4月分です。ほぼ隔日の追加にします。
煙草をなくし、安全に暮らせる社会を創ろう(表紙に戻る) 諸々の言いたいこと(目次)へ
2008年4月30日 安全に対してというか、常識がないのでしょうか 4月28日に兵庫県の私立高校で「アーチェリーの矢、高1の頭に10cm刺さる」という事故が起こりましたね。それ以前にも、東京の方でしたか、砲丸投げ?ハンマー投げ?どっちだったか、グランドにいた他の生徒に当たるという事故が起きてました。 ただ、今回は部室で手入れ中ということなのですが、「人がいる方に向かって引かない(セットして持たない)」という原則が守られていなかったのでは。壁に向かっていれば事故は起こらなかった。矢の危険性を十分理解していなかったのでしょうね。 もう一つが「一橋大18歳新入生、寮で飲酒後死亡 急性中毒か」という記事です。こちらの急性アルコール中毒事故は時々、起こっていました。またか、という感じです。でも、医学部の新歓コンパであらかじめ医師に「新入生に酒を大量に飲ますのでもしもの時は・・・」と言って、医師から厳重注意されていた医学科生もいたいうことですから、俗に言う「文系」だからね。それでも、死なせてよいといういいわけにはなりません。 どれも、もう少し、安全についての意識があれば、防げていたと思われることです。 どうも、急性であったりして、重大な結果にすぐ繋がることに対してはそのことが起これば、皆用心するようです。 しかし、慢性であったり、要因が多数あって特定しにくいものには注意を払わない人が多すぎますね。それに、薬物中毒症状が加わると、全くその危険性を顧みなくなる人が多数います。 それは、喫煙であり、ある程度以上のお酒であったり、偏食であったり、といろいろあります。その中で世界中で「脱たばこ」の行動が起こっているのに先進国の中では見本は動きが鈍いですね。 これも、今回の事故の遠因と関係があるのでは。安全や健康に対する基本的態度の欠如ですね。
2008年4月28日 健康に及ぼす習慣の影響 4月27日の日本経済新聞「Sunday NIKKEI」の健康面に生活習慣と健康に関わる記事が2つありました。 一つは「食生活のリズムは 体内時計に合わせて」というもの、もう一つは「健康情報を読み解く」の「単純な習慣の善し悪し 寿命を大きく左右」というものです。 「食生活のリズムは 体内時計に合わせて」は、人間の体内時計と食事との関係ですね。太りたいのなら午後10時以降に食事するとか、朝抜きで夕食にまとめ食いするとかですね。 この頃、朝抜きが増えているようですね。そうしておいて「ダイエット」、健康的にやせれるわけはないですね。朝食をしっかり食べましょう。 体内時計の中枢は脳ですが、どうも細胞はすべて時計をもって活動していると考えた方がよいようです。 立命館小学校副校長の陰山英男氏が強調されていること「早寝・早起き・朝ご飯」というのは本来の人間のあるべき姿なのですね。それが、子供を元気にし、さらには学力を向上させる原動力になっているのでしょう。 これも、生活習慣そのものですね。 「健康情報を読み解く」の「単純な習慣の善し悪し 寿命を大きく左右」というのです。 「単純な習慣」として、喫煙の有無、飲酒量、歩行運動、体格があげられていました。喫煙の有無は、吸わないか吸うかだけです。アルコールは一定量で区別してます。日本酒なら一合以下かどうか。歩行は一時間以上かどうか。体格はやせでもなく太りすぎでのないかどうか。痩せ過ぎも不可です。 すべてが悪い人の死亡率を100とすると、4つともよい方の人は25になるというのです。悪い習慣をもつと死亡率で4倍になるということです。 これらは、日常的な習慣ですね。 健康には、日々の心掛けが大切であるという例ですね。
2008年4月26日 「また、来た道」?2回目の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト) 4月22日に2回目の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が実施されました。 結論を先にいうとテスト結果の利用のされ方が問題をはらんでいる。もともとの文部科学省の利用方法だけならよいのだが、以前の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)と同様のことにしか執着していない面々が「順位」を声高に叫びだしていますね。 イギリスでは、大々的に競争原理を導入した教育改革を実施しました。結果は、一部上位層をのぞく大多数の学力低下に見舞われたようです。そして、底辺校や低学力児童生徒に対する対策を実施する羽目に。 アメリカもパッとしないですね。 フィンランドは、日本的競争原理とは無縁のようです。 現在の学力低下の大部分は「勉強の軽視」です。その典型例の一つが「試験に出ることだけを覚える」というものです。 活用できる知識というものは、生活体験を基礎に幅広い学習のもとに形成されます。そして、記憶も長続きしやすいです。それに対して、脈絡もなく単純に丸暗記したことは非常に忘れやすく活用もできないですね。 にもかかわらず、「順位」のみ気にしている。「井の中の蛙」状態であることに気がついていない。 前回の学力テストで西日本のどこかの県で、学校平均が90%を超えたところがあったとか。でも、その世代でそこから優秀な人材が多く出たわけでもなさそうです。 高校では、生徒の進路希望を無視するような指導をおこなったり、悪くいえば「だましたり」しているところもあるようです。昨年、発覚した私立大学のセンター利用試験の受験料を高校が負担した例が罪がないほうかもと思います。どうせ、大学側も辞退を見込んでいますからね。
2008年4月24日 吉野屋向けアメリカ産牛肉に特定危険部位 4月24日に各報道機関で報道されていましたね。 多くの小売業では、特定危険部位付きを出荷した工場やその会社からの分の販売停止ですね。 この反応はこれでもよいとは思うのですが、BSE検査を実施させるように向かわせる方がよいのでは。 まあ、全頭検査をすれば、月齢関係なく日本は輸入するでしょうに。どうして、全頭検査をしないのか。ヨーロッパを含めて、全頭検査をすれば、日本より多い割合でBSE牛が見つかる可能性があるからでしょうね。 BSE研究の第一人者の「全頭検査で防ぐ、BSE」とかの論文が日経サイエンスにでていました。 アメリカがBSE検査を拒否し続けるのは、日本向けというより「国内向け」ではないかと思うのです。 アメリカがBSE感染防止へ飼料規制を強化するというのが24日夕刻に朝日新聞のサイトに出ていました。『米食品医薬品局(FDA)は23日、牛海綿状脳症(BSE)の防止策を強化するため、新たな飼料規制を来年4月から導入すると発表した。BSEの原因物質が蓄積しやすい「特定危険部位」が含まれる飼料の使用を、すべての動物向けで禁じる。ペットフードも使用禁止対象に含める。』という記事です。 現状では対策が不十分ということでしょうね。それで、全頭検査をしたら・・・となると危惧しているから、全頭検査をしないのでしょう。 これらを踏まえて、牛肉を食べましょうね。
2008年4月22日 映画「靖国」の公開近づく 4月21日に朝日新聞のサイトで『映画「靖国」公開、5月3日から渋谷で 各地も続々と』という見出しの記事がありました。 この映画、ガチャガチャ言っていた勢力は上映中止に追い込みたかったのかもしれませんね。試写会を見たにもかかわらず、内容も確認せずに近い感じで。 養老孟司氏が「バカの壁」で言われていたこと、「知っているという思い込み」とか「信条に反する」とかで、情報を拒絶してしまって、取り入れて考えてみようということができなくなっているのでしょうね。 太平洋戦争に突入していったときの軍部や官僚、右翼などが仲間内の言葉だけを聞くことができ、ほかの情報を黙殺して危うく天皇制を潰しかけましたね。そのときと同じような感じかな。 中国のチベットのことをいえた義理かなとも思います。ある考えだけを押しつけようとするところは、北朝鮮と同様ですね。 ところが、図らずも社会問題化して、逆に注目が集まって上映ということに。それも、はじめより多くの映画館でということになりそうですね。 なにか、今の日本は「内向き」思考が強くなっているように感じられます。エネルギーや食糧などの自給率を考えると「外向き」でないとだめだと思います。 企業買収でも過剰反応がよくありますね。それも、「内向き」思考のなせる技でしょうか。 外部からの視点に立って物事を考えることも大切であると考えます。
2008年4月20日 「ニコチン依存症」治療に飲み薬登場、効果はありで、保険適応 4月20日に朝日新聞のサイトで『「ニコチン依存症」治療に飲み薬 効果の反面、副作用も』という見出しの記事を見つけました。 ニコチンパッチと違って吸い続けながら徐々に喫煙本数を減らしていけるとかいうらしいです。禁煙成功率も高いのですが、費用は少し高めです。でも、喫煙を続けたときの数ヶ月分のたばこ代で元は取れます。 20本300円のたばこを日に一箱吸うと、1ヶ月で9000円。一年で108000円ですね。2ヶ月ほどで治療代を回収できるということです。 『飲み薬タイプの新薬「チャンピックス」(一般名バレニクリン)』という名前です。もうすぐ販売が始まるということです。日本禁煙学会で調べることができます。 喫煙者はニコチンによって喫煙が習慣化され、からだがならされているのですね。その状態を追い求める薬物中毒であるということをわかりながらもやめられない人も多いようです。 その一つが「害はがん」だけという思い込みでしょうね。医者でもいるのですね。 実際は多種多様な害があるのですが、ニコチンの作用によって「見て見ぬふり」になっているのが喫煙者かな。 喫煙では、1本目から着実に肺機能を低下させます。これは、回復不可能なのです。これによる病気にCOPD(慢性閉塞性呼吸器疾患)というのがあるのですが、予防法は「たばこを吸わない」ということだけです。患者数は日本だけで500万人以上です。当選確率高いですね。 それから、血管障害。寝たきりとか脳血管性認知症への近道、喫煙。それから、味覚障害。これは、禁煙で回復するようですが、喫煙歴が長いと・・・。それから、嗅覚障害。それから、これぐらいにしておきます。きりがないので。 まあ、がんも命取りになる病気ですね。がんへの近道、喫煙。 禁煙初期の苦痛を和らげる薬が出るのですから、喫煙者の方、試して見てください。これも、ニコチンパッチと同様、何回でも挑戦できるはずです。 そうそう、非喫煙者に毒ガスを吸わさないようにしてください。自殺行為の巻き添えにはなりたくありませんからね。
2008年4月18日 近畿行政評価局が駅の受動喫煙で「鉄道会社は対策強化を」 4月17日に朝日新聞のサイトで見つけました。見出しは『駅の受動喫煙「鉄道会社は対策強化を」 近畿行政評価局』でした。 前回も書きましたが、喫煙者がCOPD(慢性閉塞性呼吸器疾患)で窒息死したり、がんで死んだり、血管損傷で死んだり、後遺症が残って寝たきりや脳血管性認知症になったりするのは自業自得などですが、非喫煙者にとっては副流煙とかは迷惑そのものであり、健康被害を及ぼされるわけですから、駅などの公共施設では煙を排除してほしいのです。 その意味では、駅にしろ、タクシーにしろ、飲食店などにしろ、関西は遅れをとっていますね。学校の敷地内全面禁煙で大阪府は40番目ですからね。 この禁煙化は、都会の方が進んでいるとは一概に言えないのです。先進的な地方も進んでいますからね。 だから、鉄道会社が対策を強化するのは当たり前ですね。本来は従業員の健康も守る必要があるはずですね。石綿と同様に考えるべきです。ノルウェーなどはこのような発想で飲食店の全面禁煙に踏み切っているのですよ。 ところで、ある程度年配の人が酸素ボンベを担いでいるのを見かけることがありますね。管を鼻にいれていますね。あれ、大抵はCOPDで肺の機能が低下してしまって酸素ボンベなしでは生活できなくなっているのです。 COPDの予防はたばこを吸わないこと。COPDになってしまった場合の悪化防止は禁煙のみだということです。患者数は500万以上いるとか。がんより確率がいいかも。
2008年4月16日 禁煙区域の拡大へ。神奈川県が飲食店、パチンコ店もすべて禁煙に、条例提案へ 4月16日に各報道機関で取り扱われていましたね。 このような条例が提案されるのは日本で初めてですね。ノルウェーでは、従業員の健康被害防止ということも含めて、飲食店での完全禁煙が実施されていますね。 アイルランドでは、酒場も含まれています。カリフォルニア州では、レストランの屋外部や個人住宅の中まで広がりを見せていることから考えるとまだまだというのが日本です。 学校の敷地内完全禁煙を実施する地方公共団体は増加していますが、内実は・・・というところもあります。 医療関係者の喫煙率の高さも気になる国です。 そこで、このような提案をされる知事を支持したいと考えます。 喫煙者が肺機能を衰えさせて窒息死するとかは自業自得ですが、非喫煙者の受動喫煙はあってはならないことだと考えるからです。 一気に完全禁煙になればよいのですが、そうならないときでも気流の流れを考えた完全分煙を国として取り入れさせるべきです。罰則規程付きでね。 どうしてでしょうか。医療関係者とともに児童生徒などにスポーツを指導している者にも喫煙者が多いのも日本の不思議の一つですね。こちらも法律等で児童生徒の見えるところでの喫煙を禁止すべきです。児童生徒に喫煙しているところを見せるのは教育上非常に悪いです。
2008年4月14日 公立高校の入試で「推薦入試」学力不足を懸念して廃止相次ぐ 長らく中断していましたが、ようやく再開できるようになりました。 4月13日の朝日新聞に「公立高、推薦入試の廃止相次ぐ 学力不足を不安視」という見出しの記事が出ていましたね。 どういうことなのでしょうか。「推薦」とは、進学先とか就職先などで活躍できるという前提では。まあ、「自己推薦」なるものをしている県もあるようなので一概に言えないですけどね。 ただ、今の多くの子供たちの考え方がネックになっているようです。なにかというと「勉強は最小限で楽したい」という考え方ですかな。 でも、このような考え方は誰からかというと、「大人」からですね。テストに出るところだけを勉強するすればという考え方。 そうすると、早期に合格になると、そのあと勉強がおろそかになる可能性が高いですね。実際、そうみたいです。 また、入試科目の関係から勉強する科目数が減る県もあるようです。ですから、中学校卒業後かできるだけ遅い時期の入試にまとめる方向みたいです。 中学校もその方が学習指導がしやすいというメリットがあるのです。 内申書重視の入試は、中学校3年間をすべて受験中にしてしまいました。 高校入試は、中学校卒業後に行い、学力テストのみのグループと内申書も考慮するグループの2つに分けて同時に実施するのがよいと考えるのですが、いかがでしょうか。 どちらの方式でも生徒によって、有利不利が出てくるので「平等」な方式というのはないと考えます。
2008年4月4日 ドキュメンタリー映画「靖国」上映中止問題で思うこと 4月1日に朝日新聞のサイトで『マスコミ関連労組、相次ぎ抗議声明 「靖国」上映中止で』という見出しの記事を見つけました。 上映中止の経緯等についてはその後もよく報道されてます。また、上映中止が相次ぐ中、大阪のある映画館が上映するということです。 これで、思ったことは政治的意味合いのなくなった日本教職員組合の教育研修集会を中止に追い込んだ風潮と同類ではということです。 「反対意見」「批判的意見」の圧殺ですかな。この映画の意味するところではなく、自分たちの主張と異なる部分があるかもしれないということだけでの圧殺ですね。 このような風潮が広がると日本も北朝鮮やミャンマーの同レベルの国であるいう証になると考えます。そして、日本を破滅に向かわせるのではと思うのです。 くどいですが、今度、日本が破滅すると靖国神社は廃止されるでしょうね。天皇制も。そうならないためには、「歴史を鏡」として、ドイツと同様に徹底的な「自己解剖」を積み重ねる必要があると思うのです。それを、避けようとする勢力が国を潰す元になっていることは歴史を振り返ってみれば明らかであると思います。 天皇制を守るためにも、ドキュメンタリー映画「靖国」が上映できる環境をつくるべきです。
2008年4月2日 国内新車販売から見る国内状況 4月1日に新聞社のサイトで「国内新車販売台数、2年連続減 07年度」(これは朝日新聞)というような見出しの記事がありました。 登録車の方はここ何年か毎年販売台数が減少していました。それに軽自動車も減少したというのが2007年度の国内新車販売台数ですね。 どうして、減少したのか。理由はいろいろ考えられますが、どれがもっとも適切な理由なのでしょうか。 第一に考えられるのが「少子高齢化」の流れですね。若者人口の減少ですね。高齢者の方は運転頻度の低下などがあるかも。 次が「ワーキングプア」とよばれる収入しか得られない人の割合の増加。この状態では自動車なんて買えませんよ。アメリカのある州では「エブリディーロープライス」で売っているウオルマートを狙い撃ちにした最低賃金法を成立させたところがあります。それは、「ロープライス」を維持するのに「低賃金」のパートなどを多用して、地域の賃金水準を低下させているとしてです。悪循環が起こってきていると考えられるのです。 その他に「原油高」の影響とか。公共交通機関が利用者が利用しやすい運行形態に変わりつつあるとか、というのもあるかもしれませんね。 GDPに占める労働配分率を低下させてきた咎めが出ているのでしょう。