アルゼンチンから来た漫
画、
『マファルダ』を推薦する
横国大経済学部 山崎圭一教授 平成19年10月16日(火) 記
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アルゼンチンから来た漫画、『マファルダ』を推薦する
横国大経済学部 山崎圭一教授 平成19年10月16日(火) 記
キノという作家がかいた漫画、マファルダを推薦します。たとえば紀伊國屋書店であれば、以下に値段などの情報があります。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4902807017.html
(翻訳:泉典子)
キノさんは、本名はホアキン・サルバドル・ラバド・テホンという方で、1932年、アルゼンチンのメンドサに生まれた漫画家です。
私はかねてから、途上国とくにラテン・アメリカの楽しい文化、娯楽文化の日本への導入を待ち望んでました。純文学の紹介もむろん大切で、尊敬すべき翻訳
の業績がたくさんあります。純文学と同時に、日本人がホントに気楽に遊べるようなコンテンツが、導入されないかと希望してました。幸い、韓国については、
そのドラマが日本でヒットして、「韓流ブーム」が生じてます。同じようにラテン・アメリカのドラマや漫画のブームが生じてほしいと思ってます。研究の対象
でなく、一般の日本人がラテン・アメリカを素材に、遊び楽しむことが、国際理解の推進のためによいことだと思います。その点でヴァルテル・サレス監督のブ
ラジル映画が日本にはいってきて、一般の人々がそれを楽しく観ていることは、嬉しいことです。音楽やサッカーも南米発のスタイルが日本にきて、日本人が、
研究ではなく娯楽やスポーツのために南米文化に触れるのは、たいへんよいことだと思ってます。最近はイザベラ・カペトや、ロザチャなど、ブラジルのファッ
ション・ブランドが日本に上陸してます。
そう思っていた矢先、アルゼンチンの漫画が登場しました。『マファルダ』。これ、非常におもしろいものです。狂喜します。一見、米国のスヌーピー
(チャーリー・ブラウン)の漫画みたいですが、こっちの背景は、貧しい南米の、アルゼンチン(戦前はすごく豊かな国だった)です。主人公のマファルダとい
う少女は、もっと大人の世界にたいして辛辣です。ここでスヌーピーを批判するつもりはありませんが、マファルダのほうが格段に、考えされられます。哲学的
な深みがあります。それでいて、娯楽コンテンツともいえる。娯楽と哲学がまざっている。絶対におすすめです。是非お読みください。速読はできない漫画で
す。4コマづつ、かみしめて読む感じの本です。
原語と比べたわけではありませんが、泉典子氏の翻訳が、これまた絶妙です。■