4月25日(木)
この週末、新潟に来ました。せっかく来たので、母を長岡の県立近代美術館につれていきました。美人画とかがでてます。ま、上村松園はさすがにうまいですね。特に髪の生え際とかが最高。横山大観もあります。鏑木清方もまあ、当然にあります。でも上村松園がやはりいいですね。 美術館で次の開催がルーベンス。またいい作品を持ってくるよね。これが新潟にあれば楽なんだけどね。 なんたって長岡の美術館のよいところは東京と違って観客の数が少なくて見やすい点だな。おそろしいくらい少ないよ。ユトリロなんて日本人が好きな絵画なので、どんなに混雑するかと思ったらおそろしく少ない。東京でやったら、人が多くて見るのが不便なのにね。

ユニクロが世界同一賃金にするんだって。中国店の人は喜ぶぞ。一挙に給料が数倍だ。逆に日本の社員は厳しいね。まあ、やってみたらどうかな。一番下の正社員は給料100万円以下。これで過酷な仕事をとなったら経済的にやっていけないのでは。年金でほそぼそと暮らすのではなく、普通に働いていくわけだから、いろいろと経費はかかるわけだから。

ただ、同じ仕事に同じ賃金というのは、これはある意味正解かな。だって、ユニクロの一般のお店の仕事に中国と日本では差異がほとんどない。同じ仕事をしているのに、中国の給料が安くて、日本が高いというのは確かにおかしな話だ。 ただ、同じ給料だと中国では生活費が安いのでよいが、日本は高い。ダイコン一本の値段だって、中国と日本では違う。全ての価格が同一でないと、同じ給料とすることが困難だ。 機械的平等が本質的平等でない例だね。

ユニクロがやっていけるとすると、店長クラスは全てミャンマー人とかベトナム人にすることかな。就労ビザの問題があるが、もしそれをクリアできれば、もっとも人件費の安い国から労働者を移動してくることだ。問題は単純労働は日本政府が認めないし、ミャンマー人やベトナム人では日本語がたぶんできないことだ。日本語ができなくて、日本で商売できるわけがないよね。 おそらくユニクロのこの賃金が国によって違うというのは多国籍企業共通の問題だろう。上層部は人数も限られているし、特別な能力の人だから、同一賃金は簡単だ。だが、末端に行くほど難しくなる。給料が相対的に低くなれば、インセンティブはなくなるし、長く勤めてくれない。すぐに補充できる体制を作る必要がある。その点、多国籍企業は優秀なんだと思う。

工場労働者の賃金が安くなって、正社員なんかなかなか雇えないのは、この給料の差がもろに効いてきている。同じ製品を作るのに、単純労働なら海外の方がはるかに安いから、工場がどんどん海外に行く。海外にいかない工場は海外の工場と競争するわけだから、賃金が安くないとやっていけない。それで非正規がほとんどの工場となる。 自治体も今までは雇用を創出するということで工場誘致を積極的にやってきたが、さすがに、工場がきても非正規で税金もほとんど納めない社員ばかりとなると、工場を誘致する意味がなくなってきている。工場を誘致するのではなく、産業を興すことが必要なんだね。

全漁連が燃料費高騰でストだそうだ。円安で燃料費が高くなったかららしい。ただ、燃料費の高騰は為替相場だけではないだろう。また、円安で燃料費が上がって困るのは何も漁業者だけではない。もし漁業者に補助金をとなったら、同じく、銭湯屋とかにも補助金をとなる。漁業者だけ優遇するのは理屈が成り立たない。また円高になって燃料費が安くなったら、逆に特別に国家に利益を還元してもらうことになるだろう。それでもいいのかな。 ストは自由だが、日本の漁業者が魚を持ってこなかったら、簡単に海外の漁業者が日本に輸入するのではと思う。魚類は関税は安い。しかも冷凍保存できる。だから、輸入でもOKだ。ストをやったら、スーパーは輸入で対抗するのではと思う。また魚がなくても肉があるわけだから、逆に魚のマーケットが小さくなるリスクを犯すことになる。

4月7日(日)
どこかの会社がブラックで有名らしい。採用してもすぐに辞める人が多いみたい。半年で店長になれるそうだが、その程度の経験で管理を任されるということは、会社としては非熟練労働で事足りるということだろう。おそらく、何年いても仕事のスキル上昇はなく、単なる使い捨てにすぎない。だから、そこの会社の人は非常に合理的選択をしていることになる。周りがとやかくいう筋合いではなさそうだ。

某国がかなり脅しをやっている。偶発的に戦争になる可能性が高い。現場の兵士がちょっと間違いをおかすだけで、戦争に突入。後はどうなるかだ。まあ、アメリカもF22を使って脅しをやっているだろう。ステルス戦闘機を使い、夜に首都近辺で音速を超える。衝撃波が発生して、すごい音で首都圏の人間は生きた心地がしないという寸法だ。ステルスなので、某国はアメリカを非難することはできない。証拠がないからね。まあ、夜に1時間おきに衝撃波でドカンドカンやれば独裁国家の指導者様は夜は寝られないだろう。そんなことを考えていたらさっきみたニュースでやっていた。人間、考えることは同じだ。ただ、衝撃波については記載なし。この音速を超えるときの衝撃波だが、かなり遠くまで到達する。だから、首都近郊までいかなくても、かなり距離のあるところから音速を超えることで威嚇可能。わざとではないが、厚木基地から飛び立った米軍の戦闘機が間違って音速を超えたことがある。かなり広範囲ですごい音がしたらしい。こちらは運転ミスなんだけどね。

中国で鳥インフルが発生している。現在は6人の犠牲者だ。こういう一見恐ろしい感染症はなんとか封じ込められるものだ。強力な奴はあまり感染していかない。というか、途中で悪性度が低くなったりする。ウイルスは賢くて、宿主をどんどん殺すような奴は、「こりゃ、ちょっとやりすぎだな。宿主が死んでは増殖できないから、適当に手を抜こう。」なんて感じで病原性を弱める。確かに感染した個体がどんどん死んでは、ウイルスが目標とする子孫繁栄ができない。適当にやらないといけないわけだ。このウイルスだが薬剤耐性を獲得する方法なんかは天才的科学者並みの能力を発揮する。脳みそもないくせに、ここらへんの頭脳はアインシュタイン並みなんだな。

今日は欧州官報を整理していた。新しい機械指令が発表されている。うちの会社はEMC指令しか関係ないけど、とりあえず記録はとっておく。欧州は規制が変更される前にちゃんと準備期間が設けられる。その点はさすが先進国だ。ところで、あるお客さんからある規格の何年版で試験してほしいというのがあった。調査すると、まだ使用できないものだ。規制内容は決まっているが、適用開始時期がまだきていない。さすがにこれは試験できない。いろいろ議論があったが、最終的には対応不可で折れてもらった。

最近の大企業だが、どうも調子が悪いよね。原因はいろいろあるんだろうけど、下請け構造もあるかな。会社というのは一人当たり1,000万円くらいの粗利がないといけない。それだけの粗利を直接的な仕事でやろうとすると、よほど能力がないと厳しい。そこで、大企業は下請けを使って大きなビジネスで粗利1,000万円くらいを確保しようとする。それはそれでいいだろう。だが、下請けも生活がかかっている。その技術を当然だが、他社に売る。もちろん、開発費負担をしたような技術は大企業が売らせないけど、開発費負担までするケースは少ない。だいたいがこういった仕様の製品を納めろというがほとんど。だから、そこで開発した技術は下請けのもの。下請けも商売だから、その技術を買ってくれるなら、海外だろうが、悪魔だろうが売るだろう。そうすると、高コスト体質の大企業は苦しくなるわな。 某液晶メーカもそのようなものだろう。核となる技術が自社開発なら、そんなに簡単に海外メーカに模倣されなかったはずだ。自分たちの技術がないから市場をコントロールできないわけだよね。しかも海外メーカは資本力でも圧倒しているケースがある。日本のメーカが生産設備を数十台オーダーでの発注なのに、海外メーカが数百台オーダーできたら、下請け生産設備メーカは海外の方を優先するだろう。日本のメーカなんかなくてもいいやということになる。大企業というのは資本力がもっとも強みなんだから、資本力に関しては圧倒する必要があると思うよ。資本力がなければ技術でがんばるしかない。その両方がない大企業は存在意義がないよね。