たばこを吸うとCO(一酸化炭素 0.1%で人間は死にます)が血液中のヘモグロビン(酸素を運び赤血球にある)と強く結合(酸素の約200倍の強さ)してしまい、赤血球の酸素運搬量を低下させます。その結果、その人の持っている筋力が十分に発揮できなくなります。脳も軽い酸素不足の状態になり、思考力、記憶力、反射神経の働きなどが低下します。まあ、軽い一酸化炭素中毒の状態になるわけです。そこで人間のからだは心拍数などを増やして酸素をたくさん送ろうとします。心臓や血管に余分な負担をかけることになります。どうなるかは各自調べましょう。(まともな本などの資料で)
心臓が止まるかもしれないということはもしかして癌より恐かったりして。

COは、その場所の気体中の濃度で0.01%で注意濃度であり、0.1%で致死濃度となる。タバコ一服で最高50000PPM(5%)にまで上昇するとのことです。0.1%で理論上赤血球の半分がCOと結合して酸素を運搬できなくなります。酸素解離曲線の特性から見ると酸素を細胞に渡せなくなります。

2004年5月31日
世界禁煙デーによせて
たばこの害について、癌以外をあげてみたいと思います。詳しくは「からだの科学」の最新号の特別企画「最新たばこの医学」(No237)を読んでください。
ニコチンの作用ですが、習慣性を持っていますね。これが切れてくることによってイライラ等が起こるわけです。ですから、吸わなければ起こりません。血管に対する作用ですね。毛細血管等を収縮させる作用があります。その結果、心臓には余計な負担をかけることになります。普通、心臓はその人の握り拳程度の大きさといわれています。生きている限り、休息無しに拍動を続けているわけですね。余計な負担をかけない方が良いですね。
血管収縮は、栄養分の輸送も妨げますね。体の各部に行き渡りにくくなります。老化が早くなる。血管を痛める。動脈硬化を促進する。そのほかもあると思います。
一酸化炭素ですが、これは赤血球のヘモグロビンに酸素を押しのけて結合します。酸素の200倍の結合力があるそうです。たばこの一酸化炭素濃度は、ある本によりますと最大50000ppm(5%)になるそうです。部屋の中での危険濃度はたしか0.1%だったと思います。吸ったときに肺にきた赤血球は酸素ではなく一酸化炭素を運ぶことになります。体の各部で酸欠が起こることになりますね。この代償処置が赤血球数の増加ですが、その程度では補い切れません。その結果、心臓に負担をかけますね。心臓は、何時止まるか判りませんね。癌より、怖かったりして。
常に酸欠等になるので、本来持っている能力が出せなくなります。この損失は大きいと思います。

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