2008年のオリンピック招致に関して朝日新聞で大阪の招致の担当者の歴史認識のなさについて書いてありました。(詳しいことは新聞を読んでください。) 名古屋の失敗やサッカーのワールドカップのごたごたの教訓を勉強して対策を立てたのでしょうか。なにか、立候補するということが決まったらあとは一直線みたいな感じがしました。 何か決定したら、例え間違っていても突き進む日本の歴史そのものみたいに感じました。過去の歴史の誤りを認めないことによる一番の被害者は我々日本国民です。これは戦後の行政においても数多く体験してきているのに、懲りないですね。 いま、NHKの放送されている北条時宗に関してですが、1回目の襲来の教訓として博多湾に防塁を作って2回目のとき、第一陣の上陸を阻止していますね。それで、台風の季節まで蒙古が待たされることになったそうですね。神風ばかりが異様に強調されてましたね、戦前では。どうしてこうなったのでしょうか。 日露戦争でもこんなのがあります。例えば、乃木軍による旅順要塞攻撃です。近代要塞に対して昔ながらの突撃を繰り返させ、多くの将兵が倒れました。近代要塞に対しては重火器などを十分に使って攻撃するとか、防備の手薄なところを探して攻撃するのが通常だそうです。そういうことをしなかった。ただ、突撃あるのみ。これでは、兵隊が可哀想です。日露戦争後、この失敗を誤魔化すために突撃が美化されることになり、その後の戦争においても兵器より突撃ということになったようです。日露戦争においては大砲等の重火器ではロシアを上まわっている場合が多くあり、当時の最新兵器を陸海軍とも持っていたようです。ところが、帝国陸軍は昭和に入っても日露戦争のときと同じような兵器で戦争をしていたようです。 8月15日、これは明らかに「敗戦記念日」ですよ。なのに、「終戦記念日」と称して誤魔化している。明らかになっていることでも、どうして都合の悪いこと、失敗したことなどを「ないこと」にしたり、「誤魔化したり」するのですか、その結果、日本に不利益がもたらされている現実を直視してください。 あとは、また書きます。