7月28日(金)
天皇陛下の生前退位がでてきました。生前なんて、ちょっと不敬ですが。
今の皇室典範は生前に天皇が退位することを予定していません。というか、天皇の意思で退位させないようになっています。
それは幕末の影響が大きい。幕府が日米修好通商条約を結んだら孝明天皇が「俺は天皇を辞める」と言い出して大騒ぎになった。挙句の果てに戊午の密勅をだして安政の大獄となり、多くの人命が失われた。その結果、天皇が恣意的に引退することを制限して平和裏に物事が解決するように法律を定めたということです。皇室典範がそのようになっているため、改正作業はすごく時間がかかります。天皇が引退して、太上天皇になったら、その墓はどうなるのかとかがまったく決まっていません。太上天皇がまた天皇になろうとしたらどうするかもまったく規定なし。基本的に天皇は引退できない。もしやるとすると、特別法で今上天皇だけに影響力のある法律を通すしかない。
現在は消費税8%。もし10%に閣議決定した直後に天皇が引退したらどうなるか。天皇陛下のご意思が消費税に反対とわかる。おそらく内閣はつぶれる。内閣どころか総理の資質が問われて、政界から引退せざるを得ない。