いのちの祈 〜希望の種〜  　　

３月１１日、１４時４６分。被災地を想い、手を合わせる。

もうすぐ１年を迎えようとしています。

東日本大震災。

昨年の６月に常滑市から、福島県郡山市に行きました。

当時約７００名の方が避難所生活を余儀なくされていた避難所で、ボランティアとしての活動と、子どもたちと一緒に歌を唄いました。

そこで、僕が感じたこと。

被災地に元気を届けようと、意気込んでいたが、逆に元気・勇気・希望をいただきました。

今、住んでいる常滑市を元気にすることができずに、被災地に元気など届けることなんてできるはずがない！

僕は、早速、曲を作りました。

常滑応援ソング「みんな　おいでよ　とこなめへ」

レコーディングをしてCDにして、今でもトークライブなどで唄っています。

秋にイベントでテレビ・ラジオでもご活躍されてみえる矢野きよ実さんとお会いしました。

被災地での矢野さんの活動は、とてもすばらしいもので感銘を受けました。

そして、３月１１日。

僕は、今までの経験から学んだことを行動に移しました。

地元、常滑市のお寺で震災発生の時間に手を合わせて、お祈りをしたい！

そんな僕の考えにご賛同いただいた方は、洞雲寺の磯部ご住職でした。

そして、ご住職が命の歌をプレゼントしてくださいました。

その歌は、「希望の種」。ご住職が作詞・作曲をして頂き、みなさんと一緒に歌いたいと思います！

被災地を忘れないで、想い続ける。そして、元気でいること。

皆様と大切な時間を共有できることを幸せに思います。

いつも　ありがとうございます。

稲田　貴久

希望の種        Junki Isobe

僕らは種を持っている　希望という名の種を

僕らは種を持っている　優しさという名の種を

その種を蒔くことを忘れてしまっていたんだね

その種は蒔かなければ　芽も出ないし花も咲かない

僕らは種を持っている　誰かを温められる種を

僕らは種を持っている　明日へとつなげる種を

その種を抱えたまま　何もしないつもりかい

その種は蒔かなければ　芽も出ないし花も咲かない

生まれて良かったと　出逢えて良かったと

きっと分かち合えるから　笑顔の花を咲かせて

僕らは種を持っている　愛しさという名の種を

僕らは種を持っている　切なさという名の種を

その種を蒔くことを忘れてしまっていたんだね

その種は蒔かなければ　芽も出ないし花も咲かない

僕らは種を持っている　涙を流せる種を

僕らは種を持っている　痛みを和らげる種を

その種を抱えたまま　何もしないつもりかい

その種は蒔かなければ　芽も出ないし花も咲かない

生まれて良かったと　出逢えて良かったと

きっと分かち合えるから　笑顔の花を咲かせて

僕らは種を持っている　希望という名の種を

僕らは種を持っている　希望の種を…