大学入試と学力 近年、大学生の学力低下とかいろいろ問題になっています。 大学入試を見ていて疑問に思うことがいくつかありますのであげておきますのでどなたか教えていただけたら幸いと思いますのでよろしくお願いします。 その1 特に理系大学について思うのですが、入学してから必要になる科目を入試科目から外している。そして高校での履修さえも求めていないところがある。入学後にちゃんとその基礎科目の授業をしていないところもあると聞いております。 一体、どうしているのでしょうか。数学や物理、化学に対してアレルギー症状を示すものさえ入学する可能性があるというのに。それから、金融派生商品は数学を使うことによってできた商品みたいですね。だから、経済学部ではなく、理系出身者を金融機関は採用するんですか。 その2 どうしてマークシートが好きなのでしょうか。論述させることが大事だと思いますが、いかがでしょうか。日本みたいにマークシートの蔓こっている国がありましたら教えてください。資格試験やそれと同様な試験で使っている場合は多く見られるようですが。 (ここよりMonday, 08-Mar-99 20:31:50)論述させないでマークシートなどで入試をするものだから、日本みたいなところでは覚えることだけで良いと思うものがたくさん出てきて、たくさん覚えればそれでよしとする風潮がまん延したのでしょうね。出る順などという参考書はその際たるものではないでしょうか。コンピューターのほうが確実に大量に記憶できるのに。人間は、考える動物だったはずですが。 その3 どうして教養的なテストの部分とその分野で必要な能力を見るテストを併用しないのですか。もっとも教養的なほうは、ある点数以上であればそれでよく、順位付けには使わないということでないとだめですが。
その4 文部省が推薦入試枠の拡大を打ち出しましたが、推薦といている入試で多数の学生を入学させている大学はしつこくマークシートを使っていたりします。じっくりと面接、論文などでするとすれば、何100人も推薦で合格させるのは、ものすごい労力ですから、結局一般入試と変わらないことになります。はっきりと言って一般入試でもっと論述を増やすことです。マーク(記号選択式、穴埋め、短答式などを含む。)では合否を決めずに受験資格があるか、ないかの基準のみに使うべきです。 この項目は「Wednesday, 10-Mar-99 23:17:17」に記述しました。 その5 企業の求人活動がますます早くなっているようですね。一体何を基準に採用内定を出しているのでしょうか。本来、大学においては、卒業論文(卒業研究)を一年間で纏め上げることをするのが当たり前だと思います。その過程において、学生は初めて、答えの用意されていないことを調べ、まとめ、発表するということをしているはずです。良い指導教官のもとでおこなうとものすごく成長します。その成果を出す前に採用しているということは企業が大学教育を当てにしていないということではないでしょうか。また、なんじゃかんじゃと言ってもなにかレッテルで採用しているのでは思ってしまいます。皆さんはどう思われますか。 この項目は「Friday, 12-Mar-99 18:07:24」に記述しました。
その6 先日にニュースで高校の推薦入試のことがあり、一般入試でも内申書の重視がまた出てきました。相対評価で作られた内申書にどれだけの意味があるのでしょうか。そこには人間の成長というか、持ち味とかも、相対評価です。(あるグループの中で勝れているとかの評価になってしまっているようです。)本来、推薦入試とは、みな、良いことだけを書かれた内申書や推薦書があり、選抜側が見抜くものだと思います。学校での要録が成長の記録なら、相対評価のものは残すべきではないと思います。それから、みんな同時に入学、卒業させるのですか。なぜ、まず、覚えさせようとするのですか。幼児が成長していくのは、自分自身の意欲です。義務感ではありません。 この項目は「Friday, 09-Apr-99 21:03:07」に記述しました。
その7 5月24日のクローズアップ現代で大学生の学力低下の問題が取り上げられていましたが、日本みたいな相対評価による競争では、学力の要求水準を下げると、そのまま学力低下につながると考えられます。何ができるようになったかではなく、他者より点が良ければ良いわけで、何ができるようになったなどということは関係ないのですから。学力の要求水準は下げるべきではなく、また、マーク(記号選択式、穴埋め、短答式などを含む。)を重要なテストからなくすべきです。あいかわらず、企業は何を基準に採用を決めているのでしょうか。それから、どうして、敗者復活の制度が日本にはないのですか。いろいろまた書きます。同じようなことかもしれませんが。 この項目は「Thursday, 27-May-99 20:54:51」に記述しました。
その8 5月30日の日本経済新聞の教育に関する日曜ごとの特集記事に受験偏重の解消を求める記事があったが、企業の採用姿勢や大学入試の形態が改まらない限り、無理ではないか。採用基準で、「どこの大学を出たかは基準になっていないこと、本当にその人の実力を見ていること、出世も、」を実績で積み、それを国民に知らせること。大学は入試をすべて論述と面接で行うこと。これがないと、記事にあった生徒のように日本から脱出してしまうものが出てくると思います。どう思いますか。 この項目は「Sunday, 30-May-99」に記述しました。