8月分です。

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2006年8月31日
がんの痛み緩和治療

朝日新聞のホームページで7月20日に「がんの痛み抑える薬の知識、医師の半数知らず」という記事が、8月28日に「がんの痛み緩和治療に重点 医師に薬物処方研修」というのがあるのを今頃見つけました。
日本の医師は医学部を卒業後、研修機会が少ないようですね。政府はもっと気楽に研修できる機会を作るべきです。そうしてこなかったからではないでしょうか。
がんの痛みには「モルヒネ」が一番効果があるというのです。欧米では、もうズーと以前から必要量が投与されているというのですね。このことは、アメリカの医師免許を取得された赤津氏の書かれたアメリカの医学教育事情の本にもでていました。
WHOのこの件へのレポートは20年ほど前に出ているはずです。ここにも、厚生労働省や関係者の鈍さがでているとおもいます。
そして、患者は痛みに苦しんでいるのです。赤津氏によると「患者が痛みによって苦しむのは医師の怠慢」とかいうようなことも書かれていました。
別に、このようなことは医学関係だけではないですね。教育関係でも見られます。アメリカで見つけられた子供のこと、多動性注意欠損とか学習障害などでも教育関係者への広がりはイマイチですね。これは、子どもとの対応の仕方を工夫する必要があるのです。無理解のままですと、単に落ち着きのないことか勉強のできない子というような判断で潰されていくことになります。
まあ、無知による被害者が出ないようになることを国がもっと予算をつけて早急に対策をおこなってほしいですね。

2006年8月30日
ニコチンが肺癌(がん)の成長を促進

8月29日に日経ホームページにある「いきいき健康」のアメリカ健康最前線で見つけました。
ネットへのアップは7月27日で、アメリカでは7月21日でした。
米サウスフロリダ大学(フロリダ州)H. Lee Moffitt癌センター研究所のSrikumar P. Chellappan博士は、「非小細胞肺癌の患者より採取した癌細胞および隣接する気管支細胞を、試験管内で喫煙者の血液中の量に相当するニコチンに曝露。すでに知られているニコチン性アセチルコリン受容体との結合がみられたほか、ニコチンに癌細胞の成長サイクルを促すシグナル伝達経路の形成を助ける働きのあることが認められた」というのです。
ということは、喫煙者は喫煙により肺がんなどのがんを引き起こす物質を吸収するだけではなく、中毒の原因物質のニコチンによってがんの成長が促進されているということですね。
がんになった場合、非喫煙者よりより簡単にがんが成長してしまうということですね。
ニコチンの作用にこのようなことが認められたということは肺がん患者の禁煙指導にニコチンを使えないという問題点を投げかけることになるのでは。
ですから、禁煙しておく、あるいは一切たばことは無縁の生活を送ることが必要では。
肺がんはアメリカでは男女とも死因のトップとのことです。

2006年8月29日
ストレスにより脳が萎縮→ニコチン切れのストレスは凄いですね。

8月29日に日経ホームページにある「いきいき健康」のアメリカ健康最前線で見つけました。
ネットへのアップは8月17日で、アメリカでは8月11日でした。
内容は「ストレスにより脳細胞が萎縮し、免疫システムの老化が早まるということを示した研究が、ニューオーリンズで開催の米国精神医学会(APA)年次集会で報告された。」という記事です。
これと関係付ける必要があるのが、たばこによるストレスですね。
喫煙を行うと「ニコチン切れ」による強いストレスに晒されることになります。この「ニコチン切れ」ストレスを解消するためにニコチン補給をする必要があるのですが、ニコチンは必ず血液中から減少していきます。だから、繰り返し「強いストレス」が繰り返されるわけです。
この記事では「ストレスを繰り返しラットに与えると、脳の神経細胞んp萎縮を示す兆候が認められた。」というのです。喫煙によるストレスと似ているかな。
喫煙によるストレスは低いときでも非喫煙者のレベルより高いというのです。
この記事の中に「過去の研究で、ストレスによって脳海馬の神経細胞が萎縮し記憶力が障害されること、意思決定や注意力に関わる前頭前皮質と呼ばれる部位でも萎縮が起きることが明らかにされていた。」ともありました。
喫煙というのはこのように脳を痛めつけることになると考えられます。
知的能力を低下させないためにも禁煙、まだ吸ったことにない人は絶対に喫煙しないということです。

2006年8月28日
<ビラ配布>「住居侵入」否定し無罪 東京地裁

8月28日にあった東京地方裁判所判決についての毎日新聞記事をYahooで読みました。その時の見出しです。
この記事の中で白取祐司・北海道大大学院教授(刑事訴訟法)の話で、「判決は住民の不安感や不快感に配慮しつつ、刑事罰の対象にすべきだという社会通念は確立されていないと判断して、無罪とした。社会常識に沿った妥当な結論だ。一方で、憲法で保障された表現の自由を十分に考慮していない点には不満が残る。無罪になったとはいえ、起訴されたことで、被告自身は大きな社会的ダメージを受け、市民運動への萎縮(いしゅく)効果も生じさせた。特定の政治的活動を狙い撃ちにして起訴した検察の責任が問われるべきだろう。」と述べられています。
これで思い出すのが「治安維持法」の時ですね。政権に対して批判的であったり、少しでも気に入らないことがあれば、「逮捕投獄」していたときですね。最近判決のあった横浜事件では「でっち上げ」ですね。
その結果、どうなったのか考えてみてください。大日本帝国憲法を改定せざるおえないようになりましたね。
日本共産党のいっていたように戦争を回避し手入れば、未だに日本は大日本帝国憲法のままであったろうと思います。
欧米でも、少数意見を無視するとき、国が潰れたり、危うくなったりしてますね。
ソ連が崩壊したのも「治安維持法」と同様のパターンです。
また、日本を潰さないように「言論の自由」の重要性を認識してほえいいですね。

2006年8月27日
母譲り?女子中高生の喫煙、吸わぬ親と1・8倍の差

yahooで見つけた読売新聞記事の見出しです。
両親が喫煙の習慣があると子も喫煙する比率が高いというものです。
女子の場合は父親より母親の影響を強く受けているということが厚生労働省の研究班(主任研究者・林謙治国立保健医療科学院次長)の調査でわかったというのです。
飲酒でもです。
これで言えることは「子供は大人を見て育つ」で、特に身近な人物の影響が強いと言うことですね。
行動パターンとしては女子の場合、母親の影響を強く受けるのが普通でしょうね。
高校野球で「喫煙」が絶えないのは、未だに喫煙している顧問、監督、コーチがいるからでしょうね。
学校も多くのところで「敷地内全面禁煙」になってきています。これで、学校内喫煙は以前より減少しています。理由は「教師が喫煙できない」ということでしょう。
いかように大人の影響というものは大きいのですね。
8月27日の日曜喫茶室で、子供がそこらにゴミを捨てるのは「大人が捨てている」ということが理由ではといってました。
大人の行動を子供は見ているのですね。特に学校等においてはこの点を自覚しておく必要があると思います。
無自覚な教師が結構います。困りものです。

2006年8月26日
禁煙の効用→「私はこうしてタバコをやめられたコンテスト」より

8月26日日経社会面の「窓」というコラムにありました。
日本禁煙学会が行った「私はこうしてタバコをやめられたコンテスト」で、吸い始めから禁煙した結果得られたものなどについての作文での審査結果が出ていました。
多くの方が応募されていたのですね。1位の方は「(禁煙で)これから先なんだってできる気がしてくる」と書かれているのです。もう一人の1位の方は「台本の執筆時間が早くなり、机の周りが清潔になった」というのです。
最初の方の作文の中で「シンプルな食べ物がおいしかった。」と禁煙で感じられるようになったとありました。喫煙中においしく感じたのは「化学調味料」などの調味料漬けの食品だったというのです。
「喫煙中、おいしく感じていた缶コーヒーの味が、禁煙で砂糖水の味しかしなくなった」このことも忘れないようにしようというのです。
まあ、日本禁煙学会のホームページで私はこうしてタバコをやめられたコンテストの受賞作品を読んでみてください。
その方が私がいろいろ書くより良いのではと思います。

2006年8月25日
惑星について国際天文学連合が新定義

新しい定義の詳細については関係のホームページに掲載されると思いますのでそちらを見てください。
冥王星付近からその外側(カイバーベルト)で冥王星程度の天体が発見され始めたことによるわけですね。
確かに冥王星は小さいですね。月より小さい。公転軌道でも新発見の結果、主たる星ではなくなってきているようです。
小惑星帯ほどではないと思いますが、結構星があるというのですね。
この惑星とかいう定義は人間が勝手につけているだけですね。他の分野においても研究が進むにつれて「定義」が修正されるというのは良くあることですね。
本もそれに応じて修正されれば良いわけだし、このタイプの定義ではそれ自体を受け入れないという選択肢もあると思います。まあ、法律などとは異なりますからね。
でも、主流の定義を理解しておく必要はあると考えます。そうしないと、人との付き合いで困る場合も出てくると思います。
いつまでも、何も考えずに古いことに固執していると置いてきぼりをくらうかもしれないということです。新旧両方の考え方、知識を取り入れて新しいより良いものを作り出していきたいですね。
これで、ホルスト作曲の「組曲 惑星」とぴったりになるわけですね。この点では今回の国際天文学連合の決定は良かったですね。

2006年8月24日
保育園民営化でトラブル相次ぐ

8月23日放送のクローズアップ現代は「相次ぐ民営化トラブル〜揺れる保育現場〜」でした。
それを見ていて思ったことは、政府が「子育て支援」をどう考えているかということです。
民営化で保育時間に柔軟性がでているといのがありましたが、裏返すと「お役所仕事の硬直性」ですね。
このことについては、いろいろな部署で指摘されてきています。人員配置やその他で制度としての「柔軟性」を持たす試みがされてきたのか。どうでしたでしょうか。
民営化で「若い保育士」ばかりにというのがありました。人件費節約にいいですね。ということは、長期勤務(20年とか30年勤務)を前提にしていないということでしょうか。
このような仕事は「ベテランと若手」がうまく連携することによって質が向上すると思うのです。
民営化しても保育士の年齢層に偏りが出ないのならと思うのですが、現実は「若手中心」だそうです。
一握りの保育士を除いて、短い年数しか働けないような状況を国が作り出しているのですね。
本来、もっと手をかけてよい「子育て支援」も値切ってなにが少子化対策なのかと思います。

2006年8月23日
脳卒中ピーク、2020年に288万人 厚労省研究班

これは朝日新聞ホームページで8月23日に見つけた8月19日の記事の見出しです。
現在より15万人増加するというのです。ということは現在は273万人ということですね。死亡数より多いですね。10倍はあるでしょう。
ということは、後遺障害を持つに至った方が多数毎年出ているということになるようですね。
軽度の場合はすぐに復帰できますが症状によっては介護が必要になったり、人工呼吸器がはずせない状況もあるはずです。
脳卒中ですが、脳の血管が動脈硬化などで痛んできたり、高血圧などがあったりして、詰まったり、出血したりすることによって引き起こされる病気ですね。
動脈硬化は血管が老化するにつれて起こりやすくなります。コレステロールの取り過ぎなどで促進されますが、喫煙も症状の悪化に重要な役目をしています。
高脂血症になっている場合はより動脈硬化になりやすいということです。
高血圧も血管に負担をかけますね。良くないですね。喫煙も血圧を上昇させますので、出血や梗塞の引き金になりますね。
糖尿病はじっくりと細胞を痛めていきます。そして、その人の弱い部分から合併症が発症するのです。動脈硬化を促進する要素であることは確かです。
網膜症や糖尿生腎症は、血管の細胞が高血糖で働きをなくしていくことからおこります。で、喫煙ですが、糖尿病にも悪影響をあたえます。
血管を若々しく保つためには、禁煙して(吸っていない人はそのまま吸わないで)食生活を栄養のバランスを考えた日本食に、適切な運動習慣を保つ必要があるのでは。
これでも、加齢によって徐々に血管も老化していっていることを自覚しておく必要があると思います。
血管を大切にして、できるだけ血管系疾患にならないようにしましょう。

2006年8月22日
出生数が5カ月連続の上昇 06年、漸く上向く可能性も

8月22日のニュース、新聞各社で報道されていました。
今年前半の出生総数でも昨年を上回っているというのです。このことがどういうことを意味するのかはこれからの出生数の推移を見る必要があると思います。
先進的企業が子供を育てやすい環境を従業員に提供していますね。そして、厚生労働省などが法律や保育所の増設などをしています。
その効果が徐々に現れてきたのかもしれませんが、子育ての足を引っ張るような企業もまだまだあるようですね。
ところで、今、企業が発展するためには「女性」を戦力とする必要が出てきているというのです。
前にも書きましたが、残業なしの「トリンプインターナショナルジャパン」業績好調。社長が2週間でしたか夏休みを摂ったというのです。理由は「社長が出勤してしたら部下が休みにくから」だそうです。
多くの企業がこのようになってほしいのですが、経営者の意識改革の他にも男性従業員の意識改革、とか、子育てのできる収入の確保とか、まだまだ、改善の余地のある問題があるようですね。
国も子育て支援先進企業に対する報奨制度をもうけてほしいですね。その裏返し的企業には罰則かな。
この出生数増加に安住せず、より充実した子育て支援が実施できるようにしていく必要があると思います。

2006年8月21日
算数数学教育の目的の一つ→「数の量的感覚」

8月20日日経「領空侵犯」で公認会計士の山田真哉氏が「投資教育より『数字』教育」で話されています。副題が「お金の実感 まず教えよう」です。
計算ができたりとかいうのはPCもあることですので、大抵ができますね。この頃、ネットで金融に関わる多くのことができますね。ネットだけで株取引、銀行の預金関係、投資信託、保険、ショッピング、その他ですね。
昔は、お札をもってしていたことが「数字」のみでできていますので、「実感がない」ということが起こってきているというのです。
そのために「数字教育」をというのです。
普通の勉強や実生活において「実感のある数字」を感じる力は大切だと思います。これは、金銭の関わること以外の部分でも大切では。
そのためには、「数の量的感覚」というか、数をどう考えているかということです。単に紙に書いた字のみの感覚ですと「量」と「数字」が結びつかないことになるのでは。
例えば、水1リットルとはどのくらいですか。血液中の赤血球の数は。東京大阪間の距離は。ピンとこないのはどのあたりからでしょう。
文化の度合いを見るのにどの程度の量を考えられるかというのがあるそうです。
それを低下させないためにも。算数数学教育について考えてみましょう。多重債務についても金銭感覚のなさというのも一員では。
バブル期の土地投機では所有することによる期待値や経費に関する「量的感覚」がなくなってしまったからでしょうね。
この「量的感覚」、科学技術の基礎であるとも思います。
昔の人が言っていた「読み書き算盤」の重要性ですね。「算盤」はしっかりと量の概念も養っていたのではという気がします。
計算機に頼らない算数教育を。小学校低学年で使っているはずの「数え棒」「おはじきみたいなもの」などをさらなる活用を。

2006年8月20日
暑い夏ですね

今年の夏は暑いですね。アメリカもヨーロッパも中国も。ヨーロッパやアメリカでは熱波による死者の報道もありましたね。
ところで、中国の重慶方面も凄い暑さに干ばつということです。で、8月20日のNHKの報道を見ていても死者については触れていなかったと思います。
これって、元々ある程度暑くて冷房が普及していないからかなと思います。
暑いからといって冷房に頼っていると体温調節機構がうまく働かなくなるためかな。ヨーロッパは普通、冷房なしで生活できていたところなので、働く汗腺の数が少なかったりするためのようです。
日本では、冷房で汗腺の働く能力を低下させているのでは。また、冷房を使いすぎると「冷房病」になることが指摘されていますね。
人間の体の機能は使わないと衰えます。できるだけ。冷房を控えめに使うということや歩く機会を増やすとかして、温暖化対策にも協力しつつボチボチ体を鍛えましょう。

2006年8月19日
たばこは美容の敵 若い女性に国が禁煙キャンペーン

これは、8月19日の朝日新聞ホームページで見つけた記事の見出しです。
「たばこは美容の敵」ということが知られていないために喫煙している人もいると厚生労働省は見ているのですね。
この記事では、喫煙者の方がシミやくすみの原因になるメラニン色素が5歳分早く増えるとありました。それと歯茎関係ですね。
控えめな書き方ですね。喫煙でビタミンなどが消費されてしまい、こちらの方からもお肌の老化が進むのですよ。血管が収縮するのも影響するかな。
歯については、「歯周病」を促進しますね。口がガタガタになっていくのです。口元がガタガタで美しいなどあり得ないですね。入れ歯への早道、喫煙。
喫煙は「加齢」を促進します。若く美しい状態を長く続けたいのなら全く吸わない(または禁煙して)食生活を含む良い生活習慣を確立する必要がありますね。
だから、喫煙して不規則な生活で栄養のバランスの崩れた食事を続けると素早く老化しますよ。
「若さと美しさを保つための第一歩がたばこを吸わない」です。受動喫煙もお肌の敵ですよ。

2006年8月18日
全入時代のセンター試験

これは8月18日の日経社会面の連載「大学激動 『数と質』揺れる入試 4」の見出しです。
この記事の中で基礎判定としての資格型についての記述がありました。
センター試験の前は「共通一次」でしたね。これが導入されたとき、京都大学理学部みたいな「基礎資格型」で使ってほしいと思ったのですが、現実は得点合計を合否判定に使うというものでした。
その結果、統一テストによる「大学ランキング」ができあがることになったと考えています。合否判定に利用している試験によるランキングですよ。業者模試とは訳が違います。
それで、さらなる大学の序列化が進んだと思うのです。自ら、相対評価的利用を促進しておいてという感じですね。
とっとと、今行っているセンター試験も「資格型」とするべきです。3日かかってもいいではないですか。科目によっては2年次から受験させてもよいと思います。そして。必要科目を基準点以上あれば、基礎資格として「合格」として大学受験を認める方向にしてほしいですね。
科目は当然、最低で6教科7教科以上にね。とにかく、入試に必要な部分のみ勉強する風潮を潰してほしいのです。
まあ、潰れる大学が出るかもしれませんが「大学」に入学する学生の質確保のために。入学後についても「大学の教育力」と「学生の学力」の保証をどうするのか、真剣に考え続け、改善していくことが求められていると思います。
これと平行する形で小中高校の改革も必要になると思います。
生徒を順番でのみ「評価」する教師が結構います。また、試験のためにのみ勉強という教師もね。
「人間は学習することによってのみ人間になる」のですが、このためには幅広い学習が必要なのです。この点が理解できていない教師が多いですね。
この傾向を少しでも打破するために「センター試験の資格試験」化が必要だと思います。

2006年8月17日
強さとはなにか

8月17日の日経「私の履歴書」に「強さとは・・・」というのが出ていました。
今月は茶道の小堀宗慶氏が書かれています。小堀氏は徴兵で陸軍に入られ、軍隊の不条理も綴られていました。
例えば、風呂にはいって出ると軍靴の片方が盗まれてしまったというのです。上官に「盗まれた」と報告したところ、ビンタを食らい、「調達してこい」とかいわれたというのです。この「調達」とは「盗む」ということです。その他にも数例書かれてました。
この小堀氏は満州に行かれ、そこで敗戦を迎え、そして「シベリア抑留」ということになられました。その時の体験を語られている中でこの「強さとは、単に体力のことだけではない。子供の頃から身につけた知識や知恵が、シベリアの生活で私の武器になった。生きて日本に帰還する一助となった」ということを述べられています。
この知識とか知恵は日常の生活の中からも得られているのです。お父さんに連れられて自宅の新築工事現場などで得ているのですね。
人間は、「学習」することで人間になることができます。そのことを非常に効果的にされたという感じを受けました。
多くの人は、「学習」とは学校の勉強だけというような思いをもっているのでは。そこに大きな誤りがあると思います。
人間、どこでも学習することができるのです。また、その学習の成果は何時現れるか判らないですね。でも、確実に学習の恩恵を受けれるのです。
それが、「強さ」にもなるわけだと思います。
帝国陸軍は「兵士」より「馬」の方を大事にしていたという話を聞いたことがあります。
兵士は「1銭5厘の徴兵令状」で入ってくるが、馬は購入に何円もかかったからとかいうのです。育ての親の思いとか全く判っていないですね。そして、人間の命を消耗品と同様に扱ったのがあのときの軍隊なのです。

2006年8月16日
子供いる時 吸わないで

8月15日付日経社会面にあった記事の見出しです。
この記事は家庭内とか路上など子供がいる可能性の高いところを想定しています。
結論的には「自分の子供であっても子供のいるところでは吸わないで」というものです。
日本小児科学会、日本小児科医会、日本証小児保健協会がそのためのロゴマークを作成しました。
受動強制喫煙による害には小児特有の害もありますね。乳幼児突然死症候群などですね。発生率が極端に上昇するというのです。
知能の発達が悪くなるというのもあります。これは、成人では知能の低下かな。ニコチンの影響でよくなっているように錯覚している喫煙者が多いですね。
その他の害も多数あるということです。子供のいるところですから、路上とか公園などもですね。
ですから、特定の閉鎖された空間で喫煙者のみがいるところだけで喫煙してほしいという意味だと考えます。

2006年8月15日
小泉首相、靖国参拝

8月15日に靖国神社を首相は参拝しましたね。
いろいろな反応がでましたね。中国や韓国はA級戦犯もお参りの対象としていると見ているのでしょう。
公明党は党の性格上、反対論ですね。というより、自由民主党以外は反対という感じですね。
A級戦犯が祀られていても、日本がどうしてあの戦争に突き進んでいったのか、そしてあのような事態にならないようにするためにはどうすればよいのか考え、ドイツみたいに実践していればここまで問題は大きくならないのでは。
実際、当時の状況では日本の仕組みでは、「人」ではなく「役職」(あるいは「椅子」)が行動を規定しているような雰囲気が非常に強かったのでは。今の官僚もその血筋をしっかり引いていますね。
だから、中国などは怖いのでしょうね。いつ何時、あの当時の状況が再現されるかもしれないことがです。
日本の防衛、いろいろ言われてるようですが、当時より悪い点は食糧自給率が低すぎるというものです。農業を潰しちゃったのですが、当時の陸軍と同じで自覚していないようですね。
陸軍もノモンハン事件を教訓化してませんね。そして、根本的には骨董兵器であるという認識のないまま、アメリカとも戦争を始めましたね。近代兵器では、日本が航空機によってイギリスの戦艦を撃沈しておきながら、「大和」「武蔵」ですからね。
昭和の初めあたりから凝り固まった集団が日本の指導部に多数を占めるようになり、ついには日本を占領したのでしょうか。占領軍の入れ替わりが敗戦ですかな。だから、アメリカ軍がスムーズに進駐できたのではと司馬遼太郎氏が述べられています。
非常に不思議な時代です。ヒトラーみたいなのがいないまま、されに指導されたというわけでもなく、明治の元勲や当時の国民が営々と作り上げた日本を潰していったのですから。
外国がどうこうという前にしっかりと国内のことを見つめ直しましょう。

2006年8月14日
ホッキョクグマの名前募集

8月14日のNHKの朝のニュースで放送されていました。
北極で年々、氷が少なくなってきているのでその氷の上で生活しているホッキョクグマの様子を調べるために15頭に発信器をつけるというのですね。これは日本とノルウェーの研究所との共同研究です。
15頭のうちの母グマ2頭の名前が募集されているのですね。
ところで、温暖化みたいなのがなければ氷は減らないはずですね。実際、地球の温度は徐々に上昇しているようです。
アラスカやシベリアやカナダなどの永久凍土だったはずのところがとけてきています。北極やグリーンランド、南極の氷が溶けてしまった時どうなるのか、シュミレーションがされていますがやってみないと判らないですね。
でも、裏目に出てしまったら取り返しがつかないのがこの温暖化なのです。
今年、カリブ海のハリケーンはどうなのでしょう。アメリカも熱波におそわれていますので、昨年同様猛烈なのが襲来する可能性が高いですね。熱波におそわれるというのは「砂漠化」の前触れかもしれませんね。
食糧自給率40%という先進国中最低みたいな国ですから、アメリカ大平原がもし干ばつになれば日本も多大な影響が出ますよ。
クマの名前の募集ニュースですが、温暖化の影響が広範囲に広がっているという証拠でもあると思います。
省エネルギーについて考えてみましょう。

2006年8月13日
早食いは肥満のもと

8月13日の朝日新聞のホームページで見つけました。
名古屋大学のグループの調査です。調査では食事量の影響を統計的に出ないようにし、また、運動量についても影響しないようにして、食べる速さだけの影響をみれるようにしたということです。
結果として、男女とも早食いグループは、そうでないグループより肥満であった。一番スリムなのは食事が遅いグループであったということです。
よく噛んで食べるということが肥満防止にもつながるということが証明されたことになりますね。よく噛むということは食べ物が口に長時間あるということですので、次をすぐには送り込めないですね。必然的に早食いではなくなりますね。どちらかというと食事の遅いグループにあると思います。
脂肪細胞を活躍させるのなら、高濃度のインスリンに晒せばよいのです。早食いが効果的ですね。一時にどっと吸収されますからね。
食事の速度が遅いとインスリンを分泌させる物質の濃度がそれほど高くならないですね。どうしてかというと、栄養分が分散されて吸収されるからでしょう。
そうそう、インスリンの分泌促進物質はグルコースの他、何種類かのアミノ酸や脂肪酸もあると「からだの科学」の特集号「糖尿病2001」に出ていました。日本人の糖尿病の増加と肉類の消費の増加とに相関があるというのです。
近年、糖尿病患者が増えていますが、日本人の摂取カロリーは減少傾向にあり、その中では炭水化物が特に減少しています。ところが、タンパク質、脂肪の割合が増加しています。
ですから、早食いは生活習慣病になりやすいからだをつくる可能性か高いわけですね。よく噛んで時間をかけて食事をしましょう。

2006年8月12日
運動指導士」取得容易に・厚労省

8月12日の日経に出ていたニュースの見出しです。「メタボリック症候群」(内臓脂肪症候群)の対策には運動が有効ですね。でも、効果的にできればさらにいいですね。
それで運動指導士」というのがあるというのです。この資格、歴史が結構あるようです。現行制度では「誰でも、期間3カ月(148.5時間)の講習会を受講すれば認定試験の受験資格を得られる。」ということです。
今回の新制度では、「体育系大学の学生の場合、心臓病など生活習慣病発症のメカニズムや健康管理の講義など財団の講習内容と同じ授業を大学で受けていれば、講習会なしで受験資格を与えられる。」ということにするというのです。
ところで、大学で全面禁煙をしたのはびわこ成蹊スポーツ大学が最初でしたか。すぐ和歌山大学だったかな。
このびわこ成蹊スポーツ大学の森学長が開学当初から「地域、社会にスポーツや健康を広める大学に、たばこはいらない」ということで禁煙です。ところが、当時、他の大学の体育学部では学生の禁煙についての通知がホームページに出ていました。手を焼いていたのでしょう。
学校関係でも、なぜか運動部の指導者に喫煙者が多いですね。そして、学校全面禁煙であわてた体育教師も結構いたようです。
もっとも、薬剤師などは厳しくなっていっているのですから、喫煙している医師や歯科医師、医療関係者でも結構まだいるような現状では教育の実質を吟味してから基準をゆるめてほしいですね。

2006年8月11日
自然災害による被害は忘れても戦争による被害は忘れない

8月6日と8月9日に広島と長崎が61回目の原爆の日を迎えました。
核兵器廃絶を世界に呼びかけました。これは、広島と長崎が存在する限り続くと思います。
それと同じように世界各地で戦争で被害を受けた人々はそのことを営々と子孫に語り継ぐことでしょう。
この例は多いですね。ユダヤ人はパレスチナの地を追われたことを忘れたことがなかった。今度はパレスチナ人が「忘れない」。
ヒズボラは目的を達成できたようですね。イスラエルがあそこまで過剰反応を示したことで。
アジアの地においては中国国内などでの日本軍による被害ですね。そこに住んでいただけで被害に遭っているのですから、こちらも子々孫々まで語り継がれるでしょうね。
中国の江沢民主席が「歴史問題、永遠に話す」と1998年に対日政策の基本政策としてこう述べていたことが、8月10日に売り出された「江沢民文選」であきらかになったと日経8月11日に出ていました。
加害者側の方が「・・・とかなかった」などといえば、被害者側は怒りますね。
原爆で亡くなられた方の人数は未だに判りませんね。でも、原爆が落とされたのは事実です。
南京事件で「死亡数が確定していないからなかった」とか戯言を言った人物が日本にいたようですね。また、ドイツが虐殺があったと認めているのに「アウシュビッツはなかった」などと戯言を載せて廃刊になった雑誌もありましたね。
日本を滅亡に導いた指導者と同じようなことを繰り返さないでください。

2006年8月10日
翼賛選挙は無効 判決原本発見

8月10日の午後7時のNHKニュースで放送されていました。
内容は昭和17年に行われた衆議院選挙をめぐり、当時の鹿児島2区の選挙は無効だと判断したものです。
NHKホームページにあった『この選挙について、大審院の吉田久裁判長は昭和20年3月「自由で公正な選挙ではなく、無効だ」として選挙のやり直しを命じるとともに「翼賛選挙は憲法上大いに疑問がある」と指摘して国を厳しく批判し、画期的な判決といわれました。』というのを読むと同時の大審院裁判長の良心というのがよく現れています。
当時の政府中枢に謙虚さがあって、この判決の意味を理解できていたら日本の歴史は変わっていたかも。でも、実質、無視されたのですね。「翼賛選挙」これはソ連の選挙であったり、北朝鮮の選挙と同様で国民の意思が反映されてないですね。
あの当時によくこのような判決を出されたと敬服します。
ところで、現在の裁判所ですが、最近になって漸く政府に不利な判決が増えてきましたが、遠慮しすぎでは。もっと、憲法と良心に従った判決を出してほしいですね。
国をよくするためには、裁判所は国民の側にたって時の政府に批判的であるべきです。この精神を忘れないでください。

2006年8月9日
アメリカ産牛肉が店頭へ→買いません。

8月9日、遂に価値観の押しつけの輸入再開による販売が始まりましたね。今のブッシュ大統領になってから、「価値観の押し売り」がひどくなっていけいるように感じられます。
テロ対策を厳しくしないとテロにおそわれるという状況を自ら作り出している感じがします。
初売りはアメリカ大手会員制量販店の日本法人、コストコホールセールジャパンということです。まあ、アメリカですからしかたがないですね。ウォルマートの西友はどうするのでしょうか。ウォルマートはアメリカ本国でいろいろいわれていますね。シカゴのあるミシガン州では店員の自給を10ドル以上にするようにとかね。地域の給与水準を下げていると攻撃されてます。それで法律です。
消費者が買わなければいいだけです。牛肉より大豆などや魚からタンパク質を摂取する非常にヘルシーでダイエット食である日本食に回帰しましょう。
牛肉は国産とオーストラリア産などで間に合っていると思います。
伝統的な日本食で塩分控えめにすると、世界で類を見ないぐらいの健康食になります。
日本で糖尿病の増加と牛肉消費の増加に相関があるというのです。炭水化物主体からタンパク質、脂肪主体に食生活が移るにつれて生活習慣病が増加しています。
ですから、危険まで犯してアメリカ産牛肉を買うことはないでしょう。

2006年8月8日
若い女性のダイエット

8月6日付の日経健康面の「食と長生き」でこのことについて取り上げられていました。
筆者が勤めている大学の女子学生を対象に調査されたのです。イソフラボン量やタウリン量を調べることで大豆や魚の摂取量がある程度判るのです。
若い世代の食卓から大豆や納豆、豆腐、焼き魚や煮魚などといった日本人の長寿を支えた伝統食が消え去りつつあるというのです。
そして、ダイエット志向が行き過ぎて「痩せすぎ」の状態になっているのが結構な割合でいるというのです。
「痩せすぎ」は妊娠した場合、「低体重児」を生む可能性が高く、低体重・低栄養で生まれると将来、心臓病などの血管系の病気に萎えいやすいというのです。
行き過ぎたダイエットはこどもを生活習慣病になりやすくするのですね。
健康的で肥満にならないという「究極のダイエット食」は日本食であるといわれています。特に大切なのが「ごはん」であると。
炭水化物のごはんの接種で余分な脂肪摂取を押さえているというのです。パンなどに比べて吸収に時間がかかるため、肥満や糖尿病予防になると書かれています。
減食でスリムになることができればヘルシーという間違った考えを捨ててほしいですね。

2006年8月7日
生活習慣病リスク低減

これは8月6日付の日経健康面にあった見出しです。
「『体を動かす』日常生活を」ともありました。生活習慣病のリスクを下げるのに手軽にできるのが「運動」なのですね。
日常生活のなかで、歩く距離を少し伸ばすだけでも「運動」にあるのです。階段を上るというのも運動になります。普通の家庭のゴミの量ならゴミ集積所まで持って行くのも「運動」になりますね。なのに、近いのに自動車を使っている人がいる。運動の機会を失っているのですね。
生活活動の時にいかに「筋肉」を使うかということを考え、「運動」するだけでも結構な量になることがあります。
また、筋肉は使わないと衰えます。これは、避けがたい事実です。筋肉量を維持するだけで基礎代謝量の減少をある程度防ぐことができるはずです。また、骨の状態もね。筋肉の収縮刺激があって初めて骨芽細胞が活発に働くようになるというのです。
人間の体は使い続けることによって、機能が維持されたりします。運動するというのは「生活習慣病リスク低減」だけではなく、体の機能うぃいじするという役目ももっています。
でも、「無茶苦茶」なことはだめですよ。新聞によると、まあ、歩くだけでみると1週間に22〜23時間ぐらいの運動量をいろいろな運動でするのがお勧めのようです。詳しくは、日経または「医師がすすめるウォーキング」泉嗣彦著、集英社などをご覧ください。
8月7日にアメリカから牛肉が到着しましたね。ところで、8月6日の報道特集で劣化ウラン弾の話がありました。ヨーロッパも含めてその有害性(放射性物質として)を指摘し、禁止を求めているのにアメリカはその有害性を認めようとしていないのです。
どこか、BSEと通ずるものがあると思いませんか。

2006年8月6日
「僕らが語り継ぐべきことは?」

8月6日広島に原爆が投下された日から61年目になります。この日にNHKFMの日曜喫茶室の本日のテーマでした。
この中で「映画“蟻の兵隊”」の話がありました。以前に日本軍が1945年8月15日以降も中国にとどまって戦っていたという話です。
まあ、私は国民党軍に使われていたらしいという程度の知識でした。今日の話ですと、「日本軍の上層部の命令」であったというのですね。だから、兵隊たちは「日本軍」として戦い続け、そして抑留され日本に戻ってきたら「逃亡兵」の扱いを受けたのです。
上層部の責任逃れの画策の結果ですね。それを「逃亡兵」として扱われたのです。
大戦中、初年兵教育として「罪のない中国人」を殺すよう上官に命令され、実行させられた。加害者の立場にもさせられているのです。
表に出てこない事実を導き出し、考えることは非常に重要ですね。
この映画「蟻の兵隊」はただ今、東京と大阪、名古屋で上映中です。(蟻の兵隊のホームページより

2006年8月5日
「対米戦争開戦の詔勅」に関して

済みません。8月なもので多くなってます。
8月5日日経社会面の「昭和天皇との10年 富田メモから B」でこのことについて書いてありました。
昭和天皇はある言葉を入れたかったというのです。その言葉とは、明治天皇が日露戦争でだされた「国際条規の範囲において一切の手段を尽くし、遺憾なきを期せよ」という詔勅だったというのです。
大日本帝国憲法下でも天皇陛下が直接国政に指図をすることはできず、ただ、報告を聞くだけみたいな立場だったといいます。ですから、開戦の詔勅も時の内閣の意向というか許可を必要としているのです。
その結果「国際法規の範囲内で・・・」が削除されたのですね。削除したのはだれか。皆さん考えてみてください。
日露戦争での日本軍の捕虜の扱いなどは世界から称賛されています。第二次世界大戦では、国際法規違反ゾロゾロですね。
そして、天皇陛下に死を覚悟させ、大日本帝国憲法違反の国事行為として「玉音放送」をさせたのは誰なのか。
当時、「国体護持」とかを叫んでいた政権中枢にいた人物たちですね。
日本が破滅に突き進んでいった隠したい事柄に目を背けることなく検証し続ける必要があると考えます。

2006年8月4日
残留放射線→41人全員を原爆症と認定 広島地裁、国の処分取り消す

8月4日に広島地裁で爆発による放射性降下物や残留放射線による被爆、放射性物質を吸い込んだことによる被爆を単純に認定しないのではなく、状況に配慮するべきであるとして原告全員に対する国の処分を取り消す判決が出ました。
研究が進んできたこともあります。アメリカでは核実験をしたところへ兵士を突入させる訓練をして、その後放射線障害を訴える兵士が多数出たというのです。これと、広島・長崎での直後に爆心付近まで行ったり、風向きの関係で放射性降下物を多量に浴びた人に放射線障害が出ても不思議ではないですね。
埃が皮膚にへばりつけば、皮膚はもろ被爆します。吸い込めば、鼻、のど、気管、肺などが直接危険にさらされますね。食べ物でも、そして吸収されれば血液にのって全身が危険にさらされることになります。
アルファー線は、途中で吸収されやすいのですが、体内ですと細胞が吸収することになります。非常に危険です。他の放射線も同様ですね。
コバルト爆弾というのをつくることもできるそうですが、目的は残留放射線によりその地域を半永久的に使用不可能にすることにあるというのです。原爆はそこまで汚くないのでが、それでも残留放射線は当初、凄かったでしょうね。
ビキニ環礁の水爆実験では、水爆の周りをウランで取り囲んだそうです。汚い水爆で計算以上の放射線などが出たというのです。
研究によって状況が変わっても政策を変更しようとしない政府、官僚に対する警告的判決がまた出されましたね。こちらはドミニカの移民の方たちと違って何人になるか判らないので基準運用を変えないかもしれませんね。

2006年8月3日
戦後61年目の遺骨収集

8月2日放送のクローズアップ現代のテーマでした。例年、8月になると戦争関係の番組が増えるのですが、いつも「どうして今まで放置していたのか」という思いに駆られる番組がいくつか放送されます。これも、その一つです。
あの大戦中に戦闘死された方が多数おられます。それに劣らぬ数になると思えるのが「餓死」や「病死」ですね。そして、これらは一部を除いて現地に放置されてきたようです。
空の骨箱を貰った遺族の中には「戦地に散った肉親の遺骨を探し続け、未だ戦争を過去のものにできずにいる」方が多数おられるのですね。
強制連行で連れてきた人の遺骨も日本で保管しているというのです。どちらも、もっと早く対策を立てれたはずですね。特に経済成長著しいときは予算も取りやすかったと思うのですが、政府(政権政党および官僚)にその意識がなかったのですね。
これに類することは中国に放置してきた毒ガスの処理問題もですね。あの大戦の負の遺産については政府などが適切異な処理もせず、「忘れよう」としているとしか思えないですね。
中国残留孤児の問題もです。だから、何時までも続くのですね。ただ、戦争を忘却の彼方に送ろうとすることに対しては、皆で「戦争は忘れない。忘れささない。」ようにしましょう。
太平洋戦争開戦前後の政権中枢でどのようなこと(議論にならず、開戦派のみみたいな状況)があったのかとか、ノモンハン事件についての検証をしたのかなどから目を反らさないでほしいですね。
このようなことが昭和天皇と同じように理解できれば靖国参拝などできないと思います。

2006年8月2日
日本人のモラル

8月1日のクローズアップ現代で「崩壊?日本人のモラル」というテーマで取り上げられていました。
幾分かは、モラルは低下しているのでしょうね。子供は大人の背中を見て育ちますので、家庭での、社会での、学校での「教育」大事ですね。
第二次世界大戦のときの捕虜の扱いでBC級戦犯に問われた軍人が多数いますが、軍部の教育がなってなかったからですね。日本人が捕虜になった場合も喋らなくてよいものまでべらべら喋ったというのです。これも、教育のたまものですね。
ところで、今のモラル低下といわれる部分の多くが家庭で親がしてきたのでしょうね。親はコッソリかもしれませんが、子供は堂々とという分が大きいのでしょう。
放送でも家庭ゴミの不法投棄をしている人のインタビューがありましたが、60代女性もいました。この女性みたいな人に子供がいる場合、不法投棄をなんとも思わないのでは。
図書館の本の話のありましたが、こちらは「所有」の概念のことも絡むようですね。それと、「ものを大事にする」という心が結構よい年をした大人が失っているのでしょうね。だから、子供もマネ。
それと、ゴミ出しなどで、日時、方法等を調べるのが、覚えるのが邪魔くさいのでしょう。「一々指示される」ことに慣れてしまった人にとって自律的というのができないのかも。
企業経営ではもちろんですが、教育でも「効率」優先思考も関係するかも。教育では「効率」を高めるのは、如何に実体験を豊富にさせ、それをうまく学習意欲に結びつけるかということだと思いのですが。「バーチャル」ですまそうという雰囲気が強いですね。
企業でも「優良企業」を長く続けているところというのは結構「非効率」的な部分ももっているかもしれませんね。それが、潤いとなり、モラルの向上にもつながっていくのではと思います。
地域で、家庭で、学校で地道に啓蒙していくほかないでしょう。

2006年8月1日
アメリカなどの熱波

今年も熱波で死者も多数出ているようですね。ヨーロッパも結構暑いようですね。
これって、中緯度高圧帯(サハラ砂漠などの砂漠をつくっている)が北にずれたのでしょうね。
アジアでも起こっているのかな。簡単に40℃近くまで気温が上昇してますから。でも、今年はオホーツク高気圧も頑張ってくれてますね。アメリカみたいなことにならないことを祈ります。
死者だけではなく、家畜にも農業にも被害が出ています。日本は雨による生育遅れで話が違うと思います。
昨年はハリケーンでしたね。それも巨大化したハリケーン。どちらも気温の上昇で説明ができそうです。
ということは「温暖化」の影響かな。ブッシュ大統領がおこなった「温暖化対策無視」の結果がアメリカに降りかかっているようですね。その上、自動車産業もやばいですね。
この問題、アメリカだけでは済まなくなります。世界で真剣に取り組む必要がありますね。特にアメリカがね。ツケは大きいですよ。