5月28日(月)
坂の上の雲という小説を司馬遼太郎が書いたが、これは日本の日清・日露戦争までの話だ。中国は今、ちょうどこのような状態だ。GDP世界第二位はまさに日露戦争の熱狂と同じ。日露戦争に勝利した後、その賠償をロシアに求めたが、日露戦争ではロシアの領土はまったく無傷だから、ロシアは負けたとは思っていない。また戦争を継続するにも日本は国力をほぼ消耗しており、継戦は不可能。小村寿太郎はほとんど賠償を得ることなく帰国したところ、日比谷焼討事件で国民が暴動を起こした。これはまさに、中国の反日ストと同じ状況だ。このとき、日本の支配層はまだ日本の非力を知っていたが、中国は支配層まで自分たちの力を過信しているようだ。

今、中国は熱狂の渦中にある。やがてアメリカを抜いて世界一の経済大国も夢ではないと思い始めている。そのとき、中国がアメリカに代わって世界を支配するという夢さえもとうとしている。しかしながら、それはおそらく不可能だ。 首都北京ですら、ちょっと郊外に行けば、まだバラック小屋があるようなところだ。とてもじゃないが日本やアメリカとその豊かさの層の厚みが違う。また、国民の総合的な知力も違う。 中国の豊かさは日本が多額のODAでインフラを整備し、中国は安い労働力を提供することで成り立っている。今や、その両方がなくなってきている。 問題は中国国民の熱狂だ。それで国の方向を誤り、無謀な戦争などに行く可能性が高い。熱狂に支配されているので、限度というものがない。尖閣諸島はもとより、沖縄の領有権も主張しているようだ。 沖縄はアメリカにとって多くのアメリカ人の血で奪いとった場所だ。戦利品といっていいだろう。たしかに、日本には返還したが、基地がたくさんある。これは、アメリカと日本の密約で、返還はするが、基地の利用権は永久としたからに他ならない。
そこを中国に明け渡すなどは絶対にありえないだろう。

日本という後ろ盾を失った中国はこれから、欧州、ロシア、アフリカに活路を見出すに違いない。ちょうどアメリカという後ろ盾を失った日本が南方に資源をもとめて侵略していったように。だが、それらの国は日本という後ろ盾に比べればはるかに非力かつ非協力的だ。 これから、中国に必要なのは単なる労働力提供でない、高度な産業資本だ。もし人の良い日本なら、産業資本を提供することもありうるが、百戦錬磨の欧州がそんなのを提供するわけがない。彼らの根本は植民地政策だからだ。しかも欧州は政治と経済は完全に分離している。政治家がいくら協力関係を結んでも、個別の会社は関係ないだろう。インバータの技術をシーメンスからいただきたいと政治家同士が話し合っても、シーメンスはそんなのに関係していから、話が進まない。かといって、いまさら日本には頼れない。 仮に日本が高度な産業資本を提供したとしても、中国には受容能力がない。高度な製品には高度な部品等の裾野産業が必要だ。すぐにニセモノを作るような国に高度先進技術の製品はできない。製品は一つの会社が作っているのではなく、多くの企業がかかわってできている。大事なことは、各会社が誠実に決められたとおりの部品を作ることだ。手抜きの部品が一つあっても最終製品の性能はでてこない。 ところが中国では商業道徳が地に落ちている。この状態では日本や欧州などの人間が監視していないとまともな製品がでてこない。中国人による中国人の会社ではいつニセモノをつかませるかわからない。そのため、優れた産業資本が中国に発生する可能性は非常に低い。

原発事故で家が使えなくなった人たちの保証金がどうも現在価値に基づくらしい。築30年ともなれば、家の価値はほとんど無価値。だから、保証金はjほとんどゼロで、家に住めないわ、家を買えないわという状況のようだ。 それじゃ、原発はリスクだけあって、メリットがないものとなる。新潟も柏崎刈羽原子力発電所がある。万が一のときは寒空に放りだされて住む家もないということになる。それならば、原発の再稼動なんかありえないということになる。

解決方法はいくつかあるわけで、同じサイズの家を支給するのはどうかな。家が新品になるけど、それは迷惑料だろう。そうすれば、誰も文句は言わない。なんなら、環境の良い、東京近郊に集団で住宅を作るなんでどうかな。事故で大変だけど、暮らしはいいよ。 もう一つは、一般家庭の電気料は全てタダ。100A契約でもタダ。電気料ゼロなら日本中から人が集まってくる。人がいれば、経済は発展する。人口が2倍になれば、食べるものも2倍だ。過疎なんて過去の話になる。 ところで、政府が強硬に再稼動となったら、送電網を破壊したらどうかな。東京と名古屋方面に送電線は行っている。その間は数百キロもある。送電線を破壊すれば電気はすぐに止まる。しかも山間地なら修理には相当の時間がかかる。一箇所修理している間に別の箇所を破壊すれば、電気は永遠に届かない。ゲリラ戦になるけど、一度やってみたいな〜。

漁業者が円安で燃料費が上がったから政府に援助してくれとストライキをした。でも燃料費の高騰はなにも漁業者だけに来ているわけでは ない。我々も電気代の値上げがやってくる。企業はすでに電気代の値上げがきている。漁業者だけが支援を受けるのは平等ではないだろう。それに円安のレベルだが、ヤフーでここ十年のデータをみると、円安というより、いままでの行き過ぎた円高が修正されたという方が近いのではないかな。ここ数ヶ月の変動があまりに急だったので、異常に見えただけのように思える。 さて、農林水産省のホームページでみると、すごいことがわかった。魚の値段が劇的に下がっている。まぐろは1991年で卸売り価格で1kgあたり2,215円。それが2005年では、1,349円。だいたい半分になった。その他の魚種も似たようなもの。サバだけは好不漁の影響があるのか、上がったり下がったり。漁業の低迷は魚価の低下だね。燃料費はそのなかの一部に過ぎないと思う。ただ、補助金要求の理由として円安を言っているだけではないかな。魚価が下がったから補助してくれといっても、需要と供給の関係で決まるのだから、難しいよね。 ところで最近はサバが不漁だそうだが、平成18年でキロ当たり63円。サバ缶は200グラムだから、原材料費は10円ちょっとだ。きっとサバの値段より、缶の値段が高いぞ。

5月10日(金)
うちの母がペースメーカを入れることになった。この前、帰ったときに話を聞いたら病院に連れていったらいいなと思って、つれていった。ホルター心電計で一日測定したあとで病院に行ったが、解析は後ということで、その日は帰った。その後、一週間後に医者から呼び出し。済世会第二病院に行ったら、即手術でペースメーカをつけるとのこと。埋め込み型は間に合わないので体外に装置があるやつ。そんなに急がなくてもと思った。それが金曜日。土、日、月とお客さんがあったが、どうせ死ぬような病気でもないので、本手術の1日前に新潟に行くことにした。承諾書や説明で手術前日にはいてほしいとのこと。それで、手術だが1時間ちょっとで終わり。しかも局部麻酔。よほどのことがないかぎり生命にかかわることはない。母はもともと脈が遅い。だいたい40くらいかな。スポーツマン心臓みたいだ。それで何十年もやってきたわけだから、別段問題ないわけだけどね。 ペースメーカが入ったら、脈が強くなった。今まで、手首を触っても脈があまりとれなかったんだけど、ペースメーカで改善したね。心拍数も正確に60だ。そりゃそうだよね。ペースメーカが心拍をコントロールしているわけだから。 臨床検査技師がペースメーカの調整にきた。そこで、ペースメーカの診断をしているけど、こちらも電気の専門家だから、調整以外にペースメーカの話で盛り上がった。そして、ペースメーカの機能を停止してどうなるかをみてみると、たしかに心拍数が落ちる。しかも不安定だ。特にペースメーカが入っているので、心拍を刻む神経がお休みのため、寝ぼけた状態のようだ。その後、だんだん心拍数は安定するが40くらいにしかならない。 検査装置の表示は全て英語表示だけど、専門用語を除くとだいたいわかる。専門用語といっても昔、心電図の専門書を読んだことがあるので、普通の人よりも少しは知識がある。ただ、私が読んだのは10年以上前だから、ちょっと心電図の取り方が違う。特に胸部誘導は教科書と違う位置だし、波形も昔の記憶のものとは違う。なにせ、私の読んだ教科書は心電図の名称がドイツ語風にEKGだった。今は全て英語風でECGだ。 さて、母のペースメーカは1月に一度、装置を使って自宅から電話回線でデータを送ることをする。その説明のときに今回の装置は「手動型」で、除細動器みたいなのがついているやつは「自動型」とのこと。母のペースメーカは「手動型」なんだな。データの送り方を妹にも説明する必要があるのだが、説明用のDVDが付属でついてきた。これは便利だと思った。しばらくして気がついたのだが、DVDに「自動型」と書いてある。おかしいな「手動型」のはずと思い看護婦さんに確認をお願いした。すると、なんと間違って「自動型」のものを渡したのこと。しかも、どうやら病院には基本、「自動型」のDVDしかなく、どこかで見つけてきたのかすでに封の切ってある「手動型」のDVDが来た。まあ、普通の人はDVDは貰っても見ないのだな。だから、いつまでも気がつかない。