10月23日(火)
チップ部品が見づらくなった。加齢とともに視力が衰える。チップ抵抗を取り外すような仕事はもうできないかもしれない。もちろん、今の業態ではその仕事自体はすでにないが。チップ部品も1608、1005、0603とどんどん小さくなってきた。それを手で付けたり外したりして設計に悩む熱き時代は過ぎ去ったようだ。これからは、それらの経験を生かして仕事に生かす時期に来たのだろう。
いろいろな設計をしてきて、アナログだろうがデジタルだろうが、その考え方に根本原理があるように思える。まずはよく知ること。いろいろなパラメータを間違いなく把握すること。そして、データシートには不要な記載はなく、それらすべてを設計にいかすことだ。
一番大事なのは素直な心ではないだろうか。変に凝った回路より原則に忠実に、しかし常識を打ち破ったようなアイデアが求められように思える。
単純な装置は中国や韓国に渡せばよい。どっちみち、すぐに追いつく。しかし複合的なものはすぐには真似ができない。テレビはデジタルになって簡単に模倣できる。しかし、高性能なアナログ回路はコピーはできてもオリジナルを作るのは難しい。部品の配置一つとってもノウハウがあり、さらにそれは設計者も意識はしているが言葉に表せない状態で設計をしている。極端なことをいえば、設計図の線一本ですら、多くの経験値が蓄積されているのである。
いや、デジタルのソフトですら、有能な設計者と無能な設計者ではできあがりに差異がある。しろうとが見ても、中身はわからなくてもその違いがなんとなくわかるのである。その違いは不思議なことに完成品の美しさに現れる。
10月19日(金)
尖閣で貿易等が大変になっているようだ。しかし、これはもしかすると中国が経済不振を日本の責任にするつもりかもしれない。いろいろな経済指標が中国経済の落ち込みを示している。もし、中国経済が落ち込んでも「日本に経済制裁している余波で中国経済が落ち込んでいます。」となれば中国国民も納得する。
トヨタは中国で大減産しているようだ。これも、もしかするとトヨタの社長が飛行場で足止めをくらった復讐かもしれない。トヨタ本体は中国で生産ができなくても、そんなに大きな痛手とはならないだろう。しかし、中国の部品メーカはもろに影響を受ける。生産がないということは部品の発注がないということだ。トヨタの受注を期待して設備投資した会社は減価償却負担が重くのしかかる。トヨタも減価償却負担はあるが、お金が腐るほどあるから、当面は困らないだろ。
さて、現在のわが社だが、外国対応できる社員を増やせということになった。しかし、語学一つとっても、会社にいる時間だけではマスターするのが難しい。自分の時間を使わないと一人前にならない。だから、会社がいくら方針を決めたとしても、会社の外での時間までコントロールできないから、なかなか困難ではないかなと思う。もちろん、最大限の努力はするが、おそらくちゃんとできるまでには相当の時間が必要だろう。
10月3日(水)
台湾とも尖閣でもめてますが、台湾政府に製品認証の申請をしたので、もしかするといやがらせで認証がおりないなんてことになるかと思っていましたが、無事認証が下りました。台湾は中国ほどひどい対応ではなさそうです。よかった!
それにしても外国と直接に交渉したりすることになるとは思ってみなかったですね。台湾の人の話す英語は割と聞きやすいですし。
困るのがクライアントがあまりに中国語に慣れていないので、こちらとしても仲介の仕事に少々支障がでる点です。
たぶん、そのクライアントからまた次の仕事がきそうです。うちは中国人スタッフがいない分だけ安くしておきますから、またきてねなんて感じになっています。もっとも中国人スタッフといっても台湾人ではなく本土の人が多いですけど。
中国語はどこから仕入れるか、それは「情人」ですね。もちろん中国語ですけど。