今回はファクスでしか、情報が入りませんでしたので、ファクスを写しました。3月27日の読売新聞夕刊記事からです。

きままに ミュージアム

『計算用具ずらり』
東京理科大学近代科学資料館
JR飯田橋駅西口から徒歩5分、地下鉄ならB3出口から3分。新宿区神楽坂1の3。
午前10時〜午後4時。入館無料。月曜、休日と大学の休業日休み。03-5228-8224

 コンピューターのルーツとその発達を知ることができる。展示の中心は、東京理科大学OBの内山昭氏(故人)の1000点に及ぶ計算用具のコレクション。わらやコインなどを使う道具から、そろばん、計算尺、電卓まで時代順に並んでいる。
 そろばんは、紀元200年ごろのローマの「溝そろばん」(複製品)や、縦に置いて使うロシアやイランのそろばん、中国の占い用「円形そろばん」、江戸時代に森林買い付け人が使ったという「紙そろばん」など。古今東西、様々に使われていたことがわかり、見ているだけで楽しい。
 歯車式で動く手動計算機も。1642年にフランスのパスカルが発明した「パスカリーヌ」の複製品、1974年までに約50年間に50万台近く販売された「タイガー計算機」などが展示されている。
 「タイガー」は触れることもできる。四則計算をしてみると、掛け算以外はレバーとハンドルの操作手順が複雑で答えを出すのにひと苦労。複雑な計算も簡単にできる電卓のありがたさを痛感した。60年代に登場した電卓が、時代とともにみるみる小型化していく様子もわかる。