キノコの種類 | キノコの特性 |
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アミガサタケ![]() |
食用キノコ 学名:Morchella
esculenta </FONT>アミガサタケ科アミガサタケ属 キノコは秋のものという固定概念にとらわれている人はアミガサタケを見逃してしまう。 ちょうど桜の花が散り始める頃に庭先や林の中で発生する。蛇足ながら付け加えるとアミガサタケはフランス料理の食材の一つで結構な値段で取引されている。但し、生食すると中毒するので注意が必要である。 【特 徴】 |
イッポンシメジ![]() |
毒キノコ 学名:Entoloma
sinuatum イッポンシメジ科イッポンシメジ属 広葉樹あるいは松の混じる林内に転々と発生する。食用キノコのホンシメジやウラベニホテイシメジなどによく間違えられることがある。誤食すると胃のムカつきに始まり激しいおう吐や下痢、腹痛を起こす。 |
コレラタケ![]() |
毒キノコ 学名:Galenna fasciclata フウセンタケ科ケコガサタケ属
晩秋の杉などの朽木や古いオガクズ、ゴミ捨て場に単生〜群生する。 中毒症状は、その名のように食後6〜24時間後にコレラと同じく激しい下痢が起こり、1日ほどで一度回復するが、その後4〜7日後に肝臓や腎臓などの臓器が破壊され、最悪の場合は死にいたる。 |
ウスラヒラタケ![]() |
食用キノコ 学名:Pleurotus pulmonarius ヒラタケ科ヒラタケ属
梅雨期から秋にかけて各種広葉樹の枯れ木に発生する。よく似ているヒラタケは晩秋から春にかけての発生が多い。 【特 徴】 |
カキシメジ![]() |
毒キノコ 学名:Tricholoma ustale キシメジ科キシメジ属
広葉樹や針葉樹林内の地上に単生あるいは群生する。地味な色をしており、ヒメサクラシメジやホンシメジと誤食による食中毒が多い。誤食すると腹痛やおう吐、下痢などを起こすガ死亡例はない。 【特 徴】 |
クサウラベニタケ![]() |
毒キノコ 学名:Entoloma rhodopolium イッポンシメジ科イッポンシメジ属
早いものは梅雨時から姿を見せはじめ、秋のおわり頃まで、コナラ、クヌギとアカマツの混ざった林の地上に点々とあるいは数本ずつかたまって発生する。秋のきのこシーズンになると必ずといってよいほどきのこ中毒がおきる。このクサウラベニタケはきのこ中毒の原因の代表格である。毒性はそれほど強くないので、命にかかわるような事にはならないが、中毒をした事のある人の話では、とにかく苦しいらしい。食用のウラベニホテイシメジと同じ時期、場所に生えるのでややこしい。ウラベニホテイシメジを食べて味をしめた人がひっかかりやすい毒きのこで、まったくの初心者よりも少しきのこの事がわかるかなといった段階の人は特に注意が必要である。 [特 徴] |
ササクレシロオニタケ![]() |
毒キノコ 学名:Amanita cokeri テングタケ科テングタケ属
夏から秋にかけてアカマツ・コナラ林やモミの混ざった広葉樹林内の地上に発生する。ほかの白いテングタケ属のきのこと同様に有毒である可能性もある。 [特 徴] |
シロタマゴテングタケ![]() |
毒キノコ 学名:Amanita verna テングタケ科テングタケ属
林内の地上から発生する全体が白色のきのこで、つばとはっきりしたつぼがある。 |
タマゴタケ![]() |
食用キノコ 学名:Amanita hemibapha テングタケ科テングタケ属
夏から秋にかけてコナラ、クヌギなどの広葉樹林やシラビソなどの針葉樹林内の地上に点々と、あるいは列状に発生する。以前にはヨーロッパ産のタマゴタケと同一種と考えられていたが、最近の研究では別種とされるようになった。全体が非常に派手な色のために、はじめは気味悪がられるが、一度味を覚えると病みつきになるほどだという。ヨーロッパでは皇帝きのこと呼ばれ珍重されている。類似の毒きのこであるベニテングタケとはひだ、柄、つばの色が違うので区別は容易である。ただし毒きのこのタマゴタケモドキの中にはよく似た個体もあるので注意が必要である。 [特
徴] |
ツキヨノタケ![]() |
毒キノコ 学名:omphalotus guepiniformis キシメジ科ツキヨタケ属
ブナやイタヤカエデなどの立ち枯れ倒木に多数な重なって発生する。 【特 徴】 |
テングタケ![]() |
毒キノコ 学名:Amanita pantherina テングタケ科テングタケ属
別名をヒョウタケともハエトリタケともいう。ヒョウの様な斑紋のあるという学名そのままに傘の上につぼの名残りを付着させている。アカマツ林、トウヒ林、コナラ・クヌギ林などで夏から秋にかけてごく普通に見られる。これも毒きのこのひとつでその毒性はベニテングタケよりも強いといわれている。食べると大量に飲酒した時のようにおう吐したり気分が悪くなったりする場合もあるという。 [特 徴] |
テングツルタケ![]() |
毒キノコ 学名:Amanita ceciliae テングタケ科ハラタケ属
形態の特徴: キノコは中型、幼時は半球形、次第にまんじゅう形から平らに開く。カサの直径は4〜7cmで、カサの表面はやや粘性があり、黄褐色から暗褐色、灰黒色のツボの破片が付着し、周辺部は淡色で放射状の溝線がある。ヒダは白色で縁は灰色粉状。柄は 9〜15×8〜13mm、基部から上方に向かって細くなり、表面は灰色の繊維状の小鱗片でおおわれ、ツバを欠く。柄の基部は袋状のツボをつくらず、不完全な輪を形成する。担子胞子は球形で、直径11〜14μm、1個の大きな油滴を含み、非アミロイド。 発生時期:夏〜秋 |
ドクツルタケ![]() |
毒キノコ 学名:Amanita virosa テングタケ科テングタケ属
夏から秋にかけて各種の広葉樹林、モミ林、ツガ林などの林内地上に点々と発生する。薄暗い林の中に真っ白なこのきのこが発生しているのを見ると、ドキリとする。純白の外見とはうらはらに、世界の猛毒きのこの中でも横綱格のひとつである。ヨーロッパでは「死の天使」の異名で恐れられている。その割に中毒する人が多いのは、野生のマッシュルームと見まちがえやすいためだと言われている。日本ではあまり食べる人もいないようなきのこであるが、何年かに一度は中毒事故があり、その中毒患者のうち何人かは命を落としている。 [特 徴] |
ニガリクリタケ![]() |
毒キノコ
広葉樹や針葉樹の切り株や倒木に群生する。食用のクリタケと間違う事があるが噛むと味が苦い。誤食すると胃のムカつきから激しいおう吐、下痢、腹痛を起こす。 【特 徴】 |
ニセクロハツ![]() |
毒キノコ 学名:Russula subnigricans ベニタケ科ベニタケ属
主に夏、林などの地上に発生する。 発生時期:夏〜秋 |
ベニテングタケ![]() |
毒キノコ 学名:Amanita muscaria テングタケ科テングタケ属
夏から秋のシラカバなどの広葉樹や針葉樹林に発生する。 【特 徴】 |
ミミブサタケ![]() |
? 学名:Wynnea gigantea Berk.et.Curt ベニチャワンタケ科ミミブサタケ属
毒はないがカビ臭くて食用は不可 【特 徴】 |
アラゲキクラゲ![]() |
食用キノコ 学名:Auricularia polytricha キクラゲ科キクラゲ属
寒い時期を除いてほぼ一年中みられる。広葉樹の枯れ木上に群生するが、乾燥しているときは情けないほど縮んでいる。キクラゲの乾燥品として売られている場合も多い。 [特 徴] |
シロナメムツタケ![]() |
食用キノコ 学名:Pholiota lenta モエギタケ科スギタケ属
秋にマツ林、カラマツ林、ブナ科の樹木の林内地上に発生する。ナメコと近縁なきのこで広く食用にされている。よく似たチャナメツムタケの方が食用きのことしては有名だが、このシロナメツムタケは、より淡泊な味である。 [特 徴] |
ドクベニタケ![]() |
毒キノコ 学名:Russula emetica ベニタケ科ベニタケ属
夏から秋に様々な森林下に発生する菌根菌。 |
ヌメリツバタケ![]() |
食用キノコ 学名:Oudemansiella mucida キシメジ科ツエタケ属
夏から秋にかけてブナやナラ類の枯れ木上に発生する。近縁のヌメリツバタケモドキは日本特産といわれていて、ひだに著しいしわがあることが特徴となっている。どちらのきのこも同じように食用になる。 [特 徴] |
ヒラタケ![]() |
食用キノコ 学名:Pleurotus ostreatus ヒラタケ科ヒラタケ属
晩秋から春にかけて各種広葉樹の切り株や倒木上におり重なって発生する。ヒラタケというきのこは知らなくても一般に「しめじ」という名称で売られているきのこの事だといえば大抵の人は思い当たあたるにちがいない。分布はほぼ全世界であり、ヒマラヤ山麓でカンバ類の枯れ木上にたくさん発生しているのを見つけて天ぷらにして食べたこともある。野生の株は人工栽培されたものより歯ごたえ、味ともにずっとよい。 [特 徴] |
ムキタケ![]() |
食用キノコ 学名:Panellus serotinus キシメジ科ワサビタケ属
秋の半ば過ぎにブナ、ミズナラ、シラカバ、ハンノキなどの広葉樹の枯れ木上に多数が重なりあって群生する。「のどやき」、「かわふき」など地方によって様々な呼び名があり、それだけ広く利用されている食用きのこでもある。毒きのこのツキヨタケと混ざって発生することもあるが、ムキタケには暗黒下で発光するような性質はないので区別できる。 [特 徴] |