神田千鹿頭神社に伝わる「神田御柱」や「長持ち」と言った、伝統行事を後世に伝える「木遣り長持ち保存会」のご紹介です。
道なき道を威勢よく下る御柱 17mの御柱を見守る木遣り師と氏子たち 揃いのハッピで賑やかな子ども長持ち

「木遣り長持ち保存会」
会長 赤羽郁夫さん
元校長先生の赤羽さんは、子どもたちの指導にも熱心で、優しい人柄が人気です。
どんな団体? 神田では「7年に一度(実際には6年ごと)」、うさぎ・とりの干支の年に「御柱」と呼ばれる行事が行われます。
これは、地元の氏神様「神田千鹿頭神社」にまつわる神事で、2本の大木を山から切り出し、長い縄を付けて数百人で引っ張って運び、神社の境内に建立して奉納する、一大神事です。
木遣り長持ち保存会では、この御柱で披露される「木遣り唄」と「長持ち行列」の保存継承と、様々な技術の伝承を中心に活動しております。
主な活動は? 神田千鹿頭神社の御柱に関する行事や、毎年9月に行われる例大祭への長持ち行列巡行が主な活動です。
大人のみならず、小学生を中心に、次の世代への育成も盛んに行っております。
また、会員数の多さと団結力から、地元のボランティア活動にも積極的に参加し、松本ぼんぼんや市民祭など、松本市内各所で開催されるイベントにも、精力的に参加しております。
会の構成は? 会長、副会長を先頭に、保存継承部(木遣り唄、長持ち唄の継承)・組織拡大部(会員の勧誘、動員)・総務部(各種イベントの企画)・記録保存部(行事の映像、写真記録)の4部会構成にて、活動が行われています。
何人いるの? 現在の保存会員は80名ほどで、主力で活躍されている会員の平均年齢は40代です。
最近は、保存会の活動が地域の方々に広く知れ渡るようになり、大勢の若手会員が新しく増えてきております。
今後も、神田町会の元気ある若者の入会をお待ちしております!
過去の主な活動
1991年 松本ぼんぼん 踊り連参加(以降、現在まで毎年参加)
2010年 松本市民祭にて御柱行列が登場
1993年 松本城400年まつり 木遣り、長持ち披露
1993年 信州博覧会 ミニ御柱披露
1994年 松本空港ジェット化記念式典 木遣り、長持ち披露
2003年 松本市縄手通り 下町大道芸イベント参加
信州そば博覧会 記念式典 木遣り唄披露
松本市伊勢町通り 開通式典イベント参加
2010年 松本市民祭 ミニ御柱披露
今後の予定は? 平成23年に「御柱建立祭」が盛大に行われ、今は中休みの時期でもありますが、次の平成29年の御柱に向けて、常に練習に精を出しております。
松本市内のイベントには、いつでも駆け付ける体制が整っておりますので、是非、ご指名下さい!

平成13年7月
松本市の広報誌表紙を飾りました