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平成18年(2006年)1月14日 平成19年(2007年)5月10日 微修正 山崎圭一研究室(横浜国立大学経済学部)のメインページへ戻る TI−Jへご入会ください(理事も 募集しています) TI−Jは、ベルリンに本部があるトランスペアレンシー・インターナショナルの公式日本チャプター(chapter)です。「チャプター」というのは、 支部のようなものなのですが、支部(branch)という表現は使用していません。理由の1つは、財政的独立性を維持しているからです。われわれは「提携 団体」という言葉を訳語として使っています。新しい国に新しいチャプターを1つ開設すれば、それは歴史の新しい章(チャプター)を開けたことになるかも知 れません。誰がどのような理由で最初に使ったのか知らないのですが、詩的な表現に聞こえます。 「公式チャプター」というのは、次のことを意味します。TI−Jは昨年(2005年)東京都にNPO法人の申請を出し、認められました。その後TI本部 に accreditation(認定)という手続きの申請をして、認められ、公式のチャプターに昇格したわけです。それ以前はいわば準備段階のチャプター だったと思 います。accreditation(認定)というのは、われわれの活動内容がしっかりしているかどうかの審査を意味します。腐敗・汚職と闘う態度があい まいだっ たり、活動の質が低いと、審査をパスできません。我々の活動内容は、ウェッブサイトをご覧いただきたいと思いますが、たとえば毎年年末に「10大汚職 ニュース」がマスメディアで報じられます。あれはわれわれTI−Jが発表しているものです。 TI−Jのウェッブサイトは、http://www.ti-j.org/です。ブログもありまして、http://blogs.yahoo.co.jp/tij1209で す。 ★ ★ ★ TI−Jは、汚職・腐敗をなくすことに関心を有するボランティア精神のある普通の市民の集まりです。汚職・腐敗の定義は、いろいろあり、TI−Jの理事 の間でもときおり論議を重ねています。理事全員が完全に一致できる定義はありませんが、それはそれでよいと考えています。しかし以下のように、汚職事件の 具体例として何を挙げるかについては、ある程度共通の理解があります。公的部 門の場合は、役人の収賄、公金不正利用、談合・競売妨害への関与などを挙げることができるでしょう。民間部門の場合は、談合といった価格カルテル、会計の 粉 飾、商品情報の不正表示、生命保険会社による保険金不払いなど、大小いろいろあります。汚職・腐敗は、人間の病気にたとえれば慢性疾患で、一朝一夕には撲 滅できませんが、粘り強い運動の継 続で減らしていくことが必要だと思います。完全には治癒しないといっても、個別の権力犯罪や汚職事件は、経緯を徹底解明して違反者に罪に応じた程度の 罰則を課すといった形での完全解決が、当然必要です。汚職事件は、駐車違反のようなもので、当局が取り締まっても取り締まっても、次々に発生します。さき ほどは慢性疾患にたとえましたが、別のたとえ方をするならば、渋滞や交通事故の誘因となるような悪質な駐車違反であり、交通の流れを悪くしてします。流れ を悪くするという意味では、血栓や動脈硬化のような病気だとも言えます。脳梗塞になると最悪の場合身体全体が麻痺してしまうように、汚職や腐敗が広がって しまうと、個別の事件も当然問題ですが、社会全体が麻痺してしまうのです。日本のように腐敗・汚職の多い社会は、社会全体が病気にかかってしまっていると いえます。
汚職・腐敗(談合、官製談合、公金不正利用、収賄、不正経 理、公金横領、不正競争、リコール隠し、商品情報不正表示、脱税、外国公務員への贈賄などなど)をなくすために、われわれはTI本部の提案を翻訳して日本 に紹介したり、われわれが独自に日本の腐敗構造や抑止メカニズムを分析したり、10大汚職ニュースを選んだり、シンポジウムを開催したり、といった活動を しています。いろいろと新しいTI−J独自の事業の計画も話し合っています。 ★ ★ ★ 大学生といった20代の方から高齢の方まで、入会を歓迎しております。一般会員だけでなく、理事として貢献していただけるような方も、是非ご連絡くださ い。定年退職された企業の幹部や一般社員の方、政府や自治体を退官された方、学生、NPO活動経験者、市民運動をされているかたなど、多様な方を歓迎いた します。現在の理事会構成者のバックグランドも、ビジネスマン、ジャーナリスト、大学教授、他のNGO理事などと、実に多様です。連絡先は私(山崎)でも 結構ですし、上 記ウェッブサイトからTI−J事務所あてに連絡していただいても結構です。山崎の連絡先のメルアドは、「やまざき」と半角角小文字のアルファベットで書い て(「ざ」にはゼットを使う)、その後にアットマークをつけ、その後ろはynu.ac.jpとしてください。 なお資格は問いませんが、国際NGOですので、理事については英語の運用能力があることが望ましいと思います。とはいえ、「私は外国語はさっぱり駄目だ が、理 事になりたい」という方でも活躍していただけるような活動内容がありますので(日本の汚職事件について考察するなど)、ご連絡ください。一般会員は、英語 力は無関係で、誰でも入会できます。 理事長と事務局長のポストへの志望者については、国際会議で汚職防止の法的メカニズムについて英語で討論できる ような高度な英語力が必須となっています。理事会・運営会議は、当たり前ですが、日本語で開催されています。理事長も事務局長も、また理事もそうですが、 現時点では予算不足で無給です。 私見ですが、自衛隊がどんどん海外に派遣される時代になってきますと、「クリーンな鷹よりはダーティな鳩のほうがまし」だとも思いますが、ダーティさは 民主主義を浸食しますから、やがては軍の文民統制の原則も後退させる危険性があります。「ダーティな鳩のほうがましだ」と安心していると、あとで痛い目に あうかもしれません。 山崎圭一 TI−J設立理事 横浜国立大学経済学部教授 |