栃木県

摩利支天塚古墳(まりしてんづかこふん)
・栃木県小山市飯塚
・5世紀末〜6世紀初頭
・国指定史跡(昭和53年7月)

 隣接する琵琶塚古墳とともに栃木県内で最大規模を誇る前方後円墳。全長約117メートル。周囲には幅約20メートルほどの大規模な周溝がめぐらされており、部分的に二重になっています。また、墳丘上には円筒埴輪が列を成して存在していたとされています。
 この古墳の被葬者は大和王権支配下の中で、はじめて下毛野国を統括した大首長であったとされています。
 現在は後円部に摩利支天社が祠られています。写真は北側のくびれ部から後円部をみたところです。日が暮れていたので真っ暗でした。

琵琶塚古墳(びわづかこふん)
・栃木県小山市飯塚
・6世紀前半
・国指定史跡(大正15年2月)

 栃木県内で最大の前方後円墳で全長は約123メートル。墳形や円筒埴輪などから隣接する摩利支天塚古墳に次いで築造されたとされています。摩利支天塚古墳同様、周囲には幅約20メートルほどの周溝がめぐらされており、東側と南側では二重になっています。
 周辺には吾妻古墳、甲塚古墳、国分寺愛宕塚古墳、山王塚古墳、丸塚古墳など多数の古墳があり、7世紀代にわたって古墳が築造された地域です。
 写真は北東から後円部を見たところ。手前は周溝だったところで現在は荒地もしくは畑になっている。

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