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諸々も言いたいこと
   
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5月分です。ほぼ隔日の追加にします。

煙草をなくし、安全に暮らせる社会を創ろう(表紙に戻る)    諸々の言いたいこと(目次)へ

2008年5月30日
5月31日は「世界禁煙デー」その9「動脈硬化」

明日が「世界禁煙デー」です。このシリーズはあとしばらくは続けさせていただきます。
このシリーズでも少し触れていますね。
タバコ病あれこれ第3回:動脈硬化」に説明があります。
心筋梗塞、狭心症などの虚血性心臓病、脳血管障害の発症は動脈硬化が関係しており、死亡率も高いですね。
癌も恐ろしいですが、こちらのほうは何時重大事態になるか予測ができませんね。そう考えると、癌より怖いかも。
助かっても脳への血流の具合によっては体に障害を残すことが多いですね。
ニコチンと一酸化炭素で作用の仕方が違うようですね。共同で動脈硬化を促進しています。ニコチンは低ニコチンの品目に変えれば少なくなるかもしれませんが一日あたりの総量を同程度になるように喫煙すれば、結局ニコチンは減らずに、一酸化炭素は本数比例で増加します。タールについてもですね。
この動脈硬化への作用は受動喫煙でも起こると報告されています。一酸化炭素は部屋に充満しますからね。
さらに糖尿病でも患っておれば、動脈のダメージが大きいですね。網膜症や腎症などにもさらになりやすくなりというのです。禁煙することですね。成人の失明原因のトップは糖尿病性網膜症だそうです。人工透析もね。こちらは死亡率が他の原因より高いですよ。

2008年5月28日
5月31日は「世界禁煙デー」その8「慢性閉塞性呼吸器疾患(COPD)」

先日の「肺年齢」と重なるかとは思いますが、本日は「慢性閉塞性呼吸器疾患」についてです。 まず喫煙した肺とそうでない肺」を比べてみてください。これは肺ガンのときの写真です。喫煙者でもそれほどひどくはない写真のようですね。どこかで、もっと黒くなった写真もありました。
主にタールで汚れたのではと思います。肺胞にタールがベットリとついてしまっているのです。タールだけを取り出すことはできません。 結局、酸素と二酸化炭素の交換を妨げることになるのです。吸い始めたときから起こるのです。そして、逆戻りすることなく、悪化のするだけです。
禁煙するなら、早くすることをお勧めします。味覚みたいには回復しないので。禁煙すると非喫煙者と同年配なら呼吸機能の差は大体そのぐらいで進行するのですが、喫煙を続けると非喫煙者に比べたら急速に呼吸機能が低下して多くの場合、「COPD(慢性閉塞性呼吸器疾患)」になる。もしくはその予備軍に入ってしまいます。 COPDについてのホームページをご覧ください。このホームページによると約530万人の患者がいると推定されています。死者数も毎年伸びています。 予防は「煙草を吸わない」です。喫煙者は慢性閉塞性呼吸器疾患になるのを遅らせるのは「禁煙」が一番、というか禁煙しかないようです。
酸素ボンベを持ち運ぶようなことにならないためにも禁煙しましょう。非喫煙者はそのまま非喫煙で過ごしましょう。

2008年5月26日
5月31日は「世界禁煙デー」その7 「喫煙と脱毛」

今回は「脱毛」にします。 喫煙とどう関係があるのでしょうか。遺伝的に脱毛しやすい人もいるようですね。 そうでない人ではどうでしょうか。 あるホームページによると「血行や栄養障害によって脱毛がおこる」とありました。そうだろうと思います。
喫煙をするとニコチンで血管が収縮しますね。そうすると栄養の運搬量が減少したり、一酸化炭素とあわせて酸素の供給も減少することになります。 「毛髪まめ知識」というホームページにも同様のことが述べられています。そして、「禁煙」しましょうとあります。「喫煙は百害あって一利なし」とも書かれていました。

2008年5月24日
5月31日は「世界禁煙デー」その6「喫煙と肺年齢」

昨年に続いての「世界禁煙デー」シリーズ。本日は「喫煙と肺年齢」ということで。
この頃、脳年齢とか体内年齢とかお肌の年齢とかよく言われていますね。
肺年齢という考え方を日本呼吸器学会が提唱しているというのです。日本呼吸器学会のサイトで「肺年齢」または「呼吸の日 記念フォーラム2008」で検索してみてください。
これは、呼吸機能から見た肺の状況を健康な人の年齢と身長、肺活量から「あるべき年齢」を算出したのと比べてみて、どの年齢ぐらいかを推計したのものです。
喫煙によって、肺年齢は確実に高齢者側へ近づきます。肺は気体以外は取り込むことはできても排出ができないですから、たばこの煙に含まれるタールやその他多数の物質が肺に貯まっていくことになります。その結果、目詰まりを起こして呼吸機能が低下していくわけです。
喫煙では、ニコチンなど血液に吸収されやすい物質によって血管も痛めつけられています。ですから、血管年齢も非喫煙者より高齢側の年齢になってきます。その結果が動脈硬化に繋がり、心筋梗塞や脳梗塞などの多発に。脳血管性認知症へと進んでいきます。
喫煙は、肺年齢だけではなく、体内のあらゆる年齢を実際より高齢側にする効果を持っているわけですね。
反射神経も鈍るとかもね。
肺機能の低下によって起こる病気の一つのCOPDについては何回か後で書きたいと思います。

2008年5月22日
5月31日は「世界禁煙デー」その5「どうして喫煙者が禁煙に失敗することが多いのか。」

2008年5月19日に毎日新聞のサイトで「喫煙者:7割がニコチン依存症…4割自覚なし ネット調査」という見出しの記事が出ていました。
これは製薬会社のファイザーがおこなったアンケートです。
アンケート対象のうち「世界保健機関(WHO)の疾病分類などを基に作成した診断テストでは、6656人(71%)がニコチン依存症に該当。」というのです。
ところが、ニコチン依存症と自覚があるのがそのうちの6割程度、医療機関での相談に至っては6%程度というのです。
薬物中毒の自覚がないのですから、禁煙に挑戦しても失敗する人が多いのも頷ける結果ですね。
ニコチン中毒がどのようなものなのか、どういう害があるのかを知ろうともしていない人が多いようですね。その結果が血管系疾患の多発になったりして、脳血管性認知症になっていく人が多いようですね。
養老孟司氏の「バカの壁」にあった情報の拒絶による場合も多いでしょう。この情報の拒絶は喫煙以外でもよく見られます。そして、都合のよい解釈(間違った解釈)を繰り返していくのでしょうね。
学校で「保健体育」という科目で「たばこの害」を教えながら、喫煙している教師はこの典型でしょうか。また、医療関係者の喫煙もね。
学校で物理を教えながら、自動車に乗ったときにシートベルトをしない教師もある意味、同類ですね。「情報の遮断」という意味でね。

2008年5月20日
5月31日は「世界禁煙デー」その4「喫煙とお肌」

今日で4回目になります。本日は「喫煙とお肌」でいこうかなと思います。
一昨年、発表された研究です。研究を行ったのは、ロンドンにある「男・王・聖ト−マス医科大学」アンソニ−・ヤング博士らの研究チ−ムで、「肌が老けるのは、喫煙によって、皮膚のコラ−ゲンを破壊するたんぱく質が増えるからだという。」
もともとは、紫外線と皮膚のコラーゲンを破壊する酵素「MMP−1」の量の関係を調べていたそうです。紫外線を受け続けるとこの酵素の量が増えることを見つけるとともに「喫煙」でも著しく増加することに気がついたというのです。
この酵素が増加するとコラーゲンが分解されるためにお肌が荒れて老化が早くなるというのです。その度合いは結構高いというのです。
この酵素、お肌以外のところでも活躍しているようですね。喫煙をするというのは体の各所でこの酵素を活性化させ、大事な繊維性タンパク質のコラーゲンを分解してくれるようですね。
人間の体は繊維性タンパク質がないとバラバラになってしまうと思います。コラーゲンを大切にするために「禁煙」を。まだ喫煙していない方は、そのまま、煙草には手を出さない方が非常に良いと思います。

2008年5月18日
使用中自動車台数も減少へ

5月16日の日本経済新聞トップ記事で「自動車保有、初の減少・3カ月連続前年割れに」というのがありました。
すみません。「世界禁煙デー」での「たばこの害」は今回、休ませていただきます。
日本での自動車販売台数は、もうだいぶん前から「減少」が続いています。最盛期は年間700万台販売されていたのが、400万台ぐらいまで落ち込んでいるのですね。
使用中の自動車が減らなかったのは、「使用年数」の増加でなんとか「一応増加」だったのですね。
それが、遂に「3ヶ月連続」で前年割れとなったということです。販売台数は減少しているのですから、これからは時たま「増加」があるかもしれませんが「減少」が普通になるのではと考えます。
この一番大きな要因は「少子化」による若者の減少、高齢者や若者の自動車離れですね。少子化対策を適当に扱ってきたツケですね。この人口減少と高齢化社会を経営者や官僚は選んだわけですね。
ですから、このツケは経営者と官僚に払ってもらいたいですね。
で、自動車の台数減と走行距離の減少が同時に起こってきているのですから、道路計画の見直しは当然ですね。道路整備は「生活道路」の改善優先にするべきです。この「生活道路」には当然、農山村の集落から中心部に通じる道路、村役場などから中核都市に通じる道路は含まれるでしょうね。
ただ、物量についてや長距離の移動は鉄道かな。でも、新幹線は?ですよ。高速道路と新幹線ができて中心部が空洞化した県庁所在地もあったようですから。
現在の少子高齢化と人口の都市集中、公共交通機関利用率の増加がみられますので、需要予想はよほど新興産業とかを興さない限り、現在より減少でしょうか。よくて、同程度でしょうね。

2008年5月16日
5月31日は「世界禁煙デー」その3「一酸化炭素による害」

3回目は一酸化炭素についてします。
ニコチンは、ニコチン含有量の少ない製品に変更することでいくらかは減らせる可能性があります。でも、大抵の場合、一日のニコチン量を維持しようとして喫煙本数を増やしてしまっているのが現状のようですね。
喫煙本数にほぼ正比例で増加するのが一酸化炭素です。これは「紙巻き煙草」である限り本数比例です。
一酸化炭素の危険濃度は0.1%です。注意濃度が0,01%ですね。この頃、ネットで知り合って集団自殺というのが時々ありますね。自殺するために「練炭火鉢」を車に持ち込んでいる例がありまた。目的は一酸化炭素発生です。
昔の都市ガスでよくガス中毒を起こしていましたが、原因物質は一酸化炭素です。今の都市ガスは多くの会社で「天然ガス(メタンガス)」ですので昔みたいには死ねませんよ。地方では、まだ、一酸化炭素ガスを使用しているガス会社がありますね。天然ガスへの転換を進めています。それは、中毒事故が起こりやすいからです。ガス湯沸かし器や燃焼型暖房機でも換気が不十分ですと一酸化炭素が発生しやすく、死亡事故が時々起こっています。
煙草を吸うとこの一酸化炭素を吸うことになるのです。それも本数比例でね。
一酸化炭素は赤血球中のヘモグロビン(酸素を結合して運搬します。)に酸素の200倍以上の強さで結合します。一酸化炭素中毒の治療は確か「高圧酸素」だったと思います。普通の状態ではなかなか分離してくれないのです。
ですから、血液の酸素運搬量が減少することになります。喫煙すると息切れなどが多くなる理由の一つですね。心臓に負担をかけることになります。それでも、非喫煙者より酸素運搬量が少ないことになるのです。
赤血球数を数えると喫煙者は多めになることがあると思いますが、代償的であって健康的ではないのです。全身の細胞が常に酸欠に近い状態に置かれるのが喫煙であるということになります。
心筋梗塞などで死なないためにも、体の持つ能力をフルに発揮させるためにも「禁煙」されることを、まだ、吸ったことない方は吸わないことをお勧めします。喫煙は病気です。嗜好ではありません。

2008年5月14日
5月31日は「世界禁煙デー」その2「味覚や嗅覚に対する影響」など

今年も禁煙デーが近づいてきましたので昨年同様「タバコの害」についてしばらく続けたいと思います。
今日はその2回目です。
5月24日のニュースによりますと「ニコチンパッチの保険適応」が認められたというこよです。
タバコ以外の形でニコチンを吸収すれば、煙草を吸わなくても済むということで禁煙治療に使われています。これからでも「喫煙はニコチン中毒」であって、味覚や香りは関係ないということかな。まあ、煙草を吸えば、味覚や嗅覚がマヒします。
そういうことで、喫煙を始めると「味覚」が鈍ります。濃い味を好むようになるようです。素材の味が感じられないのでしょうね。禁煙すればしばらくするともとのように味覚を感じることができるということです。
ですから、喫煙者が禁煙すると食事が美味しくなり、食材の持つ味わいが判るようになるのです。それで、つい食べ過ぎて太るということになる場合が多いようです。でも、「喫煙の害」より低リスクです。
周りの人への悪影響として、煙草の煙により味覚と嗅覚の低下というのがあります。喫煙者だけの問題ではないのです。ですから、レストランなど飲食店は禁煙か適正な分煙を実施する必要があるのでが、対策をおこたっているところが多くありますね。アイルランドやノルウェーなどでは居酒屋まで禁煙だというのにね。
副流煙による害はこのほかにもあります。でも、本日はここまでにしておきます。

2008年5月12日
5月31日は「世界禁煙デー」その1「ニコチン」

今年も禁煙デーが近づいてきましたので昨年同様「タバコの害」についてしばらく続けたいと思います。
まずは「ニコチン」についてです。
あるホームページによりますと、
たばこの三悪、ニコチン、タール、一酸化炭素を見るとニコチンについて次のようになりました。
「ニコチンは青酸に匹敵する毒性を持ち、極めて短時間に吸収されます。」、また、「ニコチンには、中枢神経興奮・抑制作用や、血管収縮、心拍数増加などを引き起こす作用などがあり、現在では依存性薬物と認められています。」もありました。
依存性薬物であるから禁煙が辛いのです。
血管収縮作用がありますね。ニコチンの場合は全身で起こるのでしょうね。そうすると、脳への血流も減少することに、でも、減少すると困るところへは心臓を酷使して維持しようとするようですね。
心臓に負担がかかり、心筋梗塞などの引き金になるというのです。これは吸い始めたとたん始まり、吸い続けている限り心臓への負担の増加は続くのですね。
そのほか、血管に対しての影響は収縮だけではないそうです。特に動脈硬化などがあるとさらに体に良くないですね。というか、動脈硬化を促進してくれます。脳血管障害も起こりやすくなりますね。「寝たきり」や「脳血管性認知症」が身近な病気になりやすくなりますね。
精神面での作用についてはいろいろあるので控えておきますが、「ニコチンなし」の状態で問題は一切起こらないですね。

2008年5月10日
赤字再建団体の親玉。国の債務残高:849兆円

5月9日に財務省が「国債や借入金などを合算した07年度末時点の国の債務残高(借金)が前年度末比14兆8610億円(1.78%)増の849兆2396億円に達し、過去最高を更新した。」と発表したというのです。
これは、赤字再建団体に指定された夕張市の対人口比率より悪いですね。
この元凶は「土建主体の公共事業」。長年続けてきたため、業種転換できなくなった建設業者しか地域に残っていない公共団体が多いようです。
どうしてでしょうか。農業対策でも基本は「農業土木」です。例えば、ほとんど使われなかった「農道空港」とか「スーパー林道」とかね。地方公共団体や農家に「借金」だけが残りました。
文教行政でも「箱物」をよく作りましたね。「建築」ですな。
道路も特定財源があるからと、大盤振る舞いで必要なところをうまいこと避けていたような気もします。地方公共団体は自主財源を使わずに公共事業ができるとして、活用した結果、地方債の山ができました。
治水治山もね。小さな政府を指向していた小泉内閣(構造改革はよかったですが、首相の精神構造には疑問がありました。)の時、景気が回復しつつあったのに、構造改革の停滞による景気停滞にサブプライローンの影響を受けて税収減にですからね。
景気の停滞感がさらに強まるとことでしょうから、またぞろ、「公共事業」の大合唱が起こるでしょうね。そして、さらなる借金の山。
それと、今の政治の方向は、「活力を殺ぐ」方向のように感じます。
国立大学法人の研究力でも、「兵糧なし」でという大学が多数出てきています。鼻から研究ができないのですね。それをもって、成果がないから運営費交付金を減額するというのです。
研究というのは「人数」がいろいろな大学である程度必要なのです。13大学だけではなくもっと沢山必要なのです。100人でするより1000人の方が良いのです。あのアメリカですら、京都大学霊長類研究所のようなお金にならない施設が霊長類関係だけで5つほどあるというのです。
お金の使い方が間違っているから有効に活用されない、予測の水増しをしたり、正確なデータがあっても先入観で解釈するから間違った判断をしたりして無駄遣いしているから「借金」が増え続けているのでしょうね。

2008年5月8日
なぜ、修正しないのだ、民主党。道路整備財源特例法改正案、参院で否決へ

5月7日に朝日新聞のサイトで「道路整備財源特例法改正案、参院で否決へ」の見出しの記事を見つけました。
先日も書きましたが、民主党は「否決」の方針のようですね。ところが、憲法の規定をそのまま読むと「再可決」では修正は無理なようですね。修正するとその時点で「再可決」ではなくなるからでしょうね。
となると、再可決させるということは10年間特定財源とするということですね。インド洋での海上自衛隊の給油活動を再開するため新テロ対策特別措置法案みたいな短期時限立法ではないのです。その点が民主党はわかってないのですね。
暫定税率では、失効による税収減。それによる地方公共団体の反発ですね。それが特定財源とする法案でも反発が出ることを恐れたのか。税収不足で工事ができなくなるということで反発がありましたね。でも、こちらの法案は税率の問題とは違って、税収不足はでないですよ。各部署の取り合いになるだけですから。首長のリーダーシップで乗り越えられるはずです。
だから、4月早々に修正に動けばよいものを「審議拒否」などで空費してしまった。おかげで、10年間特定財源で続きそうです。道路族の思うつぼに填った民主党という感じがします。
日本もこれまでなのでしょうか。前回は戦争で、今回は土建でつぶれそうです。

2008年5月6日
道路特定財源の一般財源化

5月12日に昨年度に提出された法案がそのまま、再可決される見込みですね。
この法案は10年間特定財源とするということです。福田総理大臣が明言した来年度からの一般財源化とは明らかに矛盾するわけです。
ここで、この法案を再可決させるとあの無駄遣いが延々と続いて本当に必要な道路にも予算が回らなくなる恐れは高いですね。巨大事業で「利用予測」を水増しまでして強行しています。それは「財源を使い切る」というのと「建設実績確保」のためですかな。
要するに、昔の「水争い」の域の発想ですね。国全体とかを考えたことが上層部に行くほどなくなるのでしょう。その結果、支出は減らないのに税収のみ減少という状況ですね。規制を残した結果でしょうか。
で、不思議なのは民主党がどうして福田総理大臣が来年度から一般財源化を言ったときに4月になっても乗らなかったのか。今の衆議院の状況では再可決でお終いという感じであるのにです。
衆議院総選挙がおこなわれない限り、民主党は「再可決」によって主張が葬り去られますね。再可決されることを期待しているのかもしれないですね。一般財源化と言いながら本心はわからないですね。あれから、1ヶ月以上の期間があったのにです。このままでは、10年固定の可能性が高いです。
もっとも、衆議院総選挙で自由民主党に投票日して人の多くは「構造改革」が継続されると期待していたはずです。
イギリスは、構造改革を断行して復活しました。日本は構造改革を尻すぼみにして、内向きになって自滅なのでしょうか。

2008年5月4日
憲法記念日で思うこと

5月3日は憲法記念日ですね。護憲派というか、第9条維持派はどうして大日本帝国憲法が改定せざるおえなくなったかについて考えているようですね。
ところが、改憲派、特に第9条を改定したいという方々で「どうして大日本帝国憲法が改定せざるおえなくなったかについて」まともに考えている方はどの程度いるのかという疑問が常にあります。
「また、来た道」を繰り返しかねないのですね。「内向き」がモロにでていますからね。「孤立」です。どういうことで孤立化していっているのか理解できていないのですね。
まあ、これは多くの国民もこの傾向が強いですね。とすると、為政者が外国との関係も含めた施策をする必要があるのに「内向き」というのが日本の現状です。
同じように第2次世界大戦で負けたドイツとは対照的ですね。かたや、ヨーロッパの盟主、かたや、アジアで孤立感を深めつつある日本。この違いを乗り越える必要がありますね。真の開国を。

2008年5月2日
学びの形態、どのような方法がよいのでしょうか

5月2日に朝日新聞のサイトで『机はコの字、チョークなし教壇なし 進む「教室革命」』という記事を見つけました。
いろいろな意見があると思うのですが、この記事で紹介されている方法もその一つであると思います。
原理は、『佐藤学・東大教授(教育学)らが提唱する「学びの共同体」と呼ばれる取り組み』にあるというのです。「教え合い」とでもいうか、「競争原理主義者」が見たら気絶するかも。でも、広がっているところを見るとあの全国学力テストで結構よい成果を上げているのでしょう。実際、そうなると思います。
『千葉県八千代市立阿蘇中学校は昨年1月から、全学級で机をコの字形にした。多くの教科で1時間に1度は3〜4人組のグループ学習が入る。生徒同士の表情がよく見え、言葉も交わしやすい。教壇も無くした。教務主任の唐沢正美先生(51)は最初、おしゃべりが心配だった。ところが、今は「自信のない子も意見が出しやすいようだ。分からないところを聞き合う雰囲気が自然にできている」と感じている。』と取り入れた成果がありました。
本来、人間は「学ぶ」意欲を持っているのですね。それを順位付け等では一部を除いて失わさせているのが現状のようです。「競争」では、本来の学習の楽しさというのが抜けてしまうのです。それを補うのに「進路」を派手に持ち出しているのでは。
そうしないとすぐに「楽な」方向に向かってしまう現状があります。その点に気がついていない大人が多数いますね。
「順位至上主義」に付きもののこと、それは、犬には悪いですが「負け犬根性」ですね。一旦、順位がつくと次からは戦う前から諦めている。それも、完全な不戦敗ですね。後追いも仕掛けようとはしない状況が多いのでは。もう、勉強しても関係ないとばかりにね。勉強の意味が完全に失われているのです。
フィンランドはうまく乗り越え、イギリスは「競争原理」導入による学力低下を受けて「底上げ」に向かっているのです。日本の今の風潮は、イギリスの失敗した「競争原理至上主義」に向かおうとしている感じがします。
豊かになってくると、多くの国で「競争」では勉強しなくなるというのが普通のようです。