で腸を突き破ったりすることがある。放射線被爆はない。
気管支鏡  肺の中の気管支に挿入して様子を観察したりするカメラ。検査前の気管の入口の麻酔が胃より強く行われる。末梢のほうは見れない。麻酔が切れるのに時間がかかります。
単純X線撮影 直接撮影と間接撮影がある。間接撮影は、X線の照射によって蛍光板を発光させ光学カメラで撮影する方法である。ただ、画像が小さいことや蛍光粒子が粗いなどの欠点がある。直接撮影は照射されたX線がフィルムの入ったカセットの増感紙を光らせてフィルムを感光させる。どちらもX線が透過してきたところにある体の透過率によって濃淡があり、CTなどでは得られないような情報が写ることもある。平均的な被爆量がこちらのページにあります。
マンモグラフィー 乳がんの検査用(X線使用) 乳房の構成組織は脂肪、乳腺などのいわゆる軟部組織であり、この中に発生した乳腺腫瘍とこれら軟部組織のごくわずかなX線吸収値の差を描出したものである。
X線による胃、腸の透視

バリウム溶液を使い、胃や腸の内表面に薄く一様な膜状にして内部の様子を撮影する。その検査中ほぼだいたいX線を浴び続けることになる。他の臓器との関係や外側の病変が解ることがある。平均的な被爆量がこちらのページにあります。

血管造影(カテーテル使用のもの) 股の部分の動脈よりカテーテル(細い管)を目的の臓器のそば(その臓器に動脈が分岐しているところ)まで入れ、そこから造影剤を目的の臓器に流すことでより鮮明な血管の様子のX線写真を撮る方法、脳の血管造影のとき、動脈硬化の状態によっては脳梗塞を起こす恐れがある。アンギオとも言うそうです。
血圧 水銀血圧計が標準に用いられる。測定前の運動、コーヒー、喫煙を避け、少なくとも5分の安静後、座位で測定する。今日もっとも一般的な高血圧診断基準は1978年のWHO基準であり、高血圧は外来随時血圧で160/95mmHg以上のものを、正常血圧は140mmHg以下のものをいう。中間にあるものを境界域高血圧と呼び、注意を要する。ただ、時代とともに基準が低下してきている。測定場所のよって血圧が高くなる人がいる。このような人は、大抵、病院等のほうが高いので高血圧と間違われることがある。
検尿 中間尿採尿が原則となる。(早朝尿、随意尿とも) 直接試験紙を入れる試験紙法と遠心分離機を使用し、顕微鏡で観察する尿沈渣検査からなる。最近は検査紙の進歩により、試験紙法のみの場合もある。糖尿病、消火器疾患の有無として総合的に行われる。また、尿潜血よりいろいろな疾患が見つけられる。
病理組織診断 がんに侵されているのかどうかということを決定する過程での最終的な判断は、採取した組織の病理組織検査により行われる。組織は各種内視鏡による採取や超音波下やCT下などで細い針を体表から刺して採取するなどの方法がある。
腫瘍マーカー 「腫瘍細胞が作る物質、またはがん患者の体内で増加している物質」と定義できる。但し、早期がんでこれが陽性となることはまれである。従って、正常範囲であってもがんではないといえない。
血液検査 肝・胆道 日本臨床化学会(JSCC)勧告の基準値
GOT 8〜38IU/g GPT 4〜43IU/g  急性肝障害の初期ではGOT>GPT   
γ-GPT 成人男子で60〜70IU/g以下 成人女子で30〜40IU/g以下 , 
GOTやGPTが異常を示す病態ないし疾患(詳しくは医師と相談してください) 
B型肝炎ウイルスおよびC型肝炎ウイルスのマーカー検査もある  
総コレステロール 日本動脈硬化学会のカイドラインで220mg/デシg(LDLーC 140mg/デシg)未満を正常とした。冠動脈疾患を有する場合の基準は厳しくなる。
ALP 92〜280IU/g  
総ビリルビン 0.2〜1.0mg/デシg 
総蛋白 6.5〜8.3g/デシg 
A/G比 1.3〜2.0
腎臓 末梢血液一般 赤血球 430〜570万/デシg(但し喫煙者は多目にでます。慢性的酸素不足の状態ですから)
          白血球 3900〜9800/デシg、
          血小板 12〜34万/デシg
尿素窒素 8〜20mg/デシg
尿酸  3.6〜7.6mg/デシg
総蛋白 6.5〜8.3g/デシg
高血圧 総コレステロール 日本動脈硬化学会のカイドラインで220mg/デシg(LDLーC 140mg/デシg)未満を正常とした。冠動脈疾患を有する場合の基準は厳しくなる。
尿素窒素 8〜20mg/デシg
心臓 末梢血液一般 赤血球 430〜570万/デシg(但し喫煙者は多目にでます。慢性的酸素不足の状態ですから)
          白血球 3900〜9800/デシg、
          血小板 12〜34万/デシg
GOT   8〜38IU/g
総コレステロール 日本動脈硬化学会のカイドラインで220mg/デシg(LDLーC 140mg/デシg)未満を正常とした。冠動脈疾患を有する場合の基準は厳しくなる。
膵臓 アミラーゼ 45〜160IU/g
感染症 末梢血液一般 赤血球 430〜570万/デシg(但し喫煙者は多目にでます。慢性的酸素不足の状態ですから)
          白血球 3900〜9800/デシg、
血小板数    12〜34万/デシg
糖代謝 血糖 空腹時110mg/デシg未満、または随時140mg/デシg未満の場合、には「異常を認めず」と判定。
    空腹時140mg/デシg以上、または随時200mg/デシg以上の場合は、「要治療」とする。
    上の両者の間でもヘモグロビンの検査などをしたり、治療を始めるほうがよい場合が多い。
膠原病 尿酸  3.6〜7.6mg/デシg
総蛋白 6.5〜8.3g/デシg
血液 末梢血液一般 赤血球 430〜570万/デシg(但し喫煙者は多目にでます。慢性的酸素不足の状態ですから)
          白血球 3900〜9800/デシg、
          血小板 12〜34万/デシg
総ビリルビン  0.2〜1.0mg/デシg
内分泌 工事中
高脂血 工事中
その他 工事中
聴力検査 工事中
心電図 工事中
脳機能検査 左のリンクでご覧ください。
工事中

健康に関する日本の非常識 ぼちぼちやっていきます。健康以外もぼちぼちやります。

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