こんなの知ってた?

 今朝のNHKおはよう日本で取り上げていた「キレない子どもを育てる運動プログラム」について調べてみました。全国の保育園などで成果をあげているそうです。
 私も一年生から通わせようという父母から「そろばん入学前に算数の勉強はやっておいた方が良いですよね?」と聞かれると「いえ、いえ、今は外遊びや運動をいっぱいさせておいてください。」という考えです。幼少からの特別な筆算などの学習はそろばんではじゃまになる場合が多いのです。それより遊びで身体をきたえておいた方が良いと思っています。 2006/10/7

「柳沢運動」鼎でもスタート

「前頭葉の健全な発達を促し、キレない子どもを育てる」と、全国的な注目を集める幼児の基礎運動プログラム「柳沢運動」が、飯田下伊那地方でも広がりを見せている。飯田市立鼎みつば保育園、座光寺公民館に続いて、鼎公民館も7月から定期的な実践講座を開講する。15日に開いた事前説明会には、24組55人の親子が参加。幼児期の運動が、スポーツへの適応力や人格形成に大きな影響を及ぼすことなどを学んだ。

 柳沢運動は、松本短期大学幼児教育学科の柳澤秋孝教授が独自に考案した運動保育支援プログラム。脳の神経回路が8歳までに90%形成されること、学級崩壊や凶悪犯罪の低年齢化は前頭葉の未発達と深い関係があるという研究結果をふまえ、「外遊び」が少なくなった子どもが保護者と室内で行うさまざまな全身運動メニューが用意されている。

 運動能力のベースになる神経系が発達することは、劣等感や無力感に直接つながる運動コンプレックスを解消し、新しいことに挑戦する前向きな性格の形成や、感情をコントロールする意思や社会適応力などの発達を促すとされている。首都圏の難関幼稚園や小学校では、入試の必須科目に数年前から導入。県内では柳澤教授の地元・諏訪地方や上伊那で特に普及しており、田中康夫知事も最近になって興味を示している。

 鼎みつば保育園、座光寺・鼎公民館で日常の指導にあたるのは、柳澤教授の門下生で同園勤務の運動保育士、宮沢優紀さん。基礎運動を「スポーツ」と意識させず、遊びの一環として取り組めるよう配慮し、「熊さん歩き」「さつまいもゴロゴロ」「ひよこの逆立ち」などユニークな名前のついた運動を、楽しい雰囲気のなかで教えている。

製作・著作:南信州新聞社/南信州サイバーニュース   2005年6月18日