6月9日(日)
レオナルド・ダビンチ展をみてきた。音楽家の肖像というのが今回の目玉作品だ。絵もいいが、額縁もなかなか高価な感じだ。どれくらいするんだろう。
レオナルド・ダビンチの作品ではないが、受胎告知という絵画が2点ほどあった。聖母マリアが天使ガブリエルからキリストを身籠ったと告げられるシーンだ。この絵のお約束はどこかに必ず百合の花を書き込むことだ。マリアは処女で身籠ったから純潔をあらわす百合の花が必要。たいてい、天使が持っているが、今回も天使がちゃんと持ってました。
さて、聖家族の絵があったが、どの画家の聖家族でもマリアの夫であるヨセフは風采のあがらない男で描かれている。しかも老けている感じである。カトリックでもマリア像はいっぱいあるが、ヨセフ像はあまりないようだ。ラファエロですこしましなヨセフもあるが、たいていはよぼよぼだ。
リベカの絵があったが、やはり水がめでラクダが水を呑むシーンだった。アブラハムは息子イサクの奥さんを部下に探しにやって、神様との約束どおりに水を与える娘であるリベカをを奥さんとして迎えた。リベカとくれば水がめとなるのが、宗教画の約束だろう。
さて、リベカにはラバンという兄がいたのだが、これがとんでもない奴なんだな。イサクの息子ヤコブがラバンのところに行ったことがあるのだが、ラバンの娘のラケルと結婚したくなった。ラバンは7年間うちで働いたらラケルと結婚してよいと約束してくれたので、ヤコブは7年間働いた。それで結婚して、さあ夜になって「ご対面〜」となったら、なんとそこにいたのはラケルではなく、姉のレア。「姉より妹が先に結婚する習慣はないんだよね。」とラバンが言う。仕方ないのでヤコブはまた7年間働いてラケルを貰うことになった。ラバン、悪徳。
当然持ち運びが不可能な最後の晩餐はなし。しかし、その模写がありまして、大きいものはなんと20万円近いお値段。誰が買うんだろう。12使徒が描かれていますが、ユダはどうやら袋を握っている人らしい。イエスを売ったお金を入れた袋らしいですが、そんな証拠物件を持ってくるかな。
6月2日(日)
韓国の原子力発電所の不良部品問題で電力不足になるもようです。電気代は日本より安い韓国ですが、供給体制がよくないようです。この電力不足はかなり前からあって、なかなか解決していません。産業育成のため電気代を安くしているようで、そのため電力会社の経営が悪化、設備投資が少なくて電力不足になっているようです。日本とまったく逆の状態です。
原因はわかりませんが、アメリカの電気代は安いです。原子力はあまりないのに安いのは、たぶん石炭火力発電と思われます。環境にはあまりよくない石炭発電ですが、コストはとても安いようです。
さて、日本の発電所のエネルギー別シェアを電気事業連合会のホームページからみてみた。2011年のデータで石油のシェアは14%に対し、石炭は25%。石油は以外に少ない。最近は石油は高いですからね。そして最大シェアは天然ガス40%。天然ガスはコストは高いでしょうが、完全燃焼するためにクリーンです。まあ、お金持ちの日本だからやれるエネルギー構造なのかもしれません。コストを考えたら石炭が圧倒的なんでしょうけどね。実際、中国はまだまだ石炭が主力と思います。
さて、為替レートがあるので電気の高い安いは議論のあるところですが、産業用と家庭用での値段の差異はその国の経済政策ですので、比較は簡単です。たいていの国は大口取引先である産業用が安いのが普通。また、家庭用は柱状変圧器で100Vにして供給するなど、コスト高ですが、産業用は6600Vで変圧器は消費事業者負担ですので、その意味でも安くなります。ところがイタリアは産業用も家庭用も同じ金額。商売のこと考えてませんね。資本主義社会で生き残れるのかな。
さて、高齢化社会のうえ原子力発電の廃炉費用もかかる日本。この際、環境問題がちょっと後退となりますが、主力発電燃料を石炭にしたらどうでしょうかね。おそらく、電気代を値上げしなくても、廃炉費用まで賄えると思いますよ。坂の上の雲という小説を司馬遼太郎が書いたが、これは日本の日清・日露戦争までの話だ。中国は今、ちょうどこのような状態だ。GDP世界第二位はまさに日露戦争の熱狂と同じ。日露戦争に勝利した後、その賠償をロシアに求めたが、日露戦争ではロシアの領土はまったく無傷だから、ロシアは負けたとは思っていない。また戦争を継続するにも日本は国力をほぼ消耗しており、継戦は不可能。小村寿太郎はほとんど賠償を得ることなく帰国したところ、日比谷焼討事件で国民が暴動を起こした。これはまさに、中国の反日ストと同じ状況だ。このとき、日本の支配層はまだ日本の非力を知っていたが、中国は支配層まで自分たちの力を過信しているようだ。