平成22年度(2010年度)前期
JECK提供講座「日本の環境・経済発展協力」(前期)
コマツ提供講座「日本の国際協力」(後期)のページ

横浜国 立大学経済学部
コーディネイター:山崎圭一(同経済学部国際連携委員)
最終更新:平成22年8月2日(月)



★「コマツ提供講座・
JECK提供講座(横浜国立大学経済学部専門講義)

をふりかえって
――途上国の技術発展の課題について、毎週臨場感
あふれる講義が展開
と いうまとめの文章をアップしました。PDFファイルです。
ここをクリック [平成22年8月2日(月)]


全員の講師の先生とは限りませんが、何人かの先生のレジメ・資料をアップすることがあります。自由にダウンロードしてください。
先生によって対応が異なるのは、途上国開発の最先端の内容であるため、一定の守秘義務が生じるためです。ご了承ください。
 なお、一部講義を入れ替えました(講師の都合により)。以下が最新の順番です(平成22年4月10日 土 時点)。
 →とかきましたが、すべて授業のパワポなどのファイルは、大学の授業支援サイトにアップしました。そちらからダウンロード
  してください。

<JECK提供講座「日本の環境・経済発展協力」の講義予定>

日(金曜日) 講義テーマ 講 義概要 ダウンロード用ファイル
第1週 4月9日 東南アジアにおけるバイオ発電技術の国際協力活動
―タイのユーカリ木炭によるガス化発電協力など―
LCA(Life Cycle Assessment)とは製品がその製造工程において環境に与える負荷の大きさを定量的に把握して整理評価する手法を云う。本講ではユーカリ木原材料の 伐採から運搬、製炭、ガス化、発電までの各作業段階に於いて発生するエネルギーの総和と発電電力量を、商用買電コストと比較する。同時にCO2削減の評価 にも言及する。また、東南アジアでおこなってきたその他の国際協力についても述べる。(当初は4/30だったが、入れ替え)
第2週 4月16日 南太平洋諸島における貿易、投資、観光促進 南太平洋はかつては戦乱の 地、或いは観光とマグロ、カツオ等水産事業の点で馴染みの深い国であったが、現在は、世界資源と経済環境の変貌に伴い、2百海里ルールで繋がる大海洋国に 眠る海の資源、或いは資源国に於ける工業化激動の時代へと向かう、若人活躍の場である。  
第3週 4月23日 フィールドワークによる政府開発援助から民間の国際協力・交流へ カンボジア(一部東南アジ ア)におけるフィールドワークを事例として、政府開発援助(ODA)において行われてきた水資源開発の中でも農民組織が持つ役割を解説する。また、これま で学生が行っているNGO活動と比較しながら、国際協力から国際交流へと展開していく流れを解説し、参加型地域開発を身近なものとして捉えられるような講 義を行いたい。  
第4週 4月30日 JICAが行う政府開発援助の概要 政府開発援助(ODA)の 中でJICAが担当する事項や予算について概説した上で、JICAはどのような考え方で事業を計画し、実施しているかを説明する。人間の安全保障、キャパ シティ・デベロップメント(CD)、プロジェクト・サイクル・マネージメントなどについて具体例も交えて簡潔に述べる。さらに事業と市民との接点について も言及する。なお冒頭で、JECK担当者による、本講座全体の簡単なオリエンテーションを行う。(当初は4/9だったが、入れ替え)  
第5週 5月7日 ヨルダンの汚水処理後水の再利用と水質
-紛争下の水問題と和平構築への新水源-
ヨルダンの下水処理後の水 は貴重な新水源。再利用の方法を紹介。え!これが土?畑? 東アジアの住人には信じられないショック。中東紛争下の水問題と和平構築への新水源アプローチ が何故進まないのか。 死海の水、岩塩、盆地の堆積粘土などのサンプルも提示する。  
第6週 5月14日 カナダ企業における日本人技術者の葛藤と技術伝承活動 定年を前倒しして日本企業 を退職し、カナダ・バンクーバー郊外のカナダ企業へ転職した。カナダは移民による多民族国家と言われ、この国の企業社会に身をゆだね、同時に異文化を体感 すること、日本人技術者として集大成した自己の技量を国際社会の実務の場で評価することが主な目的であった。単一民族社会の島国日本で育った日本人技術者 がカナダ大陸を目指した背景、市民生活、企業社会の在り方や約4年間の技術活動の経緯、生活体験等を紹介する。
 
第7週 5月21日 開発途上国の農林業技術協力
―開発調査における土壌調査と、日本および世界の土壌資源問題について―
JICA技術協力プロジェ クトの専門家として、また開発調査事業の調査団員として、特に土壌調査方法の技術指導・技術移転および現地の土壌調査結果に基づく土壌図の作成・土壌改良 や土壌保全等の提言を行ってきた。その経験から日本と世界各地に分布している土壌の違いと、現在、日本・世界で起こっている土壌資源の問題点について述べ る。
 
第8週 6月4日 美食を支える国際協力
―水産資源開発の現場から―
市民の食卓を賑わす水産物 供給の過去・現在・将来について、水産業界で水産資源開発や海外合弁会社による資源開発事業、国際間の資源管理の現場を目にした講師が、国際的な水産資源 開発戦争と国際協力の歴史などを示しながら報告する。そのなかで、主要漁場の分布、水産資源の管轄権と管理責任、水産資源の保護、温暖化など自然環境の変 化と資源の変動、食生活のあり方などについても幅広く説明する。(当初は7/9だったが入れ替え)  
第9週 6月11日 地球環境保全の観点から石炭利用技術に係わる研究開発支援 石炭利用技術の研究開発は インドネシアのエネルギー政策の極めて重要な柱の一つであり、わが国に対しては継続性のある技術的、資金的支援への期待が大きい。これまで放置されてきた 低品位炭の利用技術開発と普及の支援例を紹介する。  
第10週 6月18日 日本の品質管理と標準化およびその国際協力 我が国工業製品の競争力の 基盤に、品質管理と標準化が大きく貢献しているのは周知の通りである。諸先人達は戦後のゼロからTQMに至る、日本独自の品質管理を発展させてきた。これ らは、アセアン諸国に対する一連の標準化支援、各種セミナーなどにより、各国に紹介され定着しつつある。この活動は、普遍的な管理技術に関するもので、大 変地味ではあるが非常に重要な活動であり、現在も続けられている国際支援の状況を紹介したい。  
第11週 6月25日 電気・電子分野における国際協力活動
―エジプト職業訓練事例およびヨルダン大学電気工学部事例―
エジプト通産省が管轄する 職業訓練4分野のティームリーダーとして体験した現地の実態、およびヨルダン大学電気工学部で体験した実例、その他、現地における日本の国際協力の実例を 紹介し、日本の国際技術協力の実態等を考察する。併せて、イスラム圏における市民の生活習慣、風習など社会的背景についても述べる。  
第12週 7月2日 パラグアイにおける食品管理分野の技術支援 パラグアイの国立食品栄養 研究所は企業への食品管理と指導、国民への栄養管理と指導を実践している。国が勧める全国民が栄養補給可能な食品が適切に製造されているか、分析・GMP 等を通しての技術支援を紹介する。  
第13週 7月9日 途上国における廃棄物処理の現状とわが国のODAの課題
―ケニア、エジプト、シリアの現状を中心に―
途上国における廃棄物処理 はごみの収集から最終処分に至るまで多くの課題を残している。特に最終処分場は単なるゴミ捨て場と化しており、それを糧に生活する人々も多い。本講義で は、このような実情を写真等で伝えることを中心テーマとする。この分野ではODAを実施する上でも課題が多く、それらの理由を説明すると共に、学生にも考 えてもらう。(当初は6/4だったが入れ替え)  
第14週 7月16日 ベトナムにおける中小企業振興支援と裾野産業育成支援:計画投資局、工業省政策戦略研究所、ベトナム商工会議所に席をおいて 1986年12月の第6回 党大会でドイモイ「刷新」政策が採択された。いわゆる社会主義体制を維持しつつ市場経済化に向けて改革開放路線が採られた。ベトナム戦争で疲弊しきったこ の国で、これらを軌道に乗せるには、ODAによる先進国の支援が求められ、その中で「中小企業振興」とそれを支える「裾野産業の育成」は、産業発展のため の喫緊の課題であり、JICA専門家としてこれらの支援に携わってきた内容を述べる。  
第15週 7月23日 計量制度の国際協力
―相手国(アジア、アラブ、南米等)の状況を勘案した法定計量の振興―
計量制度はその普遍的性格 から社会・経済の発展に応じ受け持ち範囲を拡げ、さらに地理的境界、社会的境界を超え制度の国際整合と統一を目指す動きが顕著。わが国は明治時代初頭から 当時の先進国と目された西欧の計量制度を取り入れ、現在は先進国の立場。計量制度は計量標準とその定着を図る法定計量から成る。特にわが国が逸早く対象と した環境計測を含む法定計量の実績と経験を相手国に如何に活かしてもらうか実践的に取り組んだ経緯・内容と課題を紹介する。  
第16週 7月30日 筆記試験