煙草をなくし、安全に暮らせる社会を創ろう(表紙に戻る)
2005年2月28日 学生、生徒の文書力 これは一昨日の日経教育面の「まなび再考」のテーマでもありました。 落ちているという話ですね。文書力が落ちたかどうかはおいといて、落ちていく理由を考えてみたいと思います。 小学校からの作文ですが、これは自分の思いを綴るということに力点が置かれているのでは。読書感想文もそうですね。 ところが、大学などの論文、レポートなどは自分の論点を明確にして他者を説得するというか分からせるということが目的ですね。 どちらも練習することなしには上達しないと思います。そして、その練習の一つとなる試験での論述問題が激減していますね。択一式が非常に多くなっています。その結果、問題の読解力も低下してきているのでは。 センター試験の生物TBは読解力だけで5割以上できるという人もいます。 対策は難しいですがもっとしっかりした文を読ませ、それについて論述させる練習がいるのでは。 それと、現職教員の読解力の向上も必要ですね。「大学入試センター試験受験案内」の内容で理解できないところがある現職の国語の教師もいます。これ、よく読めば高校生なら判るように書かれています。 パソコン利用が文書力低下の原因という人もいますが、この場合、低下原因は道具にはないと思います。あくまでも人間の方です。
2005年2月27日 たばこ規制枠組み条約 本日 発効 漸くという感じですね。欧米では、この条約の内容を先取りする感じで対策が進んでいます。税収とコスト(健康被害などによる損失)の比較でコストの方が大きいからもあるのでしょう。 特に非喫煙者への被害については許されるものではないという考え方であると思います。 広告規制も欧米では早かったですね。日本は一部を除いてこれからですね。たばこの包装の警告についても日本のはあってないがごときでした。 健康被害については「ガン」以外のことがほとんど知られていないのでは。それについての啓発活動を進めて欲しいですね。 健康増進法での分煙化や禁煙についての施設管理者の責任については罰則規定を入れてもよいのでは。 飲食店等で分煙、または禁煙にしていないところは、おいしい食事を提供する気がないところです。 喫煙者が禁煙したら太ることが多いのは食事が美味しくなるからです。喫煙は周りの人の味覚、臭覚にも悪影響があります。 たばこの火の不始末が火災原因の上位になっています。 早急に学校、医療関係機関、公共機関などの全面禁煙化を。宿泊施設、飲食店などの完全分煙化または禁煙化をして欲しい。 特に学校の敷地内全面禁煙を。ダルビッシュ投手の問題も個人の問題とせず、多くの学校で生徒が喫煙していることに対する教育に携わる者の喫煙が悪影響を及ぼしている例が非常に多いと思います。 次に少しリンクをあげます。 禁煙に関する政治家ページのリンク 2005/01/30 こちらで、情報の重要性の度合いの判っていない国会議員のリンクもあります。選挙の時に参考にして情報の価値判断が正常にできる議員を当選させましょう。
2005年2月26日 大学院について 日経で「大学激動 第3部 大学院肥大化のツケ」という連載が昨日から始まりました。 昨日は、質のよい院生の獲得競争みたいなこともでていました。そして学歴について「マネーロンダリング」をもじって「学歴ロンダリング」ということばもあるそうです。これは、学部の時とは異なる大学の大学院に進学して最終学歴を変えるということからきているのです。連載ではよくないような感じで書かれていたのですが、よいことでは。アメリカでは原則として他の大学の大学院に進学するとのことです。これによって、アメリカは大学の教育のレベルを保とうとしているのでは。身内だけですとどうしても甘くなりますからね。 日本はまだまだ身内ですね。ですから、今日の大見出し「底上げ修士」というのが出てくるのでは。ほとんどの学生が他の大学院に進学するのであれば学部の教育レベルを上げるため、もっと真剣になるのでは。 それから、学生や大学院生の指導ですが、上級生の有効活用をはかれば教える方も勉強になりますが、今はまだ実験操作ぐらいしか教えていないのでは。それと、教育システムとしていないため断片的であるため、どちらにも有効にははたらいていないと思います。 「教える」ということが一番の勉強になるのですが、そのことについての認識不足も著しいですね。 「底上げ修士」の原因の一つに「自発的自己向上意欲」の低下があるのでは。 大学にもなれば、指導も受けますが自発的に勉学等に取り組めるはずですね。高校でその準備がほとんどできていないからでもあると思います。
2005年2月25日 昨日の続き? 今日は大学院のことでもと思いましたが、昨日のことを繰り返します。 ニホン放送の新株予約権ですが、あのような形で発行が認めれるなら株式会社は取締役会の意のままにすることが出来、株主の権利が侵害されると思います。 裁判所はライブドアの申請を認めて欲しいですね。 資本主義が形骸化しないためにも。
2005年2月24日 ニッポン放送の新株発行予約権について 今回の決定のパターンと拡大解釈すると、受託資本金をふやしておいて、経営者にとって必要なときに賛同してくれる第3者(この場合は経営者と株主以外)または緊密な株主にのみ権利を与えることを他の多数の株主の権利を無視しておこなえることになると思うのですがいかがでしょうか。その株価も市場価格を大きく下回っていますね。問題です。 特定の者のみによって株式会社を支配でき、別に株の過半数とかを持っていなくても、状況のよいときに受託資本金を増やしておいて市場株価を気にせず額面で発行できれば、買収なんて怖くないし、経営責任を問われそうなときにも応用できますね。 資本主義の根幹に関わる問題であると思います。 法治国家で許されないことではと思います。他者の財産権の侵害にあたる行為みたいに思います。 マスコミ業界は、今インターネット関係を除いてジリ貧の傾向にあると思います。ですから、ライブドアなどのインターネット関連業界の影響をうまく受けたところだけが残っていくような気がします。 ですから、ニッポン放送がライブドアに買収されてフジサンケイグループと縁が切れても長期的には株主の利益になるのではと思います。 政府機構と同じで旧来の組織を変革しなければならない時期にきていると思います。 私は、フジサンケイグループの方がその変革に対する抵抗勢力のように感じています。
2005年2月23日 スポーツはサイエンス 健康志向でするスポーツも科学的に正しい方法でおこなえば効果が大きくなります。非科学的におこなうと弊害がありますね。 筋肉トレーニングですが、以前買った本に「休息が大事である。48時間から72時間の休息」とありました。 この理由が数年前の日経サイエンスに載っていたのです。筋トレをすると筋繊維(筋肉の細胞)に傷がつきます。この傷を修復するためにそばにある衛星細胞が分裂してそのうちの一つが筋繊維と融合し核の数を増やしてから修復するとのことです。核の数が増えると筋繊維の持つ収縮性タンパク質を増やすことができるというのです。 この修復期間が「休息」として必要のようです。ところが、未だに毎日トレーニングをさせている指導者が多いようですね。 筋力の維持についてもいくつかの書物であったのは「週1回」です。もしトレーニングを中断したときは、毎日組より筋力の低下が緩やかです。このあたりを学術研究の成果を現場に取り入れさせる仕組みが日本では十分できていないようです。 アメリカではスポーツの総合的な研究トレーニングセンターが確かデンバーにあったと思います。オーストラリアでもあるのでは。そこでは、筋肉の質を調べてより効果的なトレーニング法を選手に提供しているはずです。 スキーも昔から国の科学力上げての総力戦の様相があります。日本は未だに個人が主体のようですね。 学校スポーツをもっと「科学的」にして欲しいですね。
2005年2月22日 今日も喫煙問題で ニュース報道ですと「喫煙が禁止されている未成年」であるところに問題があるという印象ですね。 でも、プロのスポーツ選手でしょ。お客さんに最高の状態のプレーを見せる義務があるのでは。お金をもらって働いている限り、その条件の範囲内で最高の仕事をする義務を負っているように思うのですがね。教師なら生徒に対してですね。ただ、何を持ってよしとするかという問題が付きまといます。 でも、スポーツ選手なら身体能力を下げるような行為はするべきではないはずです。教師が解ってウソを教えるのと同様の意味があると思います。やってはいけないことですね。 それは結局、あの子の生育環境、教育環境に問題があったのでしょう。 喫煙を何とも思っていない大人が周りに多くいたためと思います。子どもは大人のまねをします。今の子どもを育てたのは今の大人ですね。 昨日も書きましたが「たばこの害」を教えながら、その生徒の目の前で喫煙するような教師がまだまだいますね。このようなことに自己矛盾を感じていないわけです。そのような状況で育てば喫煙に関して鈍感になると思います。 学校の全面禁煙化を早急に進める必要があると思います。
2005年2月21日 スポーツ選手の喫煙 喫煙はスポーツの大敵ですね。まずは、煙に含まれる成分は非常に多くあり有害ですね。 一酸化炭素は赤血球にあるヘモグロビンと非常に結合しやすいです。これにより赤血球の酸素運搬能力が低下します。運動には酸素が必要なのですが十分には供給されないことになります。運動能力の低下が起こることになります。 ニコチンは毛細血管を収縮させ血流を悪くします。その結果、これも酸素運搬能力が低下しますね。 タールなどの物質は肺に沈着していき、呼吸能力を低下させます。こちらは回復しません。これも酸素の取り込みが落ちる。筋肉などへの酸素の量が減少するわけですね。 運動選手としての能力が発揮できなくなったり寿命を縮めたりすることになります。 では、どうして吸い始めるのでしょうか。原因の一つとして考えられるのが指導者が吸っている場合ですね。生徒はまねをします。 さらにこの指導者には「喫煙の害」を教えている教師も結構います。余計、始末が悪いですね。 家庭環境も影響するでしょう。 「学校での勉強が日常生活と関係がない」という間違った考え方もね。 「文武両道」の意味の取り違えもね。この「武」は学習したこと(文)を行動に移すとかいうような意味です。これができるようになると「喫煙の害」を理解できればたばこを吸わないとか、吸っていても禁煙ができるということになるはずです。 今回、ダルビッシュ投手のことで報道されましたが、スポーツ関係者はよく考えて欲しいです。
2005年2月20日 ライブドアによる日本放送株買い入れ この件についていろいろな人がいろいろ言っているようですね。 例えば、森前首相の発言「お金で何でもできると思っているのでは」とかいうのがありました。これについては、森前首相が根底にそのような考えを持っているのかと思ってしまいました。 それから、日本貿易会会長の発言「安易なM&Aマネーゲーム」という発言ですね。これも資本主義というか株式会社であれば当然起こっても仕方がないことでしょう。まあ、発言者に東大中退の成り上がり者がという思いがあるのではという感じを受けました。ハーバード大学大学院のビジネススクールを修了している楽天ならどのようなコメントをしているのかな。 日本的な考え方で見られて堀江氏は大分損をしているようですね。野球の時でもこれは見られました。あのときは、ネクタイの勝ちでしたね。 そこらは、楽天の三木谷氏はそつがないですね。
2005年2月19日 若者は忍耐力不足 73% これは本日の日経教育面「数字は語る」の見出しです。 経済同友会の企業経営者アンケートからです。 今の若者の良い点と悪い点を選ぶという形式で調査されています。 これは不足している方ですね。この原因は家庭や学校を含む社会全体にあると思われます。 ところで、不足しているものに問題解決能力や課題発見能力なども上げられています。 ここらは学校教育によるところが大きいですね。問題集などの解答暗記型の授業および試験を繰り返させられると考えなくなりますね。 例えば、考査範囲を教科書のページでのみ発表すると問題集や副読本のどこをすればよいか解らない。副読本は授業で使用いているにもかかわらずですね。 だいたい教科書に準拠して授業をしていれば教科書での範囲も見当がつきそうなのですが、それも考えない。それで教師の方が妥協して懇切丁寧(実際は単に生徒をバカにしているだけ)にプリントに教科書、副読本、問題集などの範囲などを書いて配っているが多数います。 このようなことをする教師の方が生徒受けがいいのですね。 この例に見られるようなことを繰り返せば「問題解決能力や課題発見能力など」の初歩も身に付かないでしょう。 ですから、総合学習の意味も理解できないのでしょう。 大学教育に於いてこの「問題解決能力や課題発見能力など」を学生に身につけさせるために苦労しているところが多いようです。 高校での進路指導で住居地の私学と遠方の国公立(下宿)との場合、住居地で就職したい場合、生徒にとってどちらが有利(経済的なものも含む)なのかもよく吟味しないで国公立を進めるのがいます。全国どこでも就職のさい有利に進めることのできる大学は国公私立どれをとってもそれほどないのにね。解っていないのです。 まあ、どこの大学も地元と東京に対しては精力的に頑張っているようです。
2005年2月17日 中部国際空港開港 ついに開港しましたね。国内線との乗り継ぎも便利なようですね。成田はほとんど国内線がない。関空は乗り継ぎに便利な時間帯のを伊丹に取られている。 国際的なハブ空港の競争をどのように考えているのかな。 民間主導というか民間で作った空港らしいですね。国内線だけと国際線では周りに対する波及効果に違いが見られると思います。空港でも滞留時間も国際線の方が長いですね。機内食等の持ち込みなども国際線の方が圧倒的に多いですね。国内線だけだと騒音だけとは言いませんが空港の恩恵は少ないと思います。 この空港が国際線と国内線を如何にうまく繋ぎ、乗り継ぎ客を多くできるかということでさらなる発展をして(すると関空は沈没かな)日本を代表するハブ空港になって欲しいですね。そのためには最低限あと2本の滑走路を建設する必要があると思うのですが、乗り継ぎ等で利用を増やせる可能性があると思います。地域経済もしっかりしていますね。 ここらで頑張ってもらわないと海外へはソウル経由などという事態になる恐れもあると思います。 コンテナ貨物はほぼ釜山などにハブ港の地位を奪われてしまいました。次は空港という危険性があります。そうならないために中部で頑張って欲しいです。関空は伊丹の大阪空港、神戸空港の3港ともども自沈かな。
2005年2月16日 ネット上の情報は正確か ネット上には多種多様の情報が多数あります。これらの情報の真偽および質ですね。多様ですね。 検索サイトで検索上位の情報は正しいのか、役にたつのか? 結局は信頼できる書物等で確認することが必要ではと思います。 googleですが、被リンクが多いのは良いサイトというの基準の一つのようですね。その他にもいくつも基準があるので少しぐらいあっても下位に転落したりしています。また、基準を変動させているようですね。 でも、リンクはする方の価値観で設定されることになりますの違う価値観から見ると利用価値なしもあり得るわけですね。私のサイトなどはその典型でしょう。お陰様で時々ウイルスメールが来ます。yahooのwebメールで対処しています。メールソフトはアウトルック以外です。セキュリティーの都合でソフト名は言えません。ウイルス対策ソフトもPCごとに違うものを利用しています。ブラウザーもIEは通常使いません。 今日の日経一面の連載「ネットの死角」である大学の先生が学生のレポートについて話されていました。 「4割ほどがネットの情報をそのままコピーして提出している。真偽も確かめずに検索上位の文章を正しいと思いこんでる。」とぼやかれ対策に追われているとのことです。 これは、情報を与えられ続けてそれを覚えることのみを勉強というような教育を受けてきたからでしょう。 自ら探し真偽を確かめるというのは大学生になって初めてしたのでは。「考える」という作業を面倒がる性格も災いしてるかも。 今日のタイトルに「ネット上の情報は正確か」としましたが、巷に溢れている情報すべてに言えることですね。それと、情報自体は正確でも解釈の仕方で価値が違ってきます。その「解釈」するための基礎になる「知識」等も問題になりますね。 我々は常に「知識」などの点検をおこない、取捨選択する必要があるわけですね。よりよい情報を得たと思えたら「君子豹変」(以前とは違うよりよい人間になる)することになると思います。 情報が「正しい」とかは結局各自の価値観で判断することになるのでは。決して「検索上位」など外部条件だけで判断するものではありません。
2005年2月15日 NHKの放送について ハッキリ言って「予算」や「人事」権で国会に対して頭が上がらない。今の「国会」は自由民主党が過半数を制していますね。ですから、「自主規制」にいそしんでおられるようです。 自由民主党などが隠しておきたいことについては触れないようにね。 私は、公共放送と裁判所は時の政権に批判的であるべきだと思います。政権の意のままでは北朝鮮と同じです。 よりよい社会を創るためには健全なる報道機関が必要なのですが、「予算」などの関係で健全とはいいがたい面があると思って見ています。 日本を潰さないために、これは天皇制を維持するためとも言えるかもしれません。時の政権に批判的であって欲しいです。
2005年2月14日 本日お休み→LPレコードの話→教育のこと 適当なネタが思い浮かびません。土曜日に某電気店街まで遠出してマーラーの交響曲第3番のLPレコードを買いました。 少年合唱団の歌声(ボーイソプラノかな)が綺麗なのが印象的でした。CDも持っていますが声が濁っていました。 これは「サンプリング数」の問題です。CDの限界ですね。ですから、最近サンプリング数のさらに多いスーパーCDやDVDオーディオがでているわけです。 欧米ではLPレコードの新譜が未だにでているわけですね。日本でLPを捨てたクラシックファンで泣いた方が大勢いたそうです。メーカーの情報を鵜呑みにした結果ですね。 やはり、自分で調べ考える能力というものを教育で育てる必要がありますね。
2005年2月13日 長寿の秘密は和食 これは本日の日経健康面「はつらつ養生訓」の見出しです。 これによると総エネルギーのうちタンパク質が12%、脂質が25%、炭水化物が63%の割合で取るのが理想的なバランスとされているそうです。 日本の和食は、先進国の中で炭水化物が多くて脂質が少なく、ほぼ理想的なバランスになっているとのことです。 まあ、細胞のエネルギー源としては炭水化物のブドウ糖(グルコース)が一番でしょう。神経細胞はグルコースしか利用しません。筋肉もグルコース大好きですね。 炭水化物を摂取せずにタンパク質を摂取すると肝臓で糖に変える手間がかかりますし、血糖量が増加していなくてもアミノ酸によってインスリンが分泌される。(からだの科学 増刊 糖尿病2001 より) そうすると血糖量が低下する。そこで血糖量を上げるためにグルカゴンなどが分泌され、どちらも肝臓などに同時に作用することになるのでは。肝臓はどちらの命令に反応するのかな。 タンパク質や脂質を多く取ると糖尿病になりやすくなります。これを防ぐためにも炭水化物主体の和食にしましょうね。
2005年2月12日 フランスでバカロレア資格の科目減に高校生が反対のデモ 本日の朝日新聞夕刊にでていました。 フランスでのバカロレア資格は高校卒業認定と大学入学資格の両方です。そして、これを取得すると原則として無試験で大学(ほとんどが国立だったと思います)に入学できます。 高校3年生の負担を減らそうとして科目を半減させる代わりに学校での平常点などを加味する案を発表したところ、学校格差があり、どこの学校を出たかで不利になることがあるとして高校生10万人がデモをしたそうです。 他の理由もあって無期限延期になったというのです。 向こうの高校生はやりますね。要するに現状ですとどこの高校をでても同じ基準で評価された資格ですが、改定案では平常点などの基準が学校によって異なってくるというところに問題があります。そこを高校生たちは心配したのでしょう。 フランスのシラク大統領や前大統領などは「高等行政学院」を卒業しており、大学ではないようです。カルロス・ゴーン氏は「国立鉱山学校」のエリート養成コースです。これは激烈な入学試験があるとのことです。 これで思うことは、センター試験を大学入学の基礎資格認定のみ見る試験にしませんか。フランスでは、基準のバラツキが嫌われたのでしょう。 高校格差は厳然としてあります。大学格差もね。ならば、外部団体による資格としての卒業認定テストを大学も高校も導入してはいかがでしょうか。
2005年2月11日 建国記念の日 今日がですね。これの元の「紀元節」の制定の経緯についてネットで調べてみてください。歴代政府の中でまともであった明治の維新政府が始めたようですね。 どうして、今の中国などのアジア諸国のように新暦と旧暦の併用をしなかったのでしょうか。どのようなことに対しても西洋崇拝の思想が濃厚のようですね。ですから、氏名の読み順もあちら式、ここらでは日本だけです。 神武天皇の即位の日を新暦に換算したいうことにしてます。 ただ、この日、制定以降の使われ方に問題があり、結局大日本帝国憲法を改定せざるおえない状況に日本を追い込んでいったわけです。 ところが、この日を声高く復活を唱えている人の中にはこのことをなかったものとしている者がいるようです。また、日本を潰そうとするつもりのようです。「歴史は繰り返す」ということばがあります。それを実践する気のようですね。 「歴史を鏡とする」という意味を全くわかっていないようですね。 あの大戦も日本共産党のいうように戦っていなければ、いまでも大日本帝国憲法であったと思います。
2005年2月10日 今日はお休み いつもみたいな日記のネタが思いつきません。健康とか書けばなにかかけるとは思いますが今日は休みます。 今月27日にたばこ枠組み条約が発効しますので当日にはこの条約について書いてみたいです。
2005年2月9日 総合的学習は教師次第 これは本日の日経社会面の記事の見出しです。 文部科学大臣が小学校の授業を見学しての感想です。 これはどの教科でも言えるかも。でも、総合学習を教員の現状も考えずに導入したのはどこの官僚でしたけ。それを棚に上げて発言ですね。 研修も十分せず、人員配当も現場押しつけ。この総合学習を効果のあるもにするためには高い教養と論理的思考、各教科の関連性などに理解のある教師が必要なのですが今の教員養成の仕組みでは心許ないです。 大学の科目では、卒業論文などが総合的に学習してその成果を発表するので「総合学習」に相当するのでは考えます。ところで、この卒論指導が的確にできる大学教員はどの程度いるのかと思います。 どちらかというと、旧帝国大学、旧三商大などや有名私学に多いと思います。ほかの大学にも居られますが。普通の人間が自分が指導された経験があってこそ生徒を指導できるのだと思います。この指導された経験がずさんですと指導はできませんね。 一般の教科でもこの現象は見られますよ。 自ら能動的に勉学してこなかった者は教える時、受動的な勉強を押しつける傾向があります。 また、受験勉強を苦しみながらしてきた者は勉強は辛いものであると思いこんでいる節があります。勉強は楽しいのですがね。そうは思えないのですね。それは生徒に伝わります。そのような教師が多数を占めると一部の教師が頑張っても多くの生徒には効果がないですね。 ということで教師次第、親次第ということになってしまいそうです。
2005年2月8日 新幹線全面禁煙 JR各社に要望 これは本日の日経社会面にあった記事の見出しです。 日本小児科学会、日本循環器学会、日本公衆衛生学会、日本呼吸器学会、日本産科婦人科学会など国内九学会合同でつくる禁煙指導ガイドライン委員会がJR各社に車両、駅ホームの全面禁煙を求める要望書を 提出するということです。 世界保健機関(WHO)が主導する「たばこ規制枠組み条約」が発効する27日までに回答するように求めることになる。 まあ、喫煙車両を孤立させた状態でつなぐのなら煙(粉塵などの有害物質)が禁煙車に流れることはないと思いますが、今のように行き来ができる状態では粉塵濃度が法定基準を超えて、受動喫煙防止を定めた健康増進法25条に違反することが明白だそうです。そうだと思います。汚染された空気が実際流れてきますからね。 「たばこ規制枠組み条約」が今月27日に発効するのですね。これを機会に日本も欧米並みになることを望みます。 喫煙者は喫煙によって、食事が不味くなっていること、香りに対して鈍くなっていること、酸欠になっていること(息切れなどに現れます)、見えませんが肺が真っ黒けになっていること(呼吸能力が確実に低下していっています)などの害があることも理解して吸って欲しいですね。人生の大きな楽しみの食事がおいしくないという状態が続くわけですね。 当然、吸わない人に煙の影響が絶対に及ばないように吸ってください。
2005年2月7日 大学の授業料 本日の日経に大学の授業料の歴史についてのコラムがありました。 授業料を毎月という感じで集め始めたのは福沢諭吉の慶應義塾が最初だそうです。しばらくすると、それが当たり前になっていったようです。 1890年代でしたか、帝国大学の授業料が25円のとき、慶応は30円だったそうです。東京専門学校(早稲田の前身)は20円ぐらいで、明治大学の前身の学校はもっと安かったそうです。 そして、このときから授業料に対する学生の考え方に早慶の違いがあったそうです。授業料値上げに対しては早稲田の方が激しく反応していたとのことです。 今は、当時や1970年前後みたいな感じではないようです。 国立が年間53万5800円で私学の文系が80万円前後が多いようですね。戦後の一時期より格差の比率は小さくなっています。下宿や遠距離通学などすると自宅から近距離の私学に通学する方がトータルで安くなる場合が結構あります。 大学でたあとの就職先については各大学で地域や業種などに違いがあり、全国どこでもというのは、国公私立のなかで極少数の大学のようですね。今は大学のHPで調べてみることができますので受験前に、できれば志望校決定前に調べてみることをお勧めします。 ただ、どこの大学に進学しても充実した生活を送るということは必要です。東大などでも就職でも進学でもない卒業生がいます。
2005年2月6日 内向き日本 朝日新聞の今日の記事によると、世界経済フォーラム(ダボス会議)に欠席したようなのです。 世界からビジネスリーダーや政治家が多数参加しているようですね。イギリスのブレア首相も参加していました。 国際交流にはいい機会だと思うのですが、どうしてごく少数の参加にとどまっているでしょうか。 昨日でしたか、入国管理に関する法律および入国審査についての投書が朝日に載ってました。これも、管理を適正にというより「内向き」を感じさせる内容でした。 「内向き」だから外でしてきたことは「なかった」ことにできるのでしょう。 まだまだ、悪い意味の「村意識」が色濃く残っています。悪い意味の「村意識」は完璧に「内向き」であると思っています。 昔の自給自足の状況でしたらそれでもいいのですが、今は貿易をおこなわないことには日本は成り立ちません。「内向き」の人たちはこのことが解ってないのでしょうか。 それと、欧米に行った時(国内でかな)、姓と名を逆転させるのは日本人だけだそうです。植民地根性丸出しですね。旦那様に合わせているということです。それで、日本の・・・を守るとか言えますね。 NHKの受信料に関しては、本田勝一氏の「NHK受信料拒否の論理」という本をお薦めします。出版社は未来社です。
2005年2月5日 学ぶ喜び知る これは日経「私の履歴書」、今月はピーター・ドラッカー氏の今日の見出しです。 9才の時、学校長が潜在能力を導き出して学習帳にその目標が書き込まれて伸ばしてくれたそうです。ですから、ドラッカー氏は「できないことではなくてできることに注目せよ」「目標管理(目標によるマネジメント)を実践せよ」と助言されているそうです。 努力してできるようになったり、解るようになる成功体験をすることによって得られる喜びですね。大切ですね。順位より大切では。 このことが将来、自ら疑問を持ち自ら調べ考え考えをまとめる力、他者に伝える力の基礎では。言われた通りするのではなく、自ら方法も考えてする、そして新しいことが理解できた時の喜びというものですね。 内容が深くなるにつれて幅広い知識が必要になりますが別に苦にはならないですね。勉強するのが楽しいですから。 勉強が「行」になるのは「学ぶ喜び」を知らない、解らせないような教育になっているからでは。
2005年2月4日 原爆資料館無料化 これは本日の朝日新聞夕刊にあった記事です。入場者数の減少が続いているので食い止めようとしてのことだそうです。4月からの予定です。 この記事を読んで思ったことは被害を受けたことが「忘れない」そして「忘れないように」「忘れ去られないように」にする当然の気持ちがはたらくということです。 被害を受けた方々が何時までも覚えているのは当然だと思います。そして、その遺族も。 原爆は日本が受けた方になりますね。 ところで、アジア諸国に与えた被害の方も各国とも同じように「忘れない」そして「忘れないように」「忘れ去られないように」にする気持ちは日本人同様に持っていると思います。 そのとき、被害を与えた方が「事実がない。」ような発言や行動をした場合、どのような感情を被害者側は持つでしょうか。アメリカは原爆投下の正当性を主張することはあっても、投下の事実は認めていますね。 先月に書きましたが、ドイツが認めているアウシュビッツのことを否定するようなことを雑誌に寄稿した人物の行動は反感を呼んだだけでしたね。日本はこのようなことに鈍感すぎるのでは。結局は日本を窮地に追い込みかねない訳ですね。 被害者感情が全く判っていない。だから、拉致被害者を平気で中傷したりする人が出てくるわけです。
2005年2月3日 「全入時代」の大学に求められるもの これは本日の日経社説の題の一つです。内容は日経を読んでください。 私なりに思うところを書いてみます。 まずは、卒業生の学力を含む能力の最低基準の保証ですかな。基準に達しないものは卒業させないと言うことです。この場合、問題になるのが「基準」ですね。ある大学のある教授は、受講生に「80点あげる。」とか言っていたのその大学のHPにありました。その教授の基準はどこに行ってしまったのでしょう。 会津大学は、外国人教授が厳しく成績を評価しているようですね。その結果、企業の信頼は厚いようです。入試難易度は会津大学の方が低かったのでは。卒業生の質が問われていると言うことですね。 新聞には、「世界的な研究大学」「教養大学」「高度専門職大学」など、すべての大学が同じ方向ではなく特色を出すべきであるとかありました。でも、それぞれの分野でにおいての「卒業生の質」とい問題が付きまといます。そこの議論、そして基準の設定なしには今と同じようになって棲み分けができないことになります。 現状では、研究大学的なところが高度専門職大学院を作っているというところがありますね。 「卒業生の質」を問題にすると、留年や退学が増加すると思いますが仕方がないと思います。教室に「存在」するだけでは意味がありません。主体的に研究活動のできる学生を増やせる仕組みにする必要があると思います。
2005年2月2日 大学入試問題点検 これは本日の朝日新聞社会面に出ていた記事からです。 合格発表までにその出題した大学が予備校に問題の点検を依頼しているという記事です。代ゼミで15校ぐらい、河合塾では50校ぐらいあると書いてあったと思います。 合格発表後に発覚すると訂正や損害賠償などが起こりかねないので48時間以内にということだそうです。 これについてある大学の教授は「大学の質の低下がおこるかも」とか憂慮されていました。 マークシートの択一問題などをするからでしょう。推薦入試でも一般入試でも「論述式」にすれば、出題ミスは激減します。誤植等のミスがあったりしますが。 もっともある大学のHPでそこの入試問題の模範解答を見て唖然としたことがあります。思わずネットで調べました。どうも私の方が正しいようでした。 大学選びをする時は設立母体だけではなく卒業生の進路先(率ではありません。就職率などが同等と思われるところより低い時は問題があるかな。)などで学生がどの程度鍛えられているのか調べる必要があると思います。
2005年2月1日 寒波襲来 今年一番の寒波がきていますね。雪の多いところは大変だと思います。新潟県の山古志村は大丈夫なのでしょうか。心配です。 ところで、寒さに対して「強い」とか「弱い」とかがありますね。子どもは寒さに強い方でしたが、今は寒がりが多いようですね。この変化と体温の変化の関係、あるのではと思ったりします。 体温が高いということは発熱量が多いということですね。体温調節中枢を流れる血液の温度を保ちやすいということになるのでは。以前、ある大学医学部の衛生学講座の教授から次のようなことを聞いたことがあります。 「エスキモーの人は、手などの皮膚温が低下するとその部分の毛細血管が拡がって血流を多くして皮膚温を保つ。」というのです。その結果、凍傷になりにくいとのことでした。これも、体内の発熱が少ないとできないのではと思います。 冬に外でよく遊ぶ子どもの頬が赤くなっているというのも毛細血管が拡がったままになるからだと聞いたことがあります。 どうも、体温高めの方が寒さに強いようですね。体温高めに保つためにはエネルギーの消費を多くする必要がありますね。 ということは、体温の低い人より「太りにくい」ということになったりするのでは思います。 筋肉を鍛えて、代謝を高め、寒さを乗り切りましょう。