Sorobanという名前の小惑星が出来ました。発見者である徳島県の前野さんがつけてくれました。
現在、おとめ座とてんびん座の境界付近にありますが、19.7等級で市販の望遠鏡を使っても、肉眼では見えないそうです。
そろばんは日本の文化の一つであり、江戸の天文方も、暦の編集や彗星が出現したときなど、その軌道を求めるための計算にはそろばんがかかせない道具だったそうです。
このパソコンの時代にあって、そろばんを習うことこそが大切であるとの信念を持ってそろばん塾をやっている友人と、前野さん自身が挫折した珠算を全国で習っている方に敬意を表するため命名したということです。
国際天文学連合・小惑星センターの小惑星命名リストのURLです。 2005/8/18
http://cfa-www.harvard.edu/iau/lists/MPNames.html#S
Sorobanという星があることで、世界中のそろばんを習っている子どもたちにも、夢を語ってもらえたら嬉しく思います。これからもそろばんがますます普及されることを、お祈りいたします。 前野 拓
トモエそろばん通信より