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筋力の定義など
感覚麻痺での筋トレ等過剰リハビリが良くない理由

「筋力の定義」と補足
感覚麻痺での筋トレ等過剰リハビリが良くない理由
脳卒中でおこる運動麻痺は神経の問題

「筋力の定義」と補足(2014年7月2日と7月3日)

 筋力の定義から思うことね。
 ウィキペディアにある筋肉の出力の定義は「筋肉によって生み出される力は、筋肥大×神経発達(%)×瞬発力によって求める事が出来る。時間の概念を加えれば、筋肥大×神経発達(%)×瞬発力×持久力が発揮された力の合計である。」でした。
 味噌は神経発達ね。
 脳卒中ではこの定義ですと神経発達が0%になってしまっているということですよね。
 他が無限大でもゼロを掛ければ、値はゼロになります。
 それを、ゆっくりゆっくりゆっくり戻していくのがリハビリですね。
 神経復活が不十分な状態での筋トレには問題点だらけみたいです。感覚麻痺ですと、運動神経系の抑制ニューロンがはたらいていないのですかね。だから、筋トレで興奮ニューロンを勢いづかせると運動神経は興奮状態のままになるかな。そして、筋肉が収縮しっぱなしとかになると、実用作業筋力はゼロに近づくことになると考えます。
 そして、例えば爪切りの時に他の方に「指伸ばしをしてもらわなければならい。」とかになることにもなりかねないのが「感覚麻痺での筋トレ」ね。
 セラピストさんに様子を見てもらいながら、ボツボツね。
 実用作業筋力発揮には、「関節の可動域がある」というのが絶対必要です。負荷を掛けたリハビリで一見高負荷にできているようでも作業領域とかの観点と筋緊張がないかどうかというようなことも含めて筋力を考える必要があると考えます。
 負荷を掛けたリハビリをしているのに昨年より筋力がなくなったとか感じている方は「筋力」の概念を一度作り直してみてください。
 神経が健常状態でもやり方に無理とかがあると筋肉を痛めるのが筋肉トレーニングです。
 私らの脳卒中を患った者は、非常に慎重におこなう必要のあるのが筋トレね。「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」で筋肉の柔軟性と関節の可動域確保を優先しましょうね。実用作業筋力を復活させるためにね。脳卒中の筋力リハビリは神経系の回復が最優先されるものであると考えます。そのためにも、可動域の確保を。

 昨日の投稿の中で「神経発達」ね。「筋肉によって生み出される力は、筋肥大×神経発達(%)×瞬発力によって求める事が出来る。」の「筋肥大」とかの書き方から、成長によって増えたというような意味合いも感じられるのですが、元がゼロならゼロのままなのでその時々の筋肉量と置き換えられるのでは。
 とすると、「神経発達」ももともとも神経の質がゼロならゼロだよね。
 成長で増えた分というような意味ならその時の神経の量と質かな。脳卒中は脳のどこかでこの神経量がゼロ同様になることだよね。
 一瞬にして起こりうるのは筋肉量でもなく、筋肉の質でもなしに神経細胞の喪失ぐらいかな。
 だから、昨日の解釈でも大体よいのではと思っています。
 「実用作業筋力」という言葉は昨日、思いついた言葉です。我々に必要なのは生活作業に必要な筋力ですからね。
 筋トレの動作でよいのもあると思いますが、数少ない動作の筋トレの繰り返しですと、特定の筋肉は過剰に使われ、そうでない筋肉は放置の同様の憂き目ですね。全身の筋肉をその時応じて使い分ける生活動作には不適切なことも出てくると思います。
 健康志向のダンベル体操のある本では十数種類の動作が紹介されていました。脳卒中者の特定動作の筋トレではね、怖い怖い。
 ですから、「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」と「感覚神経回復を目指す」ための日常リハビリで全身の可動域を確保して復活を目指しましょう。

感覚麻痺での筋トレ等過剰リハビリが良くない理由

 2014年6月19日(木)、
 感覚麻痺での筋肉の痙縮や拘縮のタイプは破傷風菌毒素型(調べてね)が多いかな。
 破傷風患者の絵を見るとまさしく腕は屈曲、足腰は伸びきりね。背筋と腹筋では健康なら背筋が強いみたい。

 破傷風菌毒素は運動神経系での抑制ニューロンに作用して硬直を招くとか。これを緩めるのがボツリヌス菌毒素ね。
 そう、ボトックス療法ね。
 破傷風の治療にボツリヌス菌毒素が使えるのですが、現在は破傷風治療には使っていないみたい。

 それぞれの作用機序はネットで調べてね。同一箇所ではない。ただ、実質的に相反する作用ね。

 破傷風が硬直で、ボツリヌス菌が弛緩ね。

 ボトックスは硬直している筋肉を運動神経のところで作用して弛緩させるということね。

 筋トレとかは運動神経興奮亢進を招くので、筋肉までの神経のどこかで運動神経を静めるというのがボトックス治療ね。

 破傷風は運動神経の抑制系ニューロンに作用して麻痺させるというので、抑制出来なくなり興奮系が頑張ってしまいますね、筋収縮の方に興奮過剰にね。

 破傷風の発症機序から思うと筋収縮において感覚神経が抑制系の発動に非常に重要な役割をしていると思います。

 感覚麻痺ではこの抑制系が発動できなくなるので運動神経が興奮したままになりやすいのね。
 ですから、注意しないと麻痺部分で破傷風様の硬直が現れるのではと思います。

 よって、感覚麻痺では筋トレ厳禁みたいな感じです。

 運動神経は興奮系ニューロンと抑制系ニューロンの両方の作用がバランスよくあって、正常に興奮出来るのです。

 抑制系がなくなると興奮が亢進して止まらなくなります。
 皮膚感覚や筋紡錘からの筋収縮感覚は抑制系に働きかけていると考えられます。

 リハビリによる筋緊張亢進の理由ね。だから、マッサージとかで興奮系の怒りを静めるのかな。怒りを静めないままにすると筋肉が緊張のままになっていくのでは。

 脳内で興奮系ニューロンと抑制系ニューロンが連携しながら働いて活動しています。どちらがダウンしてもよくないのです。

 感覚麻痺は抑制系を刺激しなくなるということですかな。

 運動神経の抑制系ニューロンを働かせるのには、「収縮はもう十分ですよ。緩めてください。」という感覚情報が必要ですよね。
 感覚麻痺はこの情報がなくなっている状態です。なければ抑制系ニューロンは働かない。よって、筋肉は硬直へね。

 リハビリで「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」と「感覚神経回復」には筋肉を動作させる必要があるので、筋緊張亢進させないように慎重におこなう必要がね。

 ネットとかでの調べ物が役に立ちますが、適切なサイトでね。
 その真偽が判断出来るようにするのは基礎的な教養ですかな。まずは豊かな教養をつけましょうね。
 この投稿も書き直しながらちょくちょく再投稿します。
 運動神経等の方からの麻痺については調べていません。
 破傷風菌とかは別にして神経の話は高等学校の生物の教科書にも載っている程度ですけどね。破傷風菌毒素とボツリヌス菌毒素との関係とかは、昔、日経サイエンスに出ていました。
 脳卒中の後遺症のうちの筋肉などの後遺症についてはグラクソ・スミスクライン社のサイトにも出ています。

 ウィキペディアの破傷風破傷風 です。発症機序に注目ね。運動神経の抑制ニューロンがダメージを受けます。破傷風にたどり着くヒントはグラクソ・スミスクライン社のボトックス療法でした。ボツリヌス菌でも調べてみてね。
 ウィキペディアの破傷風の解説にあった絵「破傷風による筋肉の発作で苦しむ人の絵(1809年チャールズ・ベル作)です。腕だけとか足や足先だけとかをみてください。屈曲腕や足指の指曲がりとかでそっくりさんがいますよね。

 脳卒中でおこる運動麻痺は神経の問題(2014年7月18日)

 脳卒中でおこる運動麻痺は神経の問題ですね。
 神経が回復せずに使われないので徐々に廃用症候群というのが起こる可能性が神経でも起こりうるみたいですね。
 筋力は筋肉量×筋繊維収縮力×神経の指令能力ですかな。
 このとき、神経は常に筋繊維を100%収縮させるということではなくて、トレーニングによって動員出来る筋繊維量の割合を増やしているとか。
 使わないと当然、その割合は減少しますよね。
 神経と筋肉の接合部「神経筋接合部」での伝達効率にも変化が起こるでしょうね。シナプスも使われないと「長期抑制」とかで「廃用症候群」と同様のことが起こるのでは。
 寝込んだときの筋力低下の相当部分がこのシナプスの廃用症候群かも。それを筋肉量が減ったと勘違いしてるのかも。
 筋肉量は長期的には使わないと減少していきます。
 でも、私のリハビリではそれほど筋力低下を感じなかったのです。筋肉量は少し減少しましたが、感覚神経の戻りの部分に応じて筋力も回復してきています。

 筋トレ大好きの方から見たら「まか不思議」ね。

 私のリハビリ程度の動かし方でも筋繊維や筋原繊維の維持には役立っているのかも。

 筋力はこれに神経の要素が必要です。脳卒中はこの神経の要素がめちゃくちゃになった病気です。
 「筋肉量×筋繊維収縮力×神経の指令能力」で表される筋力のうち、「神経の指令能力」の低下というのが非常に起こりやすいのかも。少し寝込むだけでふらつくとかね。
 シナプスは部位によっては頻繁に接続が切れたりつながったりしているとか。
 神経系が正常の場合は比較的簡単に元に戻っても、脳卒中患者の場合は神経系が正常に近い感じに戻ってくるまで廃用症候群的な状態が続くのでは。
 筋トレをしなくても筋肉を伸縮させる動作を適度におこなっておくことで感覚神経の戻り具合に応じて結構比例して筋力も戻ってきていると感じています。

脳卒中感覚関係での感覚麻痺で単純に「頑張る」ことの不毛さ(2015年2月22日)

 先月末にあるブログで筋トレ等のリハビリで「左足の指なんて、ものの見事に曲がった状態で硬直しちゃいますよ〜」というのを読みました。
 普通の藪医者の方針に沿っているみたいでリハビリの方針が私とは違うので興味津々ですので今後も奮闘してください。そして、今後も是非報告をお願いしますね。感覚麻痺による動作麻痺のようですね。
 ところで、ウィキペディアの破傷風の解説にあった絵「破傷風による筋肉の発作で苦しむ人の絵(1809年チャールズ・ベル作)」の足先と同じかなとね。こちらの発症機序はウィキペディアでね。といいながら、運動神経に対する抑制ニューロンが破傷風毒素でダメージを受けて起こっています。
 破傷風は全身に及びますが、脳卒中は麻痺部分のみでね。四肢の屈筋伸筋の各所での力比べの様子もわかりますね。
 腕は屈筋、足は伸筋が強いということですね。この場合は抑制ニューロンが働かないからですよ。腕だけとか、足先だけとかでよく見比べてみてから徐々に大きい部分にね。屈曲腕なんてそっくりさんが結構おられるのではともね。足もかな。
 訪問リハビリのセラピストさんも「よく似ていますね。そっくりさんがいます。」ということでした。
 ところで、普通の時に筋収縮を止めるのは感覚情報を受けての運動中枢からの命令ですよね。感覚麻痺はこの情報を得ることができないので抑制ニューロンを働かせることができなくなっていると考えられるのです。
 それで、破傷風と同様の症状にが出現してくるのではとね。
 これを医薬品で解消するのがボトックス療法ね。
 ボツリヌス菌毒素を使った治療法ね。この毒素は運動神経系の興奮ニューロン(対として抑制ニューロン)にダメージを与えることで運動神経の興奮を緩めます。
 
ということは、脳卒中患者の多くが運動神経の興奮状態を押さえることができていないということになるようです。抑制ニューロンが働いていないからですよね。
 だから、治療法としてあるのですよ。
 ですから、普通のリハビリは強度を考えて穏やかにしてあり、マッサージもしたりして運動神経が興奮状態にならないようにしているのですよ。運動神経も自律神経も興奮を促進する方と興奮を抑える方があるのですよ。
 運動神経にしても自律神経にしても興奮したり、安静状態にしたりするためにはそれぞれの部位からの感覚情報を必要とします。特に運動神経では四肢からの皮膚などからの情報と筋肉からの情報が必要ですが、感覚麻痺では脳中枢に感覚情報が届かない、またはこの中枢がダメージを受けていて働かないのですよ。
 だから、感覚麻痺ね。それで、感覚情報が使えないから運動神経の抑制もできないですよ。興奮のままにね。
 で、筋力の強い方が勝利しますよ。腕では屈筋、足では伸筋、足指では屈筋かな。医師は患者にしっかりわかりやすく説明してください。そうでないから、二次的後遺症が頻発ね。でも、理解してない不勉強な医師もいるようですね。

ウィキペディアの破傷風破傷風 です。発症機序に注目ね。運動神経の抑制ニューロンがダメージを受けます。破傷風にたどり着くヒントはボトックス療法でした。ボツリヌス菌でも調べてみてね。 ウィキペディアの破傷風の解説にあった絵「破傷風による筋肉の発作で苦しむ人の絵(1809年チャールズ・ベル作)です。腕だけとか足や足先だけとかをみてください。屈曲腕や足指の指曲がりとかでそっくりさんがいますよね。