由 緒 及 沿 革

  

御嶽山洞雲寺は弘治元年(1555)に善海法師により開山されました。
白鳳年間、愛知県常滑市樽水の奥には聖武天皇の勅願を受けた行基菩薩が天竺の香木をもって聖観世音菩薩像を刻み、御嶽山に安置し、七堂伽藍、三百の坊を有した知多半島第一の巨刹「御嶽三百坊」を建立されました。
しかし、天文六年(1537)の兵火により数百年間にわたって信仰、文化の中心地であった御嶽山の伽藍坊舎はことごとく焼き払われたのです。
諸堂の焼失より難を逃れるため、仏像は池に沈められ、田畑に埋められたものと伝わります。
時代は流れ御嶽池の改浚の折、御本尊であります阿弥陀如来(平安末期作)が池中より出現されました。この尊い法縁を賜り念仏信仰の場として寺院を建立いたしました。
これが御嶽山洞雲寺の始まりです。その後、念仏の道場としてその法灯を継承しています。
また、弘法大師の巡礼(知多四国第62番札所)、観世音菩薩の巡拝(知多西国第13番札所)をはじめ毘沙門天大祭は多くの方が参詣されます。

 


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