2008年ブラジル滞在日記 その10  by Keiichi YAMAZAKI
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38   夜のチューブ駅
   この写真は、夜の9時。場所は、バリグイのショッピング・センターのチューブ駅の1つ手前の駅。この駅で降りてもいいし、次の駅でもよい。この駅のすぐ右 手は、スラム街だった。スラム街に偏見をもつ必要はないが、都市によっては、スラム街は危ない(マフィアの巣になっている地区もある)。しかしクリチバで は、夜の9時に、危なさを感じない。この駅のまわりも、殺気だった雰囲気はなかった。むろん、夜だから、一定の注意・警戒心は必要だ。それは世界中、どこ でも、同じである。
 チューブ駅には、3車両連結の赤バスがくるが、10分もまってれば、すぐ次のがくる。それにのって、今すんでいるカルジュ区まで戻るためにかかった時間 は、約45分。バスの中は、10時をまわっても、たいへん混雑していた。親子3人での夕方のショッピングと食事だったが、帰宅は10時をまわってしまっ て、長男は途中で寝てしまった。
 さて、このバリグイのショッピング・センターは、映画館もある。隣に、フランス系のカリフールがあって、そこは食料品 (alimentação)もうっている。スイカも、キロ売り。リンゴもキロ売り。1個1個に値段がついていない。何十個も かって、いくらという世界である。
night_tube suika

39 今日は、暑かった。
 5月中旬というのは、秋のはずで、朝晩はすごく冷える。昼間も、寒い日は、セーターにジャケットに、さらにコートもいる。と ころが、今日の昼は、暑かった。真夏の太陽のような強い日差しであった。外は、上半身裸で歩いている人がいた(下の右側の写真の、右側の人)。違和感はな い。その気持ちがわかる、暑さだった。夜も冷え込まず、セーターだけで十分である。平成20年5月19日(月)記。
sol hadaka

40  子どものお菓子
 これはストロー(canudo)状の商品である。なかにストロベリーの味がついたお菓子がはいっている。それを牛乳にさして、牛乳を吸うと、ストローの 中の甘い飴が溶け出して、ストロベリー味の牛乳を飲むことができる。日本ではみかけたことがない仕組みというか、お菓子であった。商品名は、Sipahh (Trade Mark)で、「シュッパー」とか「チュルチュル」という、吸い込む音の感じからとった名前だろう。Nutrinho とあり、牛乳嫌いのこどもに牛乳を飲ませるための工夫のようである。つまり、saborizador de leiteと、副題がついている。製造者は、Unistraw Patent Holdings Limited社。製造場所は中国(fabricado na China)と、袋に印字されている。
juice 

41  中国の大地震
 中国の大地震の様子は、ショックである。こちらでも、おおきく報じられている。昨今、ブラジルと中国の経済関係は急速に太くなっており、おおくのブラジ ル人が中国にいるようだ。中国滞在中のブラジル人の様子も、盛んにTVで報じられている。
 写真は、本日(平成20年5月19日(月))の、Estado de São Paulo紙(ブラジルを代表する日刊紙)の一面記事(右側)と、中の記事である。いずれも大きく現場の写真を掲げている。
 ひとりでもおおくの被災者が救出されることを、祈りたい。
chinaterremoto  terremoto2

42 ポルトガル語小講座
 講座というよりも、自分のためのメモである。日本語もそうだが、よく似ていて、混乱しやすい用語がある。
-pagar, pegar、pedir     似ているが、順に、払う、取る、頼む、と、全然意味が違う。初心のうちは、なかなか混乱がおさまらないが、
  さすがにポルトガル語に慣れると、似ているとおもった初心の時代をわすれてしまうほど、この3つは異なる言葉であると実感する
  ようになる。ちなみに、padirという言葉はない(大辞典にはひょっとするとあるのかもしれないが、普通に使う語彙の範囲にはない)
-cadeia,  cadeira    鎖・チェーンと、椅子。ちなみにバスの中の椅子は、banco。ちなみに、bancoは、むろん、銀行の意味もある。
-carteira, cadeira   財布と、椅子
-carteira, carreira    財布と、キャリア
-cenoura, cebola  にんじんと、タマネギ