6月分です。ほぼ隔日の追加にします。
煙草をなくし、安全に暮らせる社会を創ろう(表紙に戻る) 諸々の言いたいこと(目次)へ
2011年6月30日 原発事故、B型肝炎訴訟、水俣病、などなどの共通点 2011年6月28日にB型肝炎訴訟で国の謝罪による和解がありましたね。皆が菅内閣でがたがたいうのはこのような訴訟で、判決受け入れや今回のような形の和解が多いからではとも思うのです。このような点では、史上初めての国民に向いている内閣であったのではとも思っています。 この補償総額が2兆円を越えるとか、3兆円以上とかいわれていますね。今回の原発事故の補償や廃炉費用やその他費用は何兆円にもなるとか。水俣病では、原因企業のチッソは「賠償企業」として存続しているだけみたいですね。その他でも、少しの費用とかをケチったため、後で多額の賠償を支払う事例が多数あります。 B型肝炎ウイルスの感染についての知見から、注射器の使い回しのリスクの高さが出てきたわけですね。注射器を使い捨てにする費用ですが、どの程度なのでしょうね。結局は感染リスクを無理矢理低く見積もることで経費が感染による損失より多く見せかけたのでは。今回の和解額から見たら、言ったら悪いですが「端金」程度でしょ。それをケチったために。 薬害エイズもそうでしたね。あれは、血液製剤の在庫処分が引き金だったようです。本当にケチな話ですね。水俣病も。原発では、福島第二原発の建物の配置が変更されたととを受けで、海水を被ったときの対策でもしておけばということかな。防潮堤の過信もあったようですが、海水を被っても、建屋内に海水が浸入していなかったらここまで悪化はしていないですよね。福島第二がそうだったかも。 巨大防潮堤を作ったりするより安上がりです。東京電力の体力なら出来ていたのでは。この件は「安全神話」も絡んでいますが、防水加工工事ならこっそり出来ていたのでは。あの建屋風景の報道を見ているとこう感じます。ですから、浜岡原発でするべきはまず、電源車配置などととに建屋や送電線などの防水加工ではと思います。他の原発も出来るだけ早くですかな。釜石の防潮堤は1200億円以上だったですよね。 なにか、少しの出費をケチって後で巨額の損害を出してしまったというのが共通点のような気がします。
2011年6月28日 後の首相候補が見えない 2011年6月28日には、記者会見や民主党の両院総会等で菅首相の退陣時期についてありましたね。まあ、あのような「政治主導」をおこなうような政党ですから、だれがやってももたつくでしょうね。それを、菅首相の責任とかいっているのはどこのだれかな。それより、民主党が再生する必要があるのではと思っています。 後任候補ですが、前首相や元代表は止めていただきたい。あの1年で国政をかき回すだけという感じを持ってしまいました。ですから、そのグループからというのにも抵抗感を持っています。大体から、先の参議院選挙の敗因理由も世論調査の項目の悪さが出てしまったのではと思います。消費税より、もっと民主党の評価を下げてからの菅首相登場ですからね。 現在の自由民主党は安倍政権の時、参議院選で敗北して、参議院で民主党などが過半数を抑えたときの民主党など(主に民主党)の「官僚ダメ」とかの一点張りの態度などがありましたね。その恨みを晴らすみたいな態度と感じてしまっています。政権担当能力に大いに疑問符がつきます。民主党は連立で国民新党の要求丸呑みみたいに「元官僚」を日本郵政の社長にしました。節操なんてないと感じてしまったのは私だけでしょうか。 ようは、ここ5年ほどですかな、日本から「政策」が消えて「政局」のみになって、さらに、悪い形の「政治主導」という重しまでついたのが「菅政権」かな。いったい、辞任とかいっている国会議員は次の首相として最適な人が今の国会にいると考えているのでしょうね。でも、何人かはさらに震災復興や社会保障改革やその他で国民(特に若い世代)に大きな負担を強いるような無茶をしそうなので、怖いです。
2011年6月26日 日本の世界遺産16件に 2011年6月25日のユネスコ世界遺産委員会で「平泉」(岩手県)を世界文化遺産として登録すると決まりました。平泉については平泉町のホームページ等で調べて見て下さい。よく理解できると思います。 日本にはこれで、自然遺産が4件、文化遺産が12件になりました。自然遺産は国土の広さが数に影響するでしょうね。そして、文化遺産は歴史の長さと文化への愛着というか、古き良きものに対する理解、そして、現在へ、そして、未来への継承の取り組みがあって、認め続けられるのでしょうね。 自然遺産にしても、未来への継承の問題が起こっています。指定で観光客が増加した結果、いろいろな問題が顕在化し、環境破壊が起こりつつあるところもあります。指定を受けるというのは、未来への継承をおこなうということにもなるのですね。 現在の日本では、古き良き部分が忘れ去られ、どうでもよいような古き部分が残ってきているような感じがします。「政局」があって、「政策」がないような国会とかですね。「過去に目を背ける」という伝統も残っているような気がします。これは、国をして、制度として「過去と向き合う」ようにし、「自己を省みる」ということを繰り返す必要があるのですが、国会議員の行動とかを見ていると「省みないでワンパターン行動」、どうにかならないですか。 今回の震災では、前にも書いたように「官僚丸投げ」のほうがよかったのではという事態ですね。自由民主党でも同じではと思います。それで、この円高、どうして誰か教えて。
2011年6月24日 乳幼児の寝不足はどこから 2011年6月22日にinfoseek見つけた共同通信配信の記事に「子どもの寝不足、脳に影響 発達障害研、ラットで証明」というのがありました。詳しくは記事で。簡単に言うと、乳幼児期の寝不足や不規則な睡眠で脳内で作られている物質の分泌リズムが狂うというのです。 ラットの研究で、脳の発達障害が見つかったわけですが、人間でも同様であろうということになります。また、普遍的な物質のようなのでそうでしょうね。 本来、人間は日の出とともに活動を始め、日没とともに休息、睡眠をとっていたのですね。そして、たき火等の火を使うようになっても、庶民の生活には変化はなかったと考えられます。そう、規則正しい生活です。それが、産業革命以降、ランプ、電灯と夜間の照明状態がよくなってきましたね。それにつられて、活動時間が拡大していったわけです。でも、乳幼児は親の生活習慣がその睡眠開始時間や睡眠時間が決まってくることになります。 ということになると、乳幼児の規則正しい生活を考えた生活の出来る親以外の親が育てる場合、この発達障害が起こる可能性があるということですね。 子育て世代の年収だけではなく、勤務時間もしっかり考えて、子どもにとってよいリズムで就労できる環境を国全体として、作り出す必要があるのでは。子どもには,普通の夜の時間感覚が身につく環境が必要であるということです。そのためには、国内の雇用数がどうすれば、増加する可能性が高いかを真剣に考え、実行に移すことが大切だと思います。今までの税制、慣行、貿易協定や産業保護政策などは、雇用の場を海外に移すのを促進しているみたいなものではないかと考えています。
2011年6月22日 長期展望がないと思われる指導者ぞろぞろ 2011年22日のNHKニュースで「普天間基地 移設期限を断念」というのがありました。首相になりながら、日本の国民性や沖縄の事情に考慮した長期展望なしに、「少なくと県外移設」といった前首相がいましたね。この前首相の率いる政党が始めた「政治主導」は国政に停滞感を持たせてしまいました。そして、震災からの復興においても同様だと感じています。早急にする必要のある応急処置にももどかしさを感じたのは私だけでしょうか。 「長期展望なしの政治主導」「不勉強の政治主導」だったのですね。ところで、自由民主党政権下で長期展望を感じられたのは小泉元首相の「構造改革」程度だったかも。それが、次の首相から逆戻りをしている感じ「長期展望なし」と感じての参議院選敗退。同じことが昨年の参議院選でおこったと思っています。民主党にしたのは、多くの国民にとっては「改革期待」ですね。でも、ポーズの「事業仕分け」は派手でも、「政治主導」の中身とかから烙印を押したのだと思うのですが、前首相や前代表派は理解できていないですね。 「長期展望なしの政治主導」「不勉強の政治主導」で、官僚に「待ちの姿勢」を植え付け、政治三役の指示仰ぎでは震災復興も進まないですし、与野党とも政局に熱中していては復興は進まないですよ。 「普天間基地 移設期限を断念」ということで、沖縄にとっては最悪の事態かな。その理由は、今の国会議員の資質では「県外移設」などの他地域を巻き込んだ政策にはついていけないのでは。ようは、「政局」といって、首相選びとかには熱心でも国民の生活に係わる地道な「政策」(反発もある政策も必要)は、出来ないでしょうね。本来、今は不信任案提出より、「不勉強の政治主導」を止めさせ、日本の英知を集めて、復興および開国に取り組むべき時期なのです。なにか、けったいな人物がアドバイザーになっていたりする政権ですから、そのあたりを厳しく監視するのが国会の役目では。 長期展望を持っていた日本の指導者は今まで、どの程度いたのでしょうか。明治維新の時の元勲たちは持っていたと思います。日本を半植民地状態(治外法権、関税自主権なしなど)の状態から植民地状態にならずにロシアに勝てる国にしましたからね。いろいろ後に大きな問題を引きずります。その一つが「展望なき指導者」です。 日本の本質は「合議制」という考え方があります。織田信長は暗殺されたのは,独断専行(独裁)だったからという説です。評定で阿吽の呼吸で評決してきたのを否定したからとね。そして、仲間内のムラ社会の論理から逃れられない指導者ばかりになったのかもしれないですね。
2011年6月20日 よかったですね、蓮舫さん。スパコン1位。 2011年6月20日に発表されたスパコンの計算速度世界ランキングであのスパコンが1位になったというのです。『09年11月の事業仕分けで理研や文科省が、蓮舫行政刷新相に「2位じゃダメなんでしょうか」と問い詰められたことでも知られる。』スパコンがです。たまたまの端境期であった可能性があるのです。でも、取り敢えずはよかったですね。 スパコンは、おまけで計算速度世界ランキングが発表されています。これは、あくまでもおまけだと思うのです。それに各国が熱中しているように見えるのは、スパコンの高速計算によるシミュレーションによる解析などの科学技術分野への波及効果の高さによるのですね。まあ、スパコンの技術の向上にもなりますね。 このことで見られるのは、今回の原発事故でも見られた「科学音痴」ですかなん。「はやぶさ」は華やかでしたね。あのような事例は科学技術では少ないのですね。そのことが理解できるかどうかが、その国の科学技術の基礎を造れるかどうかに掛かってくることになると思うのです。 ところが、科学技術関係研究費に対する冷遇、大学関係では、基礎的な教育に係わる経費までは削られようとしているのです。業績が出ないのは、「研究費がない」というのが現実のという研究者の増加をどうするのでしょうね。これは、日本の研究費の総額の少なさと配分の悪さという問題点かな。 今回は1位になりましたが、これに安住して開発費をケチると世界から取り残される危険性が高いというのを蓮舫さん、わかっていただけるでしょうか。非常に心配です。重点項目だけの研究ではジリ貧ですね。あのGFP(蛍光タンパク質、ノーベル賞対象研究)はオワンクラゲの発光研究という実用的価値がほとんどないと見なされた研究から見いだされたのですね。
2011年6月18日 リスクがわかっていない方を放射線リスク管理アドバイザーに 2011年6月15日にYahooで見つけた14日JーCASTニュース配信の記事に『「福島原発のリスクを軽視している」 「安全説」山下教授に解任要求署名』というのがありました。詳しくはサイトで。 その中に放射線量と細胞損傷のリスクについてで、この山下氏は『「1回、100ミリシーベルト浴びると、例えば細胞に傷が100個できます。1ミリシーベルト受けると細胞に傷が1個できます。100個の傷にはときどきエラーが起きますが、1個の傷は体がすぐ治します。遺伝子は傷がついても治るという生物学的な生命現象が大前提としてあるので、僕は、微量の被曝には過敏になるな、と言っているんです」と主張。』したというのです。 これは、DNA損傷とその修復についてお解りではないと思いました。確かに放射線量が多いほどDNAの損傷部位は多くなりますね。ただ、これは確率論であり、もっと平均より多くの部位が損傷を受ける方もいれば、少ない方もいます。ただ、線量が多くなっていくと確率が上がっていくので個人差が見えなくなるのですね。修復できない損傷も増加します。普通の住民の方を対象としている今回の線量では、個人差が大きく出てくると思うのです。さらに、それは誰かは発病してわかるものです。 そして、1ミリシーベルトはその度合いがこれ以下と大きく違わないだろうということで許容になっているだけですね。医療関係の放射線使用は「利益とリスク」のバランスの上でおこなわれています。ですから、放射線による胃部検診の年齢制限があるのですね。まあ、内視鏡もそれぞれの部位によって放射線とは違うリスクがいくらかあります。このことを無視しているとしかいいようがないですね。私はあの胸部レントゲン写真1枚で何十億人か何百億人か何千億人に一人ぐらい、肺がんになっている可能性があるのではと疑っていますが、でも、この程度の危険率では検出しようがないですね。 『「原発の放射性物質によってがんにかかりうるといっても、がんは日本人の3人に1人がかかる病気だ。確率論的に誰にでも起こりうる病気なのに、『放射線のせいでがんにかかる』と心配して生活を台無しにしても仕方がない」とも述べている。』というのです。なら、山下さん、原子炉に突っ込んで行って下さい。どうせ、がんになるのですからね。全く関係のない話を持ってきて、放射線の危険性を否定しようとしているみたいですが、逆にとられてしまってます。国際的基準は過去のいろいろなデータをもとに普通の生活状態と発癌率などがそれほど違わないようなところで許容の最大限を決めているのではと思います。 実際、人間の免疫機構は自然放射線を浴びているときの方が放射線なしよりよく働いているという研究成果もあります。但し、自然放射線ですよ。世界各地の自然放射線のレベルがどの程度か参考にしましょう。日本の主要都市については新聞に出ています。
2011年6月16日 思考停止 2011年6月14日の毎日新聞のサイトに『原子力政策:「集団的思考停止」原子力安全専門家認める』というのがでていました。詳しくは毎日新聞でね。 この記事では「原子力政策」でという感じですね。でも、日本ではこの「思考停止」はそこら中で起こっているような気がします。それも、専門家といわれる人たちであったり、行政の偉いさんであったり、議員さんたちであった理ですね。 地方議会の例で昔の話になりますが、関西国際空港をどこにつくるかという問題で、国は「神戸沖」とかを考えていたようです。ところで、当時は「騒音公害」に注目されすぎ、「空港=騒音公害」の意識に囚われ、どの程度の距離とか、風向きとかどは考慮されない雰囲気が神戸市議会とかにあったと思われます。全会一致の設置反対決議ですよ。これも、「思考停止」ですね。 ですから、関西国際空港の完成後、実際の騒音状況がわかったためでしょうか、「空港欲しい」と神戸空港をつくって関西国際空港の足を引っ張り続けてますね。 農業についてですが、開国反対派が非常に多いと思われます。ところが、この状況で「農産物輸入制限」をしているにも係わらず、日本の農業が「惨敗」の状況で一部元気な農家や農業集団が海外に打って出ているだけですね。これは、「保護」という一見さわりのよい政策で「思考停止」が起こって、構造改革がされていないことが原因でしょうね。この「保護」という名目で国内の元気な農家などが国内での規模拡大や販路拡大などをしようとすることも足を引っ張っていますよ。 原子力については「絶対安全」ということを求めたということが「思考停止」の要因になったのでしょうね。要するに建設時に「絶対安全」ということは追加の安全策をおこなうということは「絶対安全」ではないということになると最初と矛盾するわけですね。そして、事故が続かない期間が長くなってくるに従って、原子力関係者の大多数がいつの間にか「絶対安全」を信じ込んで「思考停止」に陥ったためでしょうね。 今回は例を少し挙げただけですが、「思考停止」または「集団的思考停止」は頻繁に且つ継続的に起こっているのではと思います。教育現場でもですね。あの学力テストの平均点とかの公開を求めるのも「思考停止」状態と思われます。いつくかの公開例から考えて「学校力」ではなく「親の経済力」の方が平均点に大きな影響を与えていると指摘されているのですよ。それでも、公開を求めるということが何を意味するかを考えてない。ようは「思考停止」だからでしょうね。
2011年6月14日 歴史は繰り返す 2011年になっても、そして、東日本大震災が起こっても日本の政治情勢の動きを決めているのは「政局」という政権奪取闘争につきるように思われるのです。 ようは「主導権争い」ですね。一見、太平洋戦争の時は挙国一致でまとまっていたように見えて、その実、勢力争いが続いていましたね。陸軍と海軍の。そして、本土決戦という無謀な政策を推し進めようとしていました。それを打破したのが昭和天皇でしたね。天皇に憲法違反までさせたのは時の政権でした。 小泉元首相の元で「政策」がある程度実行されようとしました。それを逆戻ししたのは他ならぬ「自由民主党」でした。そして、民主党が政権の座につきましたが、現実無視のマニフェスト至上主義や無知による混乱を引き起こし、鳩山前首相退陣後は「政局」にどの政党も固執しているように感じられるようになりました。 小泉元首相の後の首相が1年ほどでころころと変わっていく様相は太平洋戦争突入前夜の様相と似ているとか。このように考えると日本は「滅亡前夜」なのでしょうか。ただ、当時と違うのは「戦争状態」では無いことですね。それ以外の「情報遮断に基づく政治」はよく似ているように思われます。それが、あの「内閣不信任案」提出かな。 菅首相の震災対応がよいとはいえないですが、「民主党方式の政治主導」ではあれが限界なのでは。鳩山前首相や元幹事長では、もっともたもたとしてしまっていた可能性が高いですし、過去の先輩のしてきたことを棚上げ状態にしている自由民主党も原発では適切な対策が出来なかったでしょうね。原発以外も官僚丸投げでしょうから、もう少しマシですかな。ただ、原発は東電、政府、党の合作ですから対応に遅れがさらに出ていた可能性の方が高いですかな。 これは、過去の歴史から教訓を引き出し、現在、そして未来に活用しようとする体質が全くといっていいほど見られないのが今の国会議員の大多数という感じがします。過去に対して目を閉ざす者は未来に対しても目を閉ざすことになります。現在の状況がこの未来にも目を閉ざしている状況そのものではないでしょうか。
2011年6月12日 5月31日は「世界禁煙デー」その16 「煙草の害まとめ」 「煙草の害」についてのニュースネタが出なければ「世界禁煙デー」については今回で一旦終わりにします。 「煙草の害」で認識不足になりやすい原因に大人に対しての猛烈な急性毒性がないことが上げられるのではと思います。 ニコチン依存症には簡単になってしまうようですね。それで、喫煙初期の感じ(私自身は分かりません。吸ったことががないので。)悪いらしいですね。でも、依存症になってしまって止められないというのが多くの喫煙者の辿る道のようですね。 例えば、ふぐ毒、少しぴりぴりする方が・・・とかいう人もいますが、肝臓や卵巣は食べませんね。命が惜しいからです。 幼児などは吸い殻を飲み込むだけで死ぬことがあります。大人も飲み込んでみればと思うのですが、皆さんしませんね。煙だけにしていますね。害が緩慢なのでその変化に気がつかないだけでしょう。 だから、禁煙教育というのが必要であり、大切であるということになるのです。 そして、子供は大人を見て育ちます。最近は「学校敷地内禁煙」のところが増えてきました。教師の喫煙、特に煙草の害を教えている教師の喫煙ほど悪影響なものは他にはないのではと思います。それが、学校で子供の目の前で吸えなくなったということは良いことだと思います。そして、敷地内禁煙が守られている学校では確実に生徒の喫煙が減少しているということです。私の知っている範囲では減少です。 煙草の害は慢性的なものが多いようですが、その結果、重大なこと(死に至る場合も)にあるということを認識させ、喫煙は「ニコチン依存症」という病気であることを的確に理解させる教育というのが今後とも継続的にされる必要があると思います。 2010年6月20日にinfoseekで見つけた(J−CAST)の記事ですね。『娘の85%「お父さんタバコ吸わないで」 ファイザー調査』というのがありました。「喫煙者である父親を持つ娘の85.7%が、父親にタバコを吸ってほしくないと答えた。」というのです。 『また「父親にタバコを吸ってほしくない」と回答した娘のうち、「お父さんがタバコを吸って体を悪くしてしまうことが心配」との理由が64.6%でトップとなった。』ということです。自分のお肌へのダメージ、健康もありますが父親の健康を考えての希望と思われます。世の喫煙している父親方、禁煙に挑戦しましょう。
2011年6月10日 5月31日は「世界禁煙デー」その15 「肺ガンなど」 結構早くからいわれていた害「癌」についてです。 喫煙によるがんの部位別の死亡におよぼす寄与率、咽頭がんで65%ぐらい、肺がんで75%ぐらい、喉頭がんで95%ぐらい、口腔がんで60%ぐらい、食道がんで半分ぐらい、膀胱がんで30%ぐらい、肝臓がんも30%ぐらい、すい臓がんも30%ぐらい、胃がんで25%ぐらい、脳腫瘍も25%ぐらい、直腸がんで15%ぐらいです。 「からだの科学」No183 たばこの医学 より いろいろな癌がありますね。ほぼ全身といってもいいぐらいの種類の癌ですね。実際の寄与率はもっと高い可能性があります。 他の要因もあると増幅されて寄与率が向上するでしょうね。せめて自身で発ガン性物質を発生させたり、取り込んだりするのを喫煙者は止めた方が良いと思いますがいかがなものでしょう。 非喫煙者にとっては迷惑至極で癌や昨日のバージャー病、COPDなどにもとばっちりでなる可能性があるわけですね。 癌になって手術で摘出できても肺ガンなら肺はその分減りますよ。喫煙者は呼吸機能が喫煙によって低下しているのですから、運動制限などになりやすいですね。発見が遅れればあの世行きの可能性が高いですね。 初期の癌は痛みやその他の自覚症状はないですよ。だから、手遅れになりやすいですから気をつけてくださいね。よって、「煙草はすわない」が一番ですね
2011年6月8日 5月31日は「世界禁煙デー」その14 喫煙とお酒の関係、飲酒量によって負の相乗効果 2009年6月13日に気がついた5月30日の記事に「喫煙とお酒毎日2合以上、肺がんリスク一段と 厚労省研究班」というのがありました。 これは4万6000人相手に14年間にわたって追跡調査した報告なので信頼性は十分にあると考えます。 「喫煙者と非喫煙者に分け、飲酒と肺がんリスクとの関係」の調査で、喫煙者の場合は「飲酒量が1日に2合以上の2グループは、「時々飲む」グループと比べて肺がんになるリスクが1.7倍だった。」というものです。 喫煙者に酒飲みが多いですね。それも、大酒飲みが。ということで、肺がんリスクをより高めているということです。 たばこは、1本目から害が蓄積されていきます。タールによって肺の呼吸機能の低下、遺伝子の傷害など。ニコチンによる血管系へのダメージ、一酸化炭素による害とかキリがないですね。特に呼吸機能低下は戻しようがないです。 酒も1日に日本酒換算で200ミリリットルぐらいがよろしいようです。それより増加すると害の方が大きくなり、大酒飲みでは「命を削るかんな水」とかよくいったものですね。 その負の効果が相乗的に出てくるということが調べたらわかったということです。 もっと、詳しく調べると肺がん以外にも沢山出てくると思います。
2011年6月6日 5月31日は「世界禁煙デー」その13 糖尿病の原因の相互関係についての一考察 2009年春号の「からだの科学」は、今回「糖尿病のすべて」でした。そのなかで2型糖尿病の原因についてのところで、原因がいくつか挙げられていましたが、「食事」についてと「喫煙」に注目しました。 「食事」ですげど、疫学的な研究成果も踏まえてか、今までになくはっきりと「動物性脂肪」を取り上げていました。このことについては以前から私も取り上げてきていたので、また、取り上げさせていただきます。日本では、ここ40年ほどの間、総カロリーは徐々に減少しながら炭水化物の摂取割合の減少も起こっているが、動物性脂肪の摂取割合が増加しています。脂肪摂取の増加に比例するように感じで糖尿病が増加しているというのです。日本人が欧米に長期滞在したり、移民等で定住したりすると糖尿病の発症率が2倍になるというのも頷けることになります。 「喫煙」については、短く「糖尿病の危険因子」であるとありました。ところで、「喫煙」は歯周病の危険因子の代表ですね。その歯周病と糖尿病の関係について2009年4月5日の日本経済新聞健康面に「万病の元 歯周病 糖尿病とも密接」と見出しででていました。詳しくはどちらもそれぞれの紙面でね。 糖尿病の合併症と歯周病の合併症が結構重なっているのです。糖尿病が悪化すると歯周病が悪化しやすくなり、歯周病が悪化すると糖尿病が悪化しやすくなるというのです。その上「喫煙」でもしていれば、足の引っ張り合いが凄いですよ。 糖尿病は放置すれば、重大な合併症を引き起こして命に関わります。歯周病も。喫煙は喫煙で害がありますね。 ですから、「禁煙」「バランスのよい食事」「カロリーの過剰摂取をしない」「運動の励行」「歯磨き励行」等で糖尿病や歯周病にできるだけならないようにしましょう。
2011年6月4日 5月31日は「世界禁煙デー」その12 「バージャー病」 見苦しいですね。元代表や前首相が出てくるようでは日本は借金地獄になりそうです。どう考えても適任者が見当たらないというのが今の現状でしょうね。 聞き慣れない病名ですね。動脈の病気だそうです。 詳しくは「血液が行かずに最悪は腐った手足の切断手術! 喫煙男性要注意!"バージャー病"」をご覧ください。具体的症状や原因などが掲載されています。 この病気の進行を止めるのはCOPDと同様に禁煙しかないというのです。 そして、受動喫煙でも進行してしまうというのです。ということは、普通の人においても受動喫煙は動脈も痛めるということですね。 COPDは比較的中高年に多かったのですが、こちらは20〜40歳ぐらいに多いというのです。そして、男女比は10:1で男性優位です。 動脈硬化による他の病気との大きな違いです。 まあ、喫煙すると喫煙し始めた時からいろいろな害を自ら受け、周りにも害を与えているということです。ガン以外にもいろいろな害があることを理解して禁煙しましょう。非喫煙の方はそのまま無煙生活を続けましょう。
2011年6月2日 5月31日は「世界禁煙デー」その11 「動脈硬化」 政局はまだまだ安定していない感じですね。太平洋戦争中の亡霊を見ている思いがします。不信任案可決なら「解散」しましょうよ。でも、マシな政党がない。 このシリーズでも少し触れていますね。 「タバコ病あれこれ第3回:動脈硬化」に説明があります。 心筋梗塞、狭心症などの虚血性心臓病、脳血管障害の発症は動脈硬化が関係しており、死亡率も高いですね。 癌も恐ろしいですが、こちらのほうは何時重大事態になるか予測ができませんね。そう考えると、癌より怖いかも。 助かっても脳への血流の具合によっては体に障害を残すことが多いですね。 ニコチンと一酸化炭素で作用の仕方が違うようですね。共同で動脈硬化を促進しています。ニコチンは低ニコチンの品目に変えれば少なくなるかもしれませんが一日あたりの総量を同程度になるように喫煙すれば、結局ニコチンは減らずに、一酸化炭素は本数比例で増加します。タールについてもですね。 この動脈硬化への作用は受動喫煙でも起こると報告されています。一酸化炭素は部屋に充満しますからね。 さらに糖尿病でも患っておれば、動脈のダメージが大きいですね。網膜症や腎症などにもさらになりやすくなりというのです。禁煙することですね。成人の失明原因のトップは糖尿病性網膜症だそうです。人工透析もね。こちらは死亡率が他の原因より高いですよ。