1.シンプルイズベスト
どこをハードで、どこをソフトでやるかですが、ハードはなかなか修正ができないので、ハードはシンプルにして、ソフトで対応するのがベストですね。また、機器は動作が統一されている方がよいですね。昔の日本の戦闘機はスロットルの機能が統一されていませんでした。ある機種はスロットルを引くとパワーアップ。ところがある機種はスロットルを押すとパワーアップ。これではいざというときの判断を誤りかねません。

2.NTSC
NTSCの構成をみると、まさに見事にできています。よ〜く、考えられています。白黒からカラーになりましたが、途中から変更が入ったとは思えないほど見事に輝度と色の多重化が行われています。その点、最近のハイビジョンはやっつけ仕事ですね。こんなこというと天下のNHKにおこられそうですが。

3.配置
電子回路の多くの性能が部品配置できまります。回路図があっても同じものは作れません。コピーするにしてもまったく同じ配置、部品でないと再現できません。

4.重量バランス
電気屋さんが設計していると、機器の重量バランスがよくないのがありますね。ある部分だけとてつもなく重いとかですね。部品の配置上、仕方ない面もありますが、できるだけ配慮しましょう。

5.スイッチ
レバータイプのスイッチはほとんど見なくなりました。昔の場合、縦方向に操作するレバータイプのスイッチは上向きにするとON、下向きにするとOFFと統一されています。これは物が落ちてスイッチに当たった場合、OFF方向なら安全だからです。よく考えてありますね。最近はこういうことに配慮がなくなりましたね。多くの機器は新品で購入したとき、電源スイッチを探すのに苦労しますからね。

6.無意識
緊急停止スイッチは赤く大きくなってますね。これは無意識的に「これを押したら止まりそうだ」という意識を与えるからですね。機器の操作も、無意識的に操作したとき所定の機能が達成されるようにしておくべきです。

7.安全
危険な装置は、たとえば両手で操作しないとだめな機能がついていたりします。ところが、中にはお腹を使って片手でやるというような設計者が予期しない使い方をする場合もあります。お腹でスイッチが押せないよう、スイッチの周りにガードをつけなければなりませんが、設計者ははっきりいって責任もてないですね。

8.子供
子供はスイッチはメチャクチャに押すは、物は投げつけるは、予想しない行動をします。スイッチ類もどんな組み合わせで押されても、最低限、異常動作をしないようにしなければなりません。当然、テスト段階でも同じことをチェックします。

9.壊れる場所
ヒューズというのは回路が異常になった場合に、その部分が壊れるために内部の部品が壊れるのを防ぐ目的で作られています。機構部分にもこの考え方を取り入れる必要があります。無理な力が加わった場合、壊れる場所をあらかじめ設計に組み込んでおきます。そして、その部品が壊れることにより、他の大事な部分が壊れないようにします。ただ、これは安物には使えない手法です。

10.コネクタ
基板とスイッチをつなぐときに、コネクタをよく使用しますね。一番の問題は製造段階で誤挿入されること。同じコネクタで端子数も同じならつながってしまいますから。防ぐ方法は一つには配線の長さを工夫して、誤挿入できないようにすること。もう一つはソケットをみんな、違う端子数や違う構造のものにして、誤挿入できなくする方法ですね。

11.コネクタ(2)
コネクタは隣のピンと仲良くすることがあります。電源ピンの隣がグランドピンだったら、ショートしやすいですね。だから、そうならないようにしましょう。ピンの抜き差しで電源がショートしていたらメンテンナンスのとき困りますから。それ以外でもメンテナンスのことを考えておきましょう。ちゃんとコネクタは抜き差ししやすいようになってますか?

12.コネクタ(3)
制御基板と制御される基板が別々のとき、それを接続しているケーブルが抜けても大丈夫になってますか?それで壊れたり、異常な現象がおきると、メンテナンス以外にも経年劣化であるとき、とんでもないことになります。だから、ちゃんとケーブルが抜けても、それなりの機能をするようにしておきましょうね。

13.材料
ある加熱機能のある製品がありました。温度が低いので一部を木材で作るそうです。賛成できませんね。アルミやステンレスで作れば絶対に燃えませんから。以外なことに船舶は火災が多いうえに、消防車を呼ぶわけにもいかず、そこの装置は不燃性が要求されます。しかしどこかの潜水艦は内装が材木なんですね。居心地は良いかもしれませんが、火災になったらどうするんでしょうか。潜水艦はいざというとき敵から攻撃をうけて、一部が高温になるかもしれないのにね。

14.色
最近はケーブルの色で信号を区別することが少なくなりました。プリント基板が一般になりましたから。真空管時代は電気配線でやったことが多いので、ちゃんと色別に信号を決めてましたから。時代を感じさせます。でも電源は赤、グランドは黒ぐらい、統一をとって欲しいです。装置を調整したりするときに悩まなくてすみますからね。

15.信号線
信号線も電圧がかかったときがON(機械にとって動作開始)なのか、電圧がなくなったときがONなのか統一した方がよいです。なやまなくて済みます。

16.空気圧
動作させるのはなにもモータだけとは限りません。場合によっては空気圧が良い場合があります。一つには空気圧は電気的雑音をださないので、高周波装置の周辺装置には最適です。第二にクッション性がありますので、人を挟んでもケガをさせにくいです。電車のドアだって、空気圧でしょ。これが油圧だったら、人間がペッシャンコになってしまいます。おそろしいですね。
問題はコンプレッサがいることで、またこのコンプレッサはときどきメンテナンスしないといけない点ですね。