、読んで字のごとく「指で圧す治療法」。
指圧の精神は、
相手に対する思いやりといたわりの心。
「指圧の心 母ごころ 押せば生命の泉湧く」のスローガンが物語っています。
指圧は、指のふれあいを通じて
人に喜びを与え、自分も喜びに生きることが出来るすばらしい技。
相手に注ぐ真心があってこそ、一層の効果を生み出します。
その真心を大切にする意味で、当院の名称としました。
指圧は手を患部にあて、手あてをする医療の原点です。
指圧をすると、人体の疲労物質の80%までがグリコーゲンに転化、60兆余の
細胞が活性化すると言われております。
指圧は、自然治癒力を呼び起こし、
病気の予防、治療に効果をあげ、
健康な体づくりに役立つ最も自然な科学的な治療法です。
ここで指圧療法の基本である押圧(おうあつ)操作 について説明します。
指圧を受けて、ギュウギュウ押したり揉んだり
されたことはないでしょうか?
私は何度も経験してます(泣)。
一部、体重をかけてギュウギュウ押すという治療家がおられますが、
事故が起こる原因にもなり危険です。
ギュウギュウ押したり揉んだりして血管を圧迫し、
止血するほどの圧ををかけるのは間違いです。
かける圧により、生体に有利に作用するか、
破壊的に作用するか、変わります。
圧加減のある圧でないと、治療効果はでないのです。
そのメカニズムは・・・。
ギュウギュウ押すと患部を守ろうとして
筋性防衛が即座に働き、筋肉が硬くなります。
また皮下の歪みは大変微妙なものもあり、
ギュウギュウ押しては見つかりません。
ギュウギュウ押されると気持ちが良い、というのは
血流が活発になって疲労物質が取り去られたから、というのは間違いです。
実際は、脳が組織細胞の破壊に伴う苦痛に対し防衛反応として
鎮痛快楽作用のある βエンドルフィン(脳内ホルモン)を放出するからです。
骨格筋は筋線維(0.1mm)の集合した束ですが、この筋線維が強い圧迫で破壊されると、
その再生は不完全再生になり、弾力を失います。
やればやるほど硬くなり、感覚は鈍くなり、もっと強い刺激を求めるようになり、
悪循環をくりかえします。
ですから 強く押したりもんだりすることはとても危険なのです。揉み返しの原因にもなります。
身体の歪み(ゆがみ)とは、
“形の歪み”(右肩上がりで首も右に傾いているなど)
“動きの歪み”(前屈出来ても、後屈は苦しいなど)
“皮下の歪み” (スジ、かたまり、凸凹、温度など物理的異常など)があります。
身体の歪みの原因は、
怪我・出産・激しいスポーツ・足を組む・いつも同じ向きに頭を傾けて髪をとかす・片方の肩にかばんをかける・
横座り・片方の歯でばかり噛む・テレビを見る方向が偏る・
歩き方などで、普段の日常生活で起こるのです。
身体の歪みによって、
身体を包む体壁(筋肉)の歪みによって感覚や、運動、脊椎の配列異常が現れます。
また、神経や血管、内臓への継続的圧迫により緊張状態をきたし、内臓の機能異常をおこします。
身体の歪みを取ると
身体のバランスがとれることで自己治癒力が活発になります。
主な適応例として 頚、肩こり・腰痛・椎間板ヘルニア・座骨神経痛・ひざ痛・
関節痛・手のシビレ・
消化器系(便秘・下痢・過敏性大腸・胃痛など)・自律神経失調・めまい・耳鳴り
冷え症・生理痛・眼精疲労・四十肩・O脚・X脚・喘息・成長痛・脳性マヒ等の運動機能障害 など
があり、改善あるいは解消していきます。
自律神経とは、
交感神経と副交感神経でなりたっています。
交感神経には、緊張や興奮させる作用があります。
副交感神経には、リラックスさせる作用
があります。安静時は副交感神経が優位な状態です。
動物は、この2つの神経を切り替えて生活しているのです。
この切り替えるスイッチがうまく働かないと 自律神経は乱れます。俗に言う、
自律神経失調症です。
自律神経の乱れ(自律神経失調)は、
心身症、パニック障害、鬱(うつ)などの原因にもなり、
交感神経が優位な場合がほとんどです。
自律神経をコントロールするには、押圧操作が有効です。
押圧操作は、意図的に効率よく自律神経のスイッチを切りかえられるよう導くことができます。
副交感神経が優位になれば、心身の深いリラックスを味わうことができます。
自律神経の乱れをコントロールすることで、自然治癒力(自己再生力、免疫力)が活性化し、健康体へ誘導されます。
最終更新日:2005年 8月 6日(土)