グヌン・ムル国立公園   世界遺産2000年11月登録

Gunung Mulu National Park World Heritage

 2006.01.10午後 コタキナバル国際空港から約55分で熱帯雨林が生い茂るサラワク州のジャングルの真ん中に有る。拠点となるムル空港へ着陸する。飛行機から降りた瞬間、ギラギラと照りつける太陽 凄い熱気を感じました。KK空港より暑い! 初めて行く州なので不安が心の中に宿るも、前を見るとガイドのリチャード氏が管理者の名前を書いた紙を提示している。ホットする間も無く入国審査へ行けと言っている。 拍子抜けする程簡単だった。リチャード氏が帰り便のリコンファームをしてくれた。同行する日本の若者T君と送迎ミニバスへ 約6分程度でロイヤルムルリゾートへ到着 ウェルカムドリンクで歓迎される。ゆっくり飲んでいると、約1時間後に1日目のツアーへ出発しますよとリチャードが言ってきた。急いで着替えてツアーの準備をする。
 

☆グヌンムル国立公園

 世界遺産に登録されているグヌン・ムル国立公園は、そのほとんどが手付かずの密林。周辺の洞窟群の全貌の60%は,まだ未踏査のままだそうです。グヌンとは現地語で山、ムルとは洞窟の意味で、標高2376メートルのムル山を最高峰に、その周囲の巨大なジャングルに数多くの洞窟が点在している。52,864ヘクタール(東京都に匹敵)の国立公園には、熱帯の激しい雨によって大地が浸食されて出来た。いくつもの大きな洞窟群が発見され、世界でもっともよく調査された熱帯カルスト地帯であるそうです。なかでもクリアウォーター・ケイブは、洞窟の全長が、なんと約107kmにも及ぶことが1994年の調査で判ったそうです。まだ未踏の地がほとんどというほどの広大なエリアだが、現在 トレッカーのために4つの洞窟が一般公開され( 注、ガイドの同行が絶対条件 )安心してジャングル・ウォ−クが楽しめるように整備されている。日本の鍾乳洞をイメージしていたら、そのスケールの違いにびっくりするはず。

☆ラングケイブ  1日目

 ホテルから車で国立公園まで移動する。国立公園本部からディア&ラングケイブまでは、木の歩道で整備された遊歩道を歩くこと約1時間で到着する予定。 そわそわしていたら、ツアーがスタートする ! リチャードの説明を受けながら歩く、途中 大木に複雑に絡みつく樹木を指して、「絞め殺しの木」だと リチャードがそう教えてくれた。毒矢の原料になるトプシン、薬草になるジャイアントパーン、巨大なアリなど熱帯特有の巨大な動植物を見学していくと3KMの道のりは短く感じられ、あっという間にラングケイブに到着。ディアケイブに隣接するこの洞窟は、1978年にこの洞窟を学問的に紹介したラング氏にちなんで付けられました。天井から吊り下がる複雑な形の鍾乳石やそそり立つ石筍、優雅なひだを刻む岩のカーテン。この洞窟は誕生して約20万年だという。20万年という歳月をリアルに感じるのは難しい。それでも1センチメートルの鍾乳石ができるのには40年から100年を要すると言うから気が遠くなる。

☆ウィンドケイブ 2日目

 ホテルの船着き場から、6人乗り程度のボートでムル山を源流とするメリナウ川を約20分程でウィンドケイブに、川を上る途中、プナン族の村に上陸すると、ずらりとみやげものが並べられていた。小さな村には小学校が1軒、そして少数民族たちの伝統的スタイルであるロングハウスが立ち並んでいる。プナン族はもともとは定住せず、食糧となるサゴの木を見つけてそのそばに小屋を造って生活し、食べ終えると別の場所に移動する森の民。しかし、この村では政府の保護によって定住を選んだ人々が暮らしているそうです。再度、船に乗りケイプ入り口に到着する。200Mくらい急坂を登る。その名前の通り、途中の狭い横穴で気持ちの良い風が通る。ここが熱帯雨林の中であることを忘れる瞬間。そしてクリアウォーターケイブに繋がっている穴の前を通り、キングスチャンバー(王の間)と呼ばれる最奥端に到達する。ここには1p成長するのに40年から100年はかかるといわれる高さ4〜6bの鍾乳石が林立し、荘厳な雰囲気が漂う。単純に計算すると6万年前から作られている空間である。

☆クリアウォーターケイブ  2日目

 ウィンドケイブから再度ボートに乗り、別の支流を約1分、クリアウォーターケイブに到着する。ここも200Mくらいの急坂を登る! 結構きついです。クリアウォーターケイブ から流れる水の色が泳ぐ魚を確認できるほど 入り口近くのテラスで、飲物やクッキー等が用意され束の間のティーブレイクを楽しむ 入り口付近では美しい女性のシルエットで観光客を魅了するレディーケイブに迎えられ、地下道では東南アジア最大級107qの広大な水路に導かれる。観光可能な箇所は、投光照明が備えてあるが、それ以外の未知なる洞窟が探検欲をそそります。クリアウォーターケイブから湧き出るエメラルドグリーン色の地下水がこの川に注ぎ込んでいる。 入り口は流れる川の源流であり、地下からの湧き水は美しく水浴も可能 皆さん、気持ち良さそうに泳いでました。(管理者の嫁も3人の日本の若者と泳いでました。)

 この旅行の最中、管理者は「素晴らしい」を連発していた。グレート! 大自然の驚異に脱帽するばかりで他の言葉が見つからない。この森は紛れもなく生きている。1億3000万年ともいわれる世界最古の熱帯雨林が広がるボルネオ島、コタキナバルから少し足をのばせば、こんな熱帯の大自然をまるごと体感できる。濃密なジャングルとそこに横たわる神秘的な洞窟。管理者はしっかり「はまって」しまった。ミュージックもアロマテラピーもいらない。この熱帯雨林に分け入れば、いとも簡単にそんな気分に陥ってしまうのだ。 管理者 

尚、この洞窟群の地底にある。世界最大といわれるサラワクチャンバーには、ジャンボジェット747が縦に8機!も入る巨大地下空間があるという。
  







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☆ディアケイブ 1日目

 ラングケイブから隣接のディアケイブへ移動 ムル山を貫通する ディアケイブに入る手前から、何かの臭いを感じながら洞窟内部へ進むと・・・・さらに臭いが強烈に、リチャードはコウモリの糞の臭いだと・・・ それでもスケールの大きさに感激して臭いどころではなくなってきました。まるでタイムスリップしたような不思議な感覚に・・・・・  このケイブの名前は、コウモリの糞から染み出した塩分が含まれた水を鹿が飲みに来たことに由来する。ディアケーブのエントランス・洞窟路は世界最大級で長さ2q、天井までは約120b、幅は広いところで175b、振り返るとリンカーン大統領の横顔のシルエットが現れる。洞窟内部はさらに巨大な穴が続く。 想像を遙かに超えた壮大な規模の大自然に驚きさえ覚えました。尚、巨大なエントリーはジャンボジェット機 ボーイング747がすっぽりと納まってしまうと言ってました。

 ディアケイブ、ラングケイブの見学が終われば、トレッカー達はコウモリが飛び立つのを見る見学シート(見学する場所が有る)を陣取る少し待つと最初の一群が姿を現す、わっと歓声が上がった。小さな点はやがて長く黒い帯となり、ゆるやかに形を変えながら、優雅に天空を流れていく。まるで、龍の舞いを見ているようだ。200万匹とも300万匹とも言われ、その真相のほどは定かではないが、コウモリは群れごとに飛んで行く ディア・ケイブには12種類のコウモリが棲息し、なかにはひと晩に100キロもの距離を飛ぶものもいるという。こうしてコウモリたちは夕暮れの夜を舞い、蚊や昆虫を食べて空腹を満たし、朝、洞窟へ帰っていくのだという。あたりが薄暗くなってきた頃、ようやく“大空に舞うコウモリショー”は終了した。あっという間に感じられたが、時間にして40分ほどだったろうか?雪山のように立ちはだかる石灰岩をバックに、様々な形に変化する黒い群のドラゴン・フライはムルのもう一つの風物詩となっている。

 帰路では、すっかり辺りは暗くなった。雨がポツリと来た樹林の中の遊歩道を3kmほど引き返す。都会ではもはや漆黒の闇を見ることはまずないが、闇の深さに興奮し神経は研ぎ澄まされ、雨音やかすかな音にも敏感になる。大自然の中にいると心が癒され 不思議と優しくなれる。